橘の部屋

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「花咲ける青少年」#11【アイのカタチ】浪川さんのマハティ、楽しみました。

2009-06-17 21:45:38 | 終わったアニメ
先週見るのにめっさ苦労した「花咲」今週はマシでした。
昨夜YouTubeで見れたので~。
中国系のはやっぱり見てて途中で落ちたりしてダメだった。
一番よくお世話になってるVeohさんトコは、
「レギオス」や「ヘタリア」は早いのだけど、「花咲」はUPされないのよね。
おのずと系統ができちゃってるのかしら…。

今回も作画は…凄く悪くはないけど良くもないし不安定で顔が良く変わる…
というレベルでしたね。
今回はユージィン居ないからいっか、と思ってる私ってダメですかね。
それより服のダサさが気になって仕方ない。特に立人~。

あらすじは公式HPより。

第11話 アイのカタチ
ルマティの写真を見て、突如発作を起こし倒れたフレド。
花鹿たちが心配で見守る中、眠るフレドは、うわ言でルマティの
祖父である「マハティ」の名を呟く。その言葉に引っかかりを感
じる立人。一方の花鹿は、このままフレドが自分の前から居なく
なってしまうのではないかと不安に陥り、これまで迷い誰にも告
げずにしまい込んでいた悩みを立人に明かす。



おやおや、退屈だからってマハティ、いきなり風呂場覗いちゃあかんやろ。
あら…でも王子にお湯ぶっかけるキャスリーンもなかなかよね。
マハティへの平手打ちを代わりに受けるジャビル。
「呆れた忠義心ね」
マハティはマハティで、神の代理人たる自分を殴ろうとしたのかとビックリしてるし…。

刺客がやってきましたよ。
ジャビルにここは死守しろというマハティ。
「命を神と王家に捧げることを許す」
死守、が文字通りなわけだ。
それが彼らには栄誉な事なのだから、参りますよねー。
キャスリーンと共に窓から逃げるマハティ。

「対極が見えなくて、指導者と言えるか!」
工事現場の鉄骨の上から刺客たちに物申すところはカッコ良い~。
ルマティとは風格が違いますな。
「王の声だ」
キャスリーンが思わずこぼしたように、
マハティはこの若さで王の器ですよね。
刺客たちが膝を地に付け恭しく頭を垂れる。
生まれながらの王とは、こういう人なのよね。

死ぬ気だったジャビルですが…役に立ちませんでしたね。
ハッサン将軍の寄越した援軍のおかげで、助かりました。
ドアの前に刺客が転がってます。

「早く警察に行かなきゃ」
ジャビルを心配するキャスリーンに、
ジャビルには死を許したから誇りを持って死んだだろうとマハティは答える。
「本気で言ってるの?」
「王が死を許すのは、国家存亡に関わる時のみ。ジャビルの一族は
このことによって永遠に語り継がれる」
そんなマハティに、王の資格なんか無いと怒るキャスリーン。
人として自分の為に命を投げ出してくれた人が、死んで構わないなんて…
「そんなヤツ、大嫌い!!」
ちょっとショック?そんな顔してるよねマハティ。

お付の人が居ないと何も出来ないのに大きな顔をするな、か。
気持ちは分かるけど、王子なんだから、そこは仕方ないっしょー。
王子として育ったのはマハティのせいじゃないしなぁ。
「アンタなんか、何にも知らない赤ん坊よ!」
バシッ!
キャスリーン、ぶたれちゃいましたが、ぶった方が泣いてますよ。
死んだ母親と、女はか弱い、庇ってやれと、
決して手を上げたりしてはいけないと約束したのに破る羽目になったと。

彼は羞恥心を知らない。大人を従わせたかと思えば、
まるで5つか6つの子供のように泣く。
この並外れた育ちの良さには敵わない。

-綺麗…まるで真珠みたい。

ぽろぽろと頬をこぼれる涙に、キャスリーンは見とれた。

そしてマハティの涙に誘われるように、空も泣き始めました。

まだ泣いてるマハティに悪かったと謝ったキャスリーンは、
自分の身の上を話します。
13歳の時、オクラハマから両親と出てきたけど、二人とも病気で無くしたこと。
失業して食べるものもなくて。彼女は飢えを知った。
王様というのは、国がそんな風にならないようにする人。
「アンタさ、王様になったら、みんなを幸せにしてあげてね。
誰も寒さに震えたり、お腹空かせたりしないように」
もう誰にもじゃがいもの皮なんかかじらせたくない。
だから幸せにしてあげてねとマハティを見るキャスリーンの瞳にも
光るものがありました。
帝王学の教師が難しい言葉で教えたこと、それを初めて今理解できたと
マハティは思う。

-王とは、王冠とは、国家とは、なんなのかを。

夜明けまでクラブに隠れてることにした二人。
女の前で頭の布を取れば、好き、という意味になるけど、
キャスリーンは奥侍女だから良いそうだ。
暖かいスープを初めて飲んだマハティ。
本当に自分は何も知らないとちょっと暗くなってます。

白人を嫌っていたが、本当に自分は白人を知っていたのか。
初めてまじかで見た白人はキャスリーンだ。
あまりに違っていて驚き、気味が悪いとすら思った。
だが今は、母の面影より美しいと思ってる。

ジャビルは暖かさを知っていただろうか。
知らぬまま死んだのなら、哀れだ。
栄誉ある死とはいえ、哀れだとマハティがまた涙をこぼす。
「無知であるというのは、哀れな事だ」
マハティの涙を手でぬぐい、キスをするキャスリーン。
で…そのまま…
ヤっちゃったんですね…。

翌朝、結婚しようと言い出すマハティ。
ハッサンたちは大慌てです。
マハティったらもう神前で婚約も済ませてたそうで…。
でも彼は、国家の為なら、あらゆる犠牲を払うが、
自らの伴侶さえ自由にならないなら王とはいえない、と。
たった一日で何があったのか。
とんでもない事言い出した王子に面食らいつつも、彼の成長に眼を見張るハッサン。

ジャビルはキャスリーンに姿を消すよう伝える。
この二日間のことは夢、そう思おうとしたキャスリーンは、
初めて自分の気持ちに気づく。
こんなに好きになっていた、マハティのことを。
フレドの胸で泣くキャスリーンが切ないです。

最後にひと目、見ようと国際会議の会場に来たのね。
で、マハティは見つけちゃった、と。
愛の力って凄い。
追いかけて、頭の布を取り、
「天の神々も照覧あれ!私はお前に求婚するぞ!」
これは感動するよねぇ。
「マハティ、あんたって人は」
と、マハティの後ろに暗殺者が…。
キャスリーンが庇うように飛び出しからヒヤヒヤしましたよ。
まぁここで死んでたらハリーは生まれませんから、
死ぬはずはないのだけどね。

王妃の証としての指輪をキャスリーンの指にはめるマハティ。
必ず父を説得する。
「フレド、必ずキャスリーンを迎えに来る。それまで頼むぞ、我が友よ」
すぐに迎えに来ると笑顔でマハティは手を振ったけど、
キャスリーンは身を引いたんだよね。
そしてフレドがキャスリーンのお腹の子の育ての親に立候補した。

でもさ…妊娠してると分かるのが早すぎやしませんか?
って突っ込みはしちゃいかんところ?

うわごとでマハティの名を呼ぶ、現フレド。
傍らで花鹿が心配して、彼の手を握ってる。
心臓が弱ってるのに、何故言ってくれなかったのかと泣きそうな花鹿。

部屋から出た立人は、フレドのうわ言を不審に思う。
ノエイの言ってた台詞を合わせると…ハリーの出生の秘密が、
想像つきますよねぇ。

「私、フレドの孫じゃ、ないかもしれない」
ずっと悩んでいたことを立人に話す花鹿。

キャスリーン自らばらしてたんかいっ!!

大好きなキャスリーンが、大好きなフレドを裏切っていたなんて
考えたくない花鹿。
でもフレドが知らずにいるのはフェアじゃないと感じてるようで。
花鹿が感じてることを察して、自分から話し始めるフレド。
こんな形の愛もあるのさ。
二人は二人なりに、愛し合っていた。
多分、戦友のような関係だったんじゃないかしら。
ハリーを受け入れられたのは、ハリーの父親であるマハティを
フレドも愛していたから。
うんうん、フレドは良い男ですね。

書いていたマハティの物語を燃やしてしまうのですね、フレド。
世に出せる話ではないものね。

立人はハリーに似ている、とフレドが言う。
分からなくて良いことまで分かってしまう。
「可哀想な子だ。だが君はハリーほど強くない」
立人のような繊細な人間は実業界には向かないだろうとフレド。
小説家の観察力も、バカにしたもんじゃないぞ、と。

フレドが看護士を置く事を承諾したそうで、ちょっと前進ですね。
立人が元気ないことも見抜く花鹿。
あぁでもね、花鹿。ちょっと元気の無い立人の声も、私、大好物(おい

嵐が来る。
それはこの地の空だけじゃ、なそさうですよ。

マハティ編、そういえばそうだったなぁと懐かしく思いながら見ました。
原作うろ覚えの身なので
マハティな浪川さん声が良かったわー。
ルマティ声もまんまですが、好みとしてはちょっと低めで男臭い方が好きなので。
楽しませて頂きました~。

で、相変わらず立人な森川さん声が、堪りません。
作画があんまり…だったからときめきも弱めでしたが、
声はほんといかにも立人で…幸せ。
なんで今頃アニメ化?な花咲ですが、
今だからこそ、このキャストが可能なんですよね。
当時アニメ化してたら、声は誰がやっただろうか。

立人を森川さんで聴ける幸せを、今回もまたかみ締めましたわ。
なにげない台詞すら全部集めて取っておきたくなるねぇ。


次回はユージィンが屋敷にやってきて、ルマティも政務でアメリカに~。
べッドで手を握るルマティと花鹿は、どー見ても恋人より兄妹(姉弟)だよね。



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