橘の部屋

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「続 夏目友人帳」#9【桜並木の彼-1】知ってて見てても、せつないよぅ(泣)

2009-03-03 22:36:38 | 夏目友人帳
分かっていたことですが、やっぱり切なくて…眼がうるうる潤みましたよ。
またまた文字オーバーなので、前半後半分けますー。すいません。
TBは前半の方に頂けると嬉しい。コメントはどちらでもOKですよー。


※注意:橘は原作ファンでもあり、しばしば原作との比較が本文中に出てきちゃいます。
そういうのが、お嫌な方は先に進まれませんようお願いいたします


フリーマーケットでグラタン皿を探す夏目。
原作では塔子さんが夏目に買ってきてとお願いするシーンも入ってたけど、
そこはカットかぁ。夏目、お遣いを頼まれたこともちょっと嬉しいんだよね。
ちなみに場所は七辻公園です。

お目当てのものを見つけて手を伸ばすと「夏目」とどこからか先生の声が。
売り物の本物の招き猫と並んでるところが笑えますよね。
うはーっ顔洗ってる顔洗ってる。
もうスタッフさん、これでもかと先生を動かしてくれてホント流石です。
原作ではトテトテと歩くだけなんだよ。
楽しませてくれるなぁ。

夏目が買おうとしているグラタン皿。塔子さん、滋さんと自分の分で3つ。
「って、私の分も…買わんかい~っ!!」
あは…「買わんか!」じゃなくて「買わんかい~っ」ですか和彦さん。
で、にゃんぱらりん?着地にも台詞付けるところが楽しいよね。
こーゆーの、絶対和彦さんが好きに付けてる気がします。
「もー一枚皿を買わせてくれるっ。さぁ立て、立つんだ夏目」
って自分で頭突きして倒しておきながらーもぉ先生ってばー。
その時、妙な気配が通り過ぎて行った。
アップになる夏目の瞳に、絵の枝が映る演出が面白いね。

あ~っすぐそっちに行っちゃうのね。
髪留め話はカット?ううう、これは残念。見たかったんだけどな。
例によって話を集中させるためだと分かりますけどね。
これやると、ますます塔子さんがヒロイン化するしね。

夏目が眼を留めた一枚の絵。枯れた木だけが描かれた寂しい印象の絵だ。
それを見つめていると気に入ったのかと出品者に声を掛けられ、
もう店を閉めるところだが売れ残ったからあげると言われてしまった。
かくして持ち帰った夏目はその絵を部屋に飾ることに。
枝ばかりでつまらん絵だと先生には不評。
「そうか?けっこう綺麗だと思うけど」
「え~っ?だ」
おいおい、それはダジャレですか先生。
つうか原作にない台詞ですが、アドリブっすか和彦さんっ。

いっそ花でも咲いていればよかったのにと思いつつ、
眠りにつく夏目。
うはーっ先生の寝息はちゃんとレギュラー化ですねっ。
やったねー李胡さんっ。毎回聞けて嬉しいねっ。
そして微妙に違う寝息になってるのがまた芸細かいわ和彦さんっ。

…にしてもさ…。
けっこう夏目って寝相悪いのね。
原作ではこんなに悪くありません。

翌朝…部屋に花が散らばっているのを見て
「なんだ…こりゃ…」
夏目まで松田優作ですか
どこから舞い込んだのか…。
ねぼけ気味の先生の声がまた可愛いわぁ。

花は、翌朝も次の朝も、同じように散らばっていて、
「酔ってどっかからむしって来てるんじゃないだろうな先生」
疑われたのは先生です。
って先生、そのまん丸な腹はなんじゃー。
ますます丸くなってきてませんか?
「失礼な!花なんぞに興味はないっ!」
と怒る先生。「ぷい、だっ。ぷいっ。ぷいー」
うははははっ。そのぷいっの台詞はアドリブですかーっ?
もぉ可愛いなぁ。

花が散りばめられるようになったのは、あの絵を飾った日から。
もし妖怪か何かの仕業なら早めに手を打たねばと思う夏目。

-この家に訪れる災いは俺が退けるんだ。

夏目、この家とこの家族が本当に大切になってるんだよね。
世話になってるから…という気持ちじゃなくて、
本当にこの人たちが大切だから。
よいことだ。

おーっ塔子さんのエビグラタンがすげぇ美味そう!!
私も食べたいぃぃぃ。けどカロリー高いんだよなぁグラタン。しくしく。

先生もちゃんといっちょまえに一人分で貰ってるグラタン。
猫舌なのよね。ふふふ。
ここの動きがまた可愛いよなぁ。

♪にゃにゃにゃーん
和彦さん、絶対遊んでるでしょ。
妖精(フェアリー)の仕業かもしれんと網持って夏目の布団に潜り込む先生。
「捕まえてやるのだぁぁ」
メルヘンな絵をありがとう。
「いないぞ、そんな非科学的なもん」
原作ではそういいつつ、眼を閉じてお休みモードなんだけど、
アニメでは弱ったような夏目の顔が美人~♪
そして先生に突っ込まれてます。
「ふーん、言い切れるか、ほれ。ほれ、どの口が言い切れるか。
ほれ、どの口だ」
ああ…確かに先生を前にそれは無いよな。
思い切り非科学的なヤツが目の前にいるわけで、
羽根突き人外の生き物だってお知り合いに何人もいるでしょう?
蝶の化身さんもいるじゃない。

と、そんな先生とじゃれ合ってると天井から物音が。
布団に潜ってしばらく様子を見ていると、天井板が一枚ススッとずれて、
にゅっと伸びた手から花がばら撒かれた。
やがてその犯人は身を乗り出し…面をつけた妖怪です。
叫ぶ夏目ですが…もういい加減、この手の妖にも慣れてるはずじゃ…。

先生が体当たりして、その妖-巳弥は布団の上に落ちてきた。
「私の縄張りに入るとは不愉快なヤツめ」
ちょっとおー、先生の結界ってたいしたことないんじゃないの?
けっこうちょくちょく入ってこられてますよね。
ちょびは大物だから仕方ないかと思ったけど、
そうでも無さそうなのまで、入ってきてませんか?
他の話も含めてね。

花はあの人に捧げたもの、お前には関係ないと巳弥は言う。
「この盗人め」
いや別に夏目は盗んだわけじゃないのよー。
「なーまいきなヤツめ、食ってやる」
先生のワナワナとした動きや苛々してるような目つきとか、
いいですねー。
巳弥の頭に喰らいついた先生ですが、なんと夏目に叱られて
妖にとってはもはや恐怖ともいえよう"夏目パンチ"くらっちゃいました。
「にゃは…なんで…どして…珍しく用心棒っぽいことやったのに…あ、あぁ…」
ヒクヒクした動きがまた良いです。
でもそーだよね。珍しく用心棒の役割果たしたのにね。酷いよね
で、和彦さんったらー!!
一人でぶつぶつ言ってるのが気になって仕方ないじゃないかっ。
そのせいで、巳弥と夏目の会話を聞き逃しちゃったよー。
巻き戻し巻き戻し…そしてまた先生の声を拾ってしまいそうになる私。
どんだけの威力だ、和彦さん。

ここには夏目と先生しかいない。あの人って何のことだと問う夏目に、
巳弥はそこにいるでは無いかと指を指す。
絵の中、木の陰に人間が…いました。
…というか出て来た…って感じで。
夏目の驚く声がリアルっす。
大きな声を出すな、八坂さまが驚くと巳弥に叱られちゃいました。
いやそれ以前に家の人が驚くよね。うんうん。
アニメではちゃんとそのフォローも入ったわ

この絵は元々巳弥のもので、うっかり置き忘れたのを人に拾われ
売られてしまったようだ。
「ついにはこんなみすぼらしい家に」
いやー田舎だけど、それなりに広くて普通の家じゃないですか。
みすぼらしくはないと思うのだが…。
返してもらうぞと巳弥は絵を外して持ち帰ろうとするが、
外れないのよねぇ。
釘で打ちつけたのかと巳弥が夏目を責めれば、
お前こそ妙なことしたんじゃないかと夏目も負けていない。
そんな二人をちろーと見ていた先生が大あくびするのが可愛い~。
ちゃんと随所に先生の動きを入れてくれますなぁ。

「仕方がない、外れるまで通わせてもらう」
巳弥のその発言に、先生まで飛び上がって驚いてら。
「私は巳弥、明日また来る」
障子を通り抜けて去る様が、なんか良いですねー。

「おい!不気味なもん置いていくなよっ!おい!」
うふふ、夏目がより神谷さんちっくだ。

-そして当然のように…

「ごめんください」
玄関から挨拶して入ってくるって、礼儀正しいよねー巳弥。

-翌日も、巳弥はやってきた。

「手を出せ小僧」
八坂さまが世話になってる礼だといって、夏目の手に蝶を置く。
綺麗な羽根の蝶。夏目も一瞬見とれるが、
「有り難いけど部屋で放すなよ」
と慌てるのが面白いよね。

八坂さまはかつては人だった。
花や蝶を見るのが好きだったと語る巳弥。
「人…だった?」
蝶2匹巳弥の肩に止まるまで、間を持つのが良いなと思ったよ。

ずっと昔、巳弥は桜並木の木の上で花見をしていた。
満開の桜が彼女の気持ちを大きくさせて、
浮かれた巳弥は桜に隠れたまま、彼に話し掛けてみたのだ。
「せっかくの桜よりも書物が大事か?花よりも文字を追うのが楽しいのか」
「桜も書物も大事です。そして、貴女と話すのも楽しそうだ」
八坂さまが男前だわー。原作ではあんまりはっきりは描かれてない感じなのよね。
正面顔も笑顔だから眼は糸だし
声も男前~。でも誰だかわかんなくてねぇ。
野島兄とか高橋広樹さんとかかしら…なんて思ってたら野島弟の方だった。
私、いっつもわかんないのよねぇ野島兄弟の声。
まだ兄の方が分かるかなぁ。
優しい穏やか口調だと、兄弟ちびっと似てませんか?うむむ。

あ、でも良い感じです。野島さんっ!

八坂さまは身体が弱く、でも名家の跡取りで自由になる時間がないのだと話した。
巳弥を妖とは気づかず、通ってきては話をして。
「私は…妖だと気づかれるのが怖くなった」
その言葉に、夏目が反応しましたね。

だから身を隠す桜のない時期は、巳弥はその並木へは行かず、
二人は花の季節だけ語らう友となったのだ。

いつか自由になれたら気ままに旅をしたいと言っていた八坂さま。
色んな地の美しい草花を見て回れたらきっと素敵でしょう、と。
「巳弥、なぜだろう、貴女には聞いてもらいたいことが、いっぱいあるんです」

そんな春が幾度か過ぎてある年、パタリと彼が来なくなった。
待てども待てども。次の春も、その次の春も。
巳弥は彼を探しまわった。どこを探せばよいのかも分からぬまま。
そしてついに見つけたあの絵。
絵師として有名な妖が描いたあの冬の並木の絵の中に彼がいた。
人の世が疎ましくなって、絵の中に逃げ込んでしまったのだろうと巳弥は言う。
だから巳弥はその絵を貰い、八坂さまを慰めるために共に旅を始めたのだ。
「いつの日か、彼の心が癒えたら、きっと中から出てきてくれるだろう
そうしたら、また彼と再び語らうのだ」
そんな巳弥を見つめる夏目と先生の眼が…ね。
もうこの辺りから切ないですよねぇ。

そうそう。原作では巳弥は最初、異形の顔を見せて八坂さまを脅すつもり
だったと言ってます。あまり楽しそうに話しかけてくるから機会を失った、と。
カットすると、ちょっと巳弥の印象が違ってきますよね。
まぁ結果は一緒なんだけどさ。

お手数ですが、後半感想は、

「続 夏目友人帳」#9【桜並木の彼-2】塔子さんがヒロインよね。

をご覧下さい。長くてゴメンねー。


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