今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

タレで様々な料理を。

2015年11月16日 | 今日の料理
亡き父に教わったやきとりのタレを作った。
(父は料理が大嫌いだったので、大匙・小匙の感覚が間違っていた。最初はものスゴイ苦労したし、苦しんだよ。どんなに自分が料理や仕込み、後片付け・掃除・最後は伝票の計算までを朝方まで頑張っても全部父がやっていることになっていて、外の店に行くまで仕事仲間も居なくてただただ虚しかった。給料なんて家賃で殆ど持っていかれるから月4万、貯金して、料理の研究に材料を自腹で買って、休日に友達とカラオケでもして終わった。そんな毎日でいつも休憩時間に路地裏で苦しくて寂しくてあまりに悲しくて泣いていた。報われないことのなんとツラいことか。家だから親を捨てて逃げる訳にもいかなかった。)







作る度に前より、上手く出来る自分が居る事は、皮肉なもんだなと思う。
血が不味いものを作れないんだ(勿論、ごくたまには失敗して美味しくない事もあるが、それが身体を使う仕事だよな。メジャーリガーや、サッカー選手じゃないけれど。)。

今回、豚ひき肉のツナギ無しでハンバーグのようなモノを作って、素材との相性を確認してみた。そして自分はタレより、塩派だ。フランスでは焼き鳥のタレを「ハイ、ソースね」とポンと置かれた時に面食らった覚えがある。

次に、一応、キチンとハンバーグも作れるんだよという意味で、基本的なハンバーグを作ってみた。意外に大人の男は何を食べているか分からないハンバーグは好きではない(美味しいと言われる所でも食べたが美味しいと思った事が無い、コネ過ぎというか、高級で美味しいと言われる所ほど軟らか過ぎるんだ、豆腐ハンバーグのように・・・)、が、今回ある程度基本的にこうかな?みたいな感じで作ったら、過去今まで食べてきたハンバーグの中で1番美味しいハンバーグが出来た。(スグにレシピをメモしたが、後日PCのHDがぶっ飛んで幻のレシピとなってしまった)

一応、基本はあまりコネ過ぎて、手の熱を伝え過ぎないようにしたことと(←ウインナ造りがそうだよね、似ているかな?って)タマネギはガリガリさせないである程度だが(←基本、ハンバーグ好きではないので)シッカリ炒めた。

適度な弾力が出れば良いのと、100gでも美味しければそれは十分満足出来るのだなと解った。

タレが有ると便利っちゃあ便利だ。家庭のグリルで焼くのは限界があるが、↓レバーも美味しい。


鶏肉は勿論、豚肩ロースの塊を50g切り取って3つに切り、

何度も切ってもピタリと50gになる自分にちょっと驚いた。人間慣れだな。

串に刺し、(グリルやコンロなので鉄串なのが残念。焼き台で焼きたい時がごくたまに無性にある。指紋無くなるまで串を焼いたから、指紋認証が本当に感知しない時がある。)

様子を見ながら付け焼きし、食す。

因みに、ボイルした豚肩ロースは?(やはりこれもピタリと50g)と実験してみると、やっぱり上記の生から焼いた方が美味しいね。(解ってはいるんだけれど、店で出す時、生からだと時間かかっちゃって、盛り合わせ10皿とか一気に頼まれると、混乱するし他のお客様が遅れてしまうし、どうしても捨てきれないが、やはり味を優先させたい。)


茹でた豚肉をたまたま食べれなくて冷えてしまったものに漬けても、豚丼になる。

左は、ボイルした時の茹で汁で作った豚汁。
(薬味は両方に使える。)


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