コム * デ * マクロビアン

パリでゆっくり穀物菜食 、贅沢貧乏の日記

フレンチマクロビアン elle est macrobienne ☆

2006-04-30 | マクロビオティック
  友達の彼=友達からのプレゼント、フランセのマクロビレシピ本。Debard社から1980年刊行のこの本、’70sの香りプンプンでとっても素敵☆どうやら彼の家の本棚にあったらしい=彼はマクロビオティックに興味があった!という事ですね。今度じっくり聞いてみたいと思います。

  まだパラパラめくって見てるだけですが、充実度満点のレシピだけでなく、陰陽について、マクロビオティックに欠かせない日本食材の説明(AMASAKE, ANKAKE, KOJI, KUZU, NATTO, NIGARI, SURIBACHI,etc...)、食品成分表、フランスでのマクロビ便利アドレスetc...宝の一冊となりそうです。

筆者エレヌ マガリノス氏の割烹着姿とヘアスタイル、もう抜群にキュート♡

フェット fete

2006-04-29 | 日々のことvie quotidienne
  夕べはちょっと祝いたい事があったので、久しぶりに友達を呼んでみました。兎小屋の定員はすぐいっぱいになってしまうので、七人入るともう飽和状態です。パリに戻って十年、素敵な人達にいっぱい出会い、いつかそんな友達み〜んな呼んで、大きなフェットをしたいなと常々思います。やはり農村での暮らししかないかな?

 よそ様を招くにあたってのマクロビメニューは、結構頭を抱えます。色々悩んだ末の夕べのメニューは、
   
   オリーヴ、アーモンド、ウムス(つまみ)
   ファラフェル
   グリーンアスパラとポロねぎのマリネ
   玄米パエリア
   普段は御法度のチーズの盛り合わせ
   デザートは、超シンプルに、苺

 マクロビの友、○カちゃんが持って来てくれたお手製の一品、”きゅうりとこんにゃく(しらたき)サラダ”豆腐マヨネーズに胡麻油がきいてて美味しかったです。こんな自己中心的なマクロビメニューをフランス人達も”セッボン、セッボン”旨いうまい☆と食べてくれてました。ありがとう。

さて、一夜明けた今日のお仕事、皿洗い(写真は一部)は,皆様御承知の通り、我が家には食器洗い機などという文明の力はありませんので...私作る人、彼洗う人デス。ガ、ン、バ、レ!

フガス  une fougasse

2006-04-27 | おかず系  sale
  フガスは、ピザの様な白い生地にベーコンやオニオン、オリーヴの入った南フランスのパンです。私は昔からドイツのパンの様に黒くてずっしりして、ちょっと酸味のあるパンが好きなのですが、周りカリカリ中はもちっ☆とした白いフガスだけは特別です。

 酵母作りは、あれっきり再開してませんが、先日ヌーボーロバンソンで”天然小麦酵母”というドライイーストより、もうちょっと身体に優しそうなシロモノを見つけたので、これを使って”フガスオゾリーヴ”、オリーヴ入りフガス作りに挑戦!

...捏ねてこねて第一次発酵。わ〜い膨らむ!ハート型におさめてオリーヴと一緒に第二次発酵、そしてオーブンへ。
仕上がりは、フガスと言うよりアラブのパンに近い感じで、ちょっとガッカリ...。

今回、フガスのレシピを見たのではなく、実は、イタリアのフォッカッチャの作り方を参照したのですが、やっぱり間違いだったかなあ?フォッカッチャは食べた事もなくて、何となくフガスと近い様に思えたのだけど...甘かった。

パワーランチ☆  the power lunch☆

2006-04-26 | おかず系  sale
 きょうは、マクロビパワーランチ!”車麩のみそカツ丼”です。”肉が無くて何がカツじゃ!”と文句が出そうですが...レシピは、カノウユミコさんの”菜菜ごはん”からです。せっかく日本から届いた食材、車麩に花を持たせてみました。上にのせる麦味噌ソースには、野菜(今日は人参、玉ねぎ、いんげん。でもレシピにあったのは、赤ピーマン、グリンピース。)と一緒に林檎を入れるのがポイントです。
 なかなかのボリューム、ふうっ〜食べた〜!という感じ。本物のカツ丼を食べる事は、もうちょっとイメージ出来ないな...。これでちょっと陽性に、元気が出そうデス☆
 

足湯  bain de pieds

2006-04-25 | マクロビオティック
 遅刻ギリギリで駆け込んだ、二度目の薬膳教室。
”季節の陰陽”についての講議から始まり、調理実習中も大西先生のお話は、明治時代、石塚左玄により創始されたマクロビオティック食療法を現代社会に適応させ、尚かつヨーロッパの気候風土をレスペクトした内容なので、とても実践的で説得力があります。

 なんちゃって自己流マクロビアンなどと調子にのっていた私は、先生の貌診により陰性で冷え性なのをすぐ見破られ(?)アドバイスを頂く。食事法以外での先生の一押しは、毎晩就寝前の”生姜の足湯”。膝下までを生姜湯(生姜の粉大さじ1〜2杯)に浸け、熱が逃げない様にバスタオルで覆います。
”全身から汗が出てきますよ”という先生のお言葉。
早速、袋入りでお得な生姜の粉(gingembre moulu)を求めて中華スーパーへ!(一袋100g入り1ユーロ30でした。)

本当!すごい、読書しながらの足湯、もうお湯が冷めても良い頃なのにどんどんほてってくる。全身ポカポカになって、血のめぐりを感じます。
足湯はこの冬、自分でも思いついて、海の塩を入れてやってみましたが、この生姜の効果はすごいです。ハマムより良いかも☆

フヌイユ 茴香 フェンネル fenouil

2006-04-24 | 山のもの  de la terre
フヌイユは日本語で茴香(ういきょう)フェンネル、イタリア料理ではフェノッキオで、魚料理によく使われるようです。
 分からない事があると(特に食に関して)私のパリのママン(?)、サビーヌに何でも質問するのですが、フヌイユは”女性にはとても良い”野菜だそうです。詳しい事はわかりませぬが婦人科系に良いという事でしょう...。
茎、葉、種とそれぞれ食べます。種は消化を助け、デトクス、利尿作用があるそう。よくインド料理店のレジの横にお皿にのって置いてありますが”お口直し”以外にこんな役目があったのですね。

 セロリのお化けの様な、フヌイユの茎は独自のすーっとする甘い香りがあって、これは南フランスのオヤジの飲み物”パスティス”(パリでもどこでも特に男衆は好んでアペリティフに飲みます)と似ています。生でサラダにしても食べる様ですが、私はアニス系(パスティスの香りのもと)の味はそんなに好みでないので、火を通して食べます。
 薄切りにしたフヌイユを厚手の鍋で軽く炒めて、塩、胡椒、りんごジュース少々と蒸し煮にすると(そこに白身魚のフィレを入れてもOK)、生の時の様なクセもなくなり、美味しく頂けます。一度突然の来客があった時に、フライパンでサッと炒めて付け合わせに出したら硬さとスジっぽさがとれず失敗でした...。フヌイユは私にとって、まだまだ研究の必要な食材のひとつです。

オリーヴ les olives

2006-04-22 | 山のもの  de la terre
オリーヴの好みは、緑派、黒派に分かれる様ですが、私は緑派です。黒もモノによっては好きです。
うちの近所のマルシェに出る乾物&オリーヴ屋、フローランスさんとオリヴィエさんとこのオリーヴは、もうここ数年欠かせません。色々種類もありますが(ハーヴ風味、ニンニク風味、ピリ辛etc...)私が買うのはいつもベーシックなolives vertes緑オリーヴです。素朴な美味しさがたまりません。
スコップで掬いながら”これ位?”と聞かれると、いつも”アンコー!””もっと!”と、最低もうひと掬いは頼みます。料理にも使えるし、そのままつまみだすと止まらなくなります。
 ここの緑オリーヴの事を教えてくれた近所に住んでた友人達は、今は日本で暮らしているのですが、去年里帰りの時にお土産に持って行ったら、とても懐かしがって喜んでくれました。

今回黒オリーヴも買ったのは、オリ−ブ入りのしょっぱいケーキを作ってみたいな...と思って。先日パーティー先で食べて美味しかったので、レシピは無いのですがトライしてみようと思います。成功したら日記に書きましょう☆

春、花の種  printemps et graines des fleurs

2006-04-21 | 花と緑  les plantes
何故フランスはこうなのかな?と、毎年思うのですが、季節の変わり目がとても極端です。今日はとても良いお天気で、それはとても嬉しいのですが、私はツイードのコートの下に半袖のTシャツ、で、足元は黒いタイツ...というとてもちぐはぐな格好をしていました。そして途中から暑くなってきたので、コートは手に持って歩くはめになります。
道行く人々は、皆晴れ晴れと幸せそうな顔をしているので、相乗効果で更に気持ち良くなれます。太陽の効果はすごいです。

 今年は三月、四月と又特にお天気が悪かったので、三月に蒔くべき花の種を四月の初めまで遅らせてしまいました。数日前から芽が出て、ニョキニョキしています。
 一つは(真ん中の鉢)、去年の夏の終わりに収穫しておいたカプシーヌの種で、黄色かオレンジの可憐な花が咲く予定です。
同じカプシーヌでも、サンマロから取ってきた種の方(右の鉢)は、一向に芽が出ません。どうしてだろう?パリが嫌いなのかもしれません、ブルトンは頑固者ですから。
 もう一つの鉢(左)は、サビーヌがくれた、本人も何だったか覚えていない花の種です。今のところ、カプシーヌと全く同じ様に成長していますが、どんな花が咲くかは...お楽しみです☆

ありがとう  Merci

2006-04-20 | いただきもの  les cadeaux
昨日ポストに不在通知が届いていたので、今日郵便局へ受け取りに行く。わくわく、何が届いたのかおおよそ見当はついている。きっと一ヵ月以上前にお願いしておいた、日本からの乾物類だワ。
分かっていても開けるのは楽しい〜、中身を見て嬉しい〜!ありがとう、遠く離れた家族の愛♡

それにしても、日本のパッケージのキャッチフレーズはすごいですね。”健康食品”とか”カルシウム豊富”などというのは当たり前で、結構ドキドキしたのが”海藻美人”、”伝統の長寿食”ですって。

普通の人ならこれだけあれば、しばらく持つのでしょうが、マクロビ食生活ではきっとあっという間に底をついてしまうのでしょう...。大切に頂きます、メルシー☆

ラーカンシエル l'arc en ciel

2006-04-19 | おでかけ  sortir
我が家から徒歩3分程の公園の脇にある”ラーカンシエル”(仏語で”虹”)は、パリでも数少ないマクロビオティックのお店です。
 とても地味な店構えですが、他のビオのお店では手に入りづらい野菜、ごぼう(bardane),やまのいも(igname)、栗かぼちゃ(potimarron)もここには殆どいつもあります。書店で手に入らないマクロビオティックの本も買えます。

 1968年にCIMO(Centre International Macrobiotique Osawa)インターナショナルマクロビオティックオオサワセンターと隣り合わせに創業されたラーカンシエルは、最初ちょっと入りづらい雰囲気でしたが、二代目という現在の店主は話すととても優しく、穏やかなマクロビオティック歴25年という筋金入りのムッシューです。

何でもすぐ運命とか、神秘的に考えがち(単純?)な私にとって、家から目と鼻の先にあったこのCIMOとラーカンシエルは、とっても不思議な存在です。

"l'arc en ciel" 8,rue Rochebrune 75011 PARIS