中国生活日記~蘇州統一編~

蘇州統一しました

ヤマなし、オチなし、イミなし

2015-07-28 15:00:44 | 小話

「大阪人なんだからツッコめよ」とか言ってくる馬鹿がいるけど、
その理論で言うなら富山人はみんな薬売ってなくちゃならないだろう。

どうもえのです。

タブー
犯してはならない決まりごとの意味である。
宗教的なもの、社会的なもの、個人的なもの、様々なタブーが存在する世の中を私達は生きている。
その中で知らず知らずのうちに社会的タブーを犯しているものもいるだろう。
無数に存在する社会のタブーを全て把握することなど不可能なのだ。
ハプニングバーで乱痴気騒ぎしてたら警察がやって来て「公衆わいせつ罪でみんな逮捕」なんていわれて「ハプンニングバーってそういうところじゃないの?」って言っても「そういう決まり」なんですよね。うん、意味わかんないけど。

まぁ社会の決まりっていうのは、注意してまっとうな生活を送っていたらそうそう犯すことは無いと思うんですけど、ややこしいのが個人的なタブーです。一個人の勝手な決め事があったりするんですよね。こいつのほうがある意味ややこしくって、地雷みたいに点在してて知らぬうちにボカンですからね。
「はぁ?シーザーサラダは食べれない?注文したとき黙ってたやんか。匂いがダメ?しらへんよ。え?大根のパリパリサラダをもう一つ?そんなにサラダばっかり食えるかよ。いや、意味わかんないってのが意味わかんねぇよ。シーザーは食べられないなんてしらねぇよ!どうすんだよこれ、シーザーに謝れよ!…いやいやいやいや、ごめんごめんごめんごめん止めて泣かないで!すみませ~ん!!大根のパリパリサラダ一つくださ~い!!」
こういうヤツが実際にいましたからね。そんでやって来た大根のパリパリサラダも2口くらいしか食いやがらないの。残されたシーザーサラダと大根のパリパリサラダの気持ち考えたことあるのかと。サラダなんて女子供が食べる食べ物ですから、そのために注文したのに、最終的にえのが食べる羽目になるんですよ。シーザーはまだいいですよ。こってりしてますから。大根のパリパリサラダの終盤なんて水分が出てシナシナになってますからね。誰が金払うと思ってんだと。その上、こいつはうつ病をわずらった挙句、他のうつ病の男と浮気して「あの人には私がついていてあげないといけないの」とか世迷いごとを言い出して家を出て行きやがったんですよ。お前が同棲したいとか言い出したから部屋かりて家具まで揃えたのに半年で出て行くっておいどういうことだ金返せバカタレって、まぁこれ全然関係なくてただの愚痴になるんですけども。
そういえば、昨日夜スマホで音ゲーやってたら後から来た嫁が隣でドラマを見始めまして、えののゲーム音がうるさかったんでしょう、スマホをむんずと掴んで「ウルサイ、ヤメロ」と耳元で呟かれました。えのが先にやって様が何しようが嫁のドラマを邪魔してはいけない決まりなんですよ。これも全然関係ないですね。ハハハ…。


話はちょっと変わるんですけど、えのもこないだ自分の中のタブーを犯しましてね。
えのは高2の時、洋物を卒業したんですよ。ロシアンとか超綺麗なんですけど、あのシーハーシーハーが好きになれなくてね。童貞の癖に「実際にシーハーシーハーいうヤツなんていねぇよ、演技乙」みたいな斜に構えてたヤツだったんですよ。その時からえのの中で洋物はタブーになったんですよ。

でもえのももう齢30を回って、好き嫌いする歳でもなくなったなぁと最近思うようになりましてね。元来、ストライクゾーンは広くて「バットが届けばボールは打てる」って長嶋茂雄みたいな考えの持ち主だったヤツがですよ、洋物は別みたいな考え方をするのもどうかと思いましてね、いままでのお詫びをかねてガッツリ洋物を見てみよう、英語はわからないけど、恐らく導入部分にあるインタビューからガッツリ見てやろうと思ったんです。

適当にポルノスターっぽい女優の動画を見つけてポチッとしますわな。あれですね、洋物っていさぎいいのかなんなのかしらんけど、日本みたいにインタビュー的なアレってないんですね。いきなり男女が現れて、濃厚な接吻中に服を脱がし始めるんですね。出合って3秒で合体ですら出会うまでに多少のインタビューがあるっていうのに、さすがはアメリカですね、エロ動画も豪気です。
しかも男優なんてパンツ履かずに直にジーパン履いてるのな。ジーパンに直チンコはいかがな物かと思っていると、女優の方がアメコミとかにしたら「ZUBOBOBO!!」とか、すげえ飛び出してきそうなフォントを使いそうな音を出しながらでソイツに喰らいつくんですよ。
日本人のえのからしたら軽いカルチャーショックですよ。日本のエロ動画の様にワビサビっていうか、様式美的なのを重んじて「お名前は?」「スリーサイズは?」「初体験は何歳?」みたいなテロップが出て、それを「えー恥ずかしい…」とか馬鹿みたいな面ぶら下げながらしゃらくさい問答とかあるじゃないですか。

あと外人の竿ってかなり長いじゃないですか。人よりも幾分かチンコの大きいえのですら、子供扱いされるほどのものをぶら下げてやがる。女優も「オエ…ゴボォ…」とか涙流してるの。マスカラ落ちて黒い涙とかが流れてんの。
やだやだやだやだ。
そんで唾よりももっとねちっこい物を絡ませて、女優が手でしごくんですけど、チンコ大きい分かなり軟弱ですから、ぐにゃぐにゃのチンコを折らんばかりの勢いでガッシガッシとしごくんですよ。
怖い怖い怖い怖い。
そんなグングニル的な扱い方じゃなくて、日本刀を手入れするみたいな奥ゆかしさが欲しいわ~怖いわ~。それも適当に行った後、女優の方から問答無用で入れさせるんですよ。
やだやだやだやだ。
男優の方もいきなりマックスでガッシガッシ動きます。そしてすぐに響いてくる「シーハーシーハー」
やだやだやだやだ。怖い怖い怖い怖い。
そんで9割がた男優の肛門が画面に映し出されますからね。
しばらく体位を変えながらマックスでガシガシついて、引き抜いたかと思えば顔面にぶっ掛けて終わりって言うこの豪快さ。

こんなの見れるなんて完全にパワータイプの剛の者ですよ。
えのみたいに最初にポケモンの緑を買ってしまうような柔の者には完全に対照的な存在なんですよ。
タブーを犯して洋物に手を出してみたらトラウマに成長したわ。

やっぱりタブーって言うのは犯してはいけないからタブーって言うのであって、犯してしまったからにはそれ相応の対価が必要なんですよね。
いやー、今後はきちんとインタビューも見るようにしようと思いなおしましたよ。

中国のピザ

2015-07-20 22:00:54 | 中国日記
ピザって知ってます?ピザ。
平べったいパンの上に、具やらチーズやらを乗せて焼いたヤツらしいんですけど、
そいつを電話一本で家まで宅配してくれるサービスってのがあるらしいんですよ。

嘘だろ、ここ、中国だぜ?

さすがに中国に半年以上住んでたら本当か嘘かくらい分かりますよ。
中国人が家までピザを運んでくれるわけが無いんですよ。
そもそもピザって文明は伝来して無いはずなんですよね。
見たことありますか?中国人がピザ食ってるところ。
中国人って言ったらせいぜい餃子でしょ?
えのも半年住んでますが、餃子とドブ川みたいな味のするドブ川の色した物しか食ったことないですもん。
よしんばピザがあったとして、それを宅配させたら十中八九あいつらは途中で食いますよ。
それか、匂いにつられて集まってきたやつ等に襲われて奪われますよ。
もし家でピザなんか食ってたら隣の家のババアとかが勝手に部屋に入ってきますよ。
あ、ババアはピザ食ってなくても勝手に入って来るわ。

って思ってたんですけど、こないだ家に宅配ピザの広告が来てたんですよ。
それを見た嫁がこんなことを言い出した。
「今日の夕飯ピザにしようか?誕生日に食べたいって言ってたし」

びっくりして腰抜かすかと思いましたよ。
中国はそこら中にピザハットがあるんですけど、嫁に食べたいって言ったら、「あれは幻」とか言ってくる嫁が、ピザの存在を認めたんですからね。さすがに嫁の手から広告を奪って見てみましたよ。

7寸(21センチ)のピザが2枚で35元(700円)

安い…。
ピザハットとか行けば1枚で倍以上の値段がしますからね。
嫁が意気揚々と電話して注文してました。

そしたら15分位して家のチャイムがなるわけですよ。
さすがに宅配ピザは早すぎるだろうと思っていたら宅配ピザでした。
いくらなんでも早すぎるだろう…どうせ開けたらピザじゃなくて水餃子とかなんだろう…
と思ってたんですけど、開けたらちゃんとピザなんですよ。

でもね、ちょっと手をグーにして見て欲しいんですけど、それくらいの大きさのピザが来た。
さすがに戦慄しましたよ。
生地に餃子の皮でもつかってんじゃねーのって大きさですからね。
二口くらいで食べました。
嫁はなぜか「誕生日の約束は果たしたぜ」見たいに満足げでしたけど、デブからしたらあの大きさのピザは前菜にもなりませんからね。

そうそう、ところでピザ2枚って書きましたけど、その日ババアが家に居なかったんですよ。
えのと嫁とガキの3人、家族水入らずだったんですよ。
しかもガキさえ寝れば嫁と二人きりじゃないですか。
お母さんが隣にいるから、とかのふざけた理由で拒まれることは出来ないんですよ。
ガキを早いこと寝かしつけて、嫁ととんでもない体位の開発でもしてやろう。
そう意気込んでたんですけど、そういうときに限ってガキってパパの意気込みに呼応するかのように寝やがらないんですよね。
ちょっと強めにアレして、強制的に寝かしつけてやろうかと思ったんですけど、そんなことしたら嫁にしこたま怒られて体位の開発が出来なくなる恐れがあったんで、頑張って普通に寝かしつけましたよ。

ようやくガキが寝てくれて、嫁とリビンクでパーリナィ!しようと思ったらね、ヤツが突然現れた。

そう、便意。
サプライズゲストの突然の登場でえののパーリナィはびっくりするほど大盛り上がりでね。
腹が痛すぎて体が起こせないの。
体が起こせないけどトイレにはいかにゃバイオハザードですから、体を折り曲げて「く」の字のままひょこひょことトイレに行って、とんでもない体位を開発したわ。
あとは極力衝撃を与えないように、そろーっと布団に入って「く」の字のまま静かに眠りにつきました。
はい、どうもえのでした。

中国のゴキブリ

2015-07-14 08:00:03 | 中国日記
暗殺教室ってアレだけ大々的に殺しを仕掛けておいて「暗殺」ってしゃらくさいよね。
どうもえのです。

稲川淳二もションベンちびるほど恐ろしい話なんですけど、とうとう家にヤツが現れた。

ゴキブリ。

思い出すのも嫌なんですけど、先日寝ている時のことでした。

家のベッドには蚊帳がかけてあるんですよ。
なんかカサカサ動く音がしたんで、どうせハエでも入り込んだんだろうと目を向けたら、ゴキブリさんが蚊帳伝いに移動しておられた。

蚊帳の中にいるって言うのは、超恐ろしいんですけど閉鎖空間なんですよね。
声にならない悲鳴を上げてバッと飛び起きたら、ゴキブリさんが羽を広げてさっきまでえのが寝てたまくらの上にダイブなさった。
あと1秒起きるのが遅かったら、顔の上にゴキブリが降り注いでくるところだった。
手近にあったガキのおもちゃを渾身の力で振り抜いたんだけど、それをあざ笑うかのように俊敏な動きで逃げる。
そしてそのままベッドの下に入り込んでしまった。

あー逃げられた。もう終わり。もうだめ。
いつ襲ってくるかブルブル震えながら夜を過ごさなくてはならない。
嫁に真剣に今日はホテルに行くことを提案したがもちろん却下。
家を引越しするか、焼き払うことを本気で検討した。

たかがゴキブリでなにもそこまで大げさなって思うかもしれませんけど、中国のゴキブリ舐めたらダメですからね。
もうね、あいつら超デカイですから。
中国という土地柄で悠々自適に育ったためか、揚げ過ぎた白身のフライくらいありますからね。
しかも日本のゴキブリみたく「すみません…ちょっと隅の方通らさせていただきますね…」みたいに慎ましいんじゃなくて、
「我黒虫界的王!唯我独尊!」見たいな感じで威風堂々と部屋の中央に居て存在感アピールしてきますからね。
そうじゃなければ電気ついてる部屋の中、人の顔めがけて飛んで来たりしないですよ。

嫁みたいに図太く、ゴキブリが出たのにそのままほっといて寝でもしたら、夜中出てきたゴキブリが口の中から体内に侵入してきて体を乗っ取られるかも知れないじゃないですか。
そういうテラフォーマーズ的な未知なるポテンシャルを持ってるんですよ。中国のゴキブリは。

しかもゴキブリって名前からして凶悪じゃないですか。
なんですかゴキブリって。
名前がカタカナな上に濁点がついてやがるの。
なに力強いイメージだしちゃってるんだよって話しですよ。
2~3回ひっぱたいても死にそうにないじゃないですか。
いやね、もうせめて「プペポ」みたいな弱弱しい名前とかにしてくれたら、
「わープペポが出たぞ、殺せー」みたいに向かって行きやすくなるんですけども。

だからせめてゴキブリのカタカナと濁点を止めて弱弱しくして欲しいんですよ。
「こきぷり」
とかどうですか?
もうアレなら真ん中に星とかをあしらって
「こき☆ぷり」
とかにしちゃったら、ワニブックスから出てるエロ本のタイトルみたいになっていいと思うんですよね。
なんか、違う星から来たプリンセスがなんやかんやで女の子に手コキで抜いてもらう的なストーリのエロ本っぽいじゃないですか。

とりあえずインターネットで調べてみたら「足コキっくアイドル コキぷりっ」ってのが見つかった。
なにが足コキっくだバカタレ。多少興味をそそられちゃったじゃねーかクソが。
どこにでもこういうこと考える性的異端者はいるんですよね。お前らも一緒に滅びろと。
あとゴキブリをこきぷりって読んでるヤツの多いこと。

とりあえず、その夜は隣でグースカ口あけて寝てる嫁の隣で、人間に一番小さくなれる三角座りをしながら小さく震えてましたよ。

次の日、嫁が起きるやいなやすぐスーパーに行って虫を殺す用品をドカドカ買い物かごに突っ込んだら嫁に
「こんなに必要?お前にスプレーして殺虫効果ためしてやろうか?」
なんていわれましてね、結局ホウ酸団子だけ買って部屋の隅にばら撒いたんですよ。
コレで安心して寝れるなーなんて思ってたら数日後、えのがパソコンを触ってたらパソコンの影からヤツが再び顔を出したんですよ。
「えへへ、来ちゃった」みたいにちょこんと顔出してこっちを見とるんですわ。
ディズニー映画バリに飛びのいて嫁に助けを求めたんですけど、ドラマがいいところだったらしく無視されました。
ホウ酸団子なんて中国のゴキブリからしてみたら「ぬはは、なぁにかえって免疫が付く」みたくお菓子みたいなモンなんですよ。

こいつはもう直接手を下すしか無いって勇気を振り絞って白身のフライくらいあるそいつにスリッパを振り下ろしてやったんですよ。
不思議なことに、えのが狙って振り下ろしてもそいつは微動だにせずスリッパの一撃を受け止めたんですね。
先日の俊敏な動きはどこに行ったんだと不思議に思いました。
いや、もしかしたらえののスリッパなど避ける必要も無いわって敢えて受け止めて、スリッパの下で「ぐはは、効かぬわ」みたいに片手で支えてるかも知れません。
そうだったらやだな~怖いな~って恐る恐るスリッパを持ち上げたんですよ。

もしスリッパの下でピンピンしてるような常軌を逸した進化を遂げたゴキブリだったら、スリッパを持ち上げた時点でバーンっと襲ってきて、えのの命はなかったでしょう。
スリッパを持ち上げたら、スリッパの下で中身が「こき☆ぷりっ」ってなってた。
安堵した。
安堵したのもつかの間、パソコンのマウスにそいつの足と「ぷりっ」の部分が付着してた。
焼肉の部位で言うところの、手羽元と丸腸とかその辺りの混ざり腐ったやつ。

ヒイィーみたいな楳図かずおの漫画みたいな悲鳴が家に響きわたった。

嫁に土下座してスプレー式の殺虫剤を買ってもらった。
先にエコノミー症候群でえのが死ぬか、ゴキブリを根絶やしにするか。運命をかけた戦いがいま始まる。

成り上がり

2015-07-10 00:00:15 | 中国以外の話
中国の歌を歌います。
いきますよー、シャンハイ

どうもえのです。

パソコンのモニターに映し出される見慣れた光景。
時が過ぎても変わることの無い光景がそこにある。
考えて見れば恐ろしいことに20年もの間、何度も何度もこの同じ光景を目にしている。
20年といえば生まれた赤ちゃんが成人している歳である。
そんな悠久の年月を飽きずに見続けているのだ。

人は何故アダルトビデオにこうも惹きつけられるのであろうか。
やっていることは多少の趣向の違いがあれど、大体同じことをやっているのだ。
ジャッキーチェンの映画だって、一年に1回くらいの割合で新作が出るから面白いのであって、毎日毎日見せられたら半年でさすがに飽きてくると思うんですよね。
リプレイで何度も見せなくていいよとか、NG集とかしゃらくせぇよとか言い出しちゃうと思うんですよ。

JC(ジャッキーチェン)でもそうなのに、AVは不思議なことに毎日毎日見てもなぜか飽きないんですよ。
飽きないばかりか、同じ様なビデオを撮るために年間何千人もの馬鹿女どもがカメラの前で股開け取るんですよ。
JCに謝って欲しいですよまったく。

しかもスッポンポンでギシギシやってりゃいいだろうって感じの量産型の駄作が多くて嫌になりませんか?
あの冒頭のインタビューとかいりますか?
スリーサイズとか今までの経験人数とか別に知りたくもねぇよ。っか、AVに出た理由が興味本位とか嘘ついてんじゃねーよバカタレが。なんだよそのタトゥーは。どうせ馬鹿な男に引っ掛かったか、浪費癖が抜けなくて風俗で働いてみたものの、手っ取り早く稼ぎたいからAVに出ましたっていうミラクルとんちんかんな理由に気まっとるんですわ。

その糞どうでもいいようなインタビューが20分くらい続いたりしますからね。
見てるほうからしたら気が狂いそうになりますよ。
出合って3秒で合体くらいのいさぎのいいはじまり方をしてもらいたいもんなんですよ。

それかどうしてもインタビュー入れたいって言うんなら、演歌の曲紹介の口上みたいに
「唯一の取り得のFカップ、騙した男は数知れず、騙された男は行方知れず、借金背負ってこの身で一本、きっと返そう2000万、さあ張り切って脱ぎましょう、○本○美で『素人中だし10連発』」
見たいに短い紹介でやって欲しい訳ですよ。

えのが監督だったらインタビューをばっさりやるか、逆にこの女がどこで人生を間違えたのか生い立ちから追ったドキュメンタリーにして、それから安い金でスッポンポンにしてやりますけどね。


AVの監督といえば、少年時代誰もが一度は夢見るであろう職業ですよね。
つまりやってる所が見放題な夢の様な職業。

多分男子中学生のなりたい職業のトップ3が、
1位:AVの監督
2位:AVにモザイクを入れる仕事
3位:AV男優
だと思うんですよ。

しかし、お金を貰って綺麗な女優さんと出来るんだから男優さんの方が1位でいいだろうと思うんですけど、見るのはいいけど自分達が出演するのはちょっと…ってピュアで薄汚れた少年達は一歩引いた監督の座に憧れるんですよね。
でもコレって変な話なんですけど、サッカー選手じゃなくて、いきなりサッカーの監督になりたいっていうやつはあんまりいないじゃないですか。
サッカー選手になって活躍して、往年は監督で過ごしたいって言うんならわかるんですけど、童貞どもがいきなり監督になりたいとかしゃらくさいことを言ってくれちゃってるんですよ。
しかしね、男優を経験してないむしろ童貞のお前らがいきなり監督を語るなと。
現場でたたき上げられて、血が出るまで頑張ってから初めて監督という更なる高みをめざせよと。
AV男優ってのはすごく大変な職業だという話しですよ。

いくら綺麗な女優さんと出来るからって、大勢が見ている前で「さあヤれ」って言われても、人より少しばかりチンコの大きいえのでもなかなか出来るもんじゃないですよ。
しかも男優ってAVの中では絶対に主役にはなれないじゃないですか。
「ボクは影だ。…でも、影は光が強いほど濃くなり光の白さを際立たせる。光の影としてボクもキミを日本一にする」
的な、ほくろだか黒子だか、脇役って言うか、棒というか、そういうものに徹する強靭な精神をもってるヤツで無いと勤まらないんですよ。
たまに自己主張が強くてしゃしゃり出てくる男優とかいますけど、あんなモンは男優の風上にもおいとけないようなやつらですよ。

出合って3秒で合体シリーズなんて、その女優さんに会う3秒前にあわせて戦闘態勢に持って行き、さも当然かの様にビンビンで登場しますけど、裏では血の滲むような努力があるんでしょう。
ドラマの裏話とかで、大女優になれば涙を流すとき、右目の内側からとか左目の外側からとか自由に涙を流せるって言いますけど、それよりも難しいと思うんですよね。
出来ますか?出合って3秒で。
ギネス級だってさんまさんが言ってましたけど、褒めるべきは男優の方なんですよね。
女性のほうは唾かなんかをピピッとつけて待ってりゃいいんだから。

しかも女優に比べて男優ってむちゃくちゃ少ないそうじゃないですか。
確かにあんなに気力体力精神力が必要な職業ってまず無いと思うんですよ。
選ばれた人間しかなれない職業なんですね。
人より少しだけチンコの大きいえのですらさすがに通用しない世界だと思います。
嫁と子供を捨てて汁男優からてっぺんめざしても…なんて頭を過ぎったんですけど、結局は「僕の方がもっとすごいのを撮影出来るのに!」と思いながらああでもないこうでもないとレビューしながら見てるのが一番なんですよね。

中国の夜。駐在員の嫁への鎮魂歌

2015-07-07 21:00:35 | 中国日記
織姫と彦星ですら年1でやってるのに、えのと来たら。
どうもえのです。

再びやって来た。
そう、新区商業街である。
ここ蘇州で新区商業街は日本料理屋が立ち並ぶ駐在員達の食を支える通りなのだ。
本来、えのは決して足を踏み入れることの無い領域なのだが、月に1度程度、食事に誘って貰った場合(おごりに限る)にのみ嫁から立ち入りが許可されている。

えのが旅行で初めて蘇州に来た8年ほど前には、この商業街の入り口には琵琶湖の雄琴温泉にあるゴールデンゲートみたいないかがわしさ満載なゲートがあったのだが、さすがに趣味が悪すぎたのか撤去されたらしい。
恐らくそこいらを歩く中国人に声をかけたら、
「ここは ちゅうざいいんのせいえきでできたまち しんくしょうぎょうがいだよ」
とか言って来るのであろう。

仕事を終えた駐在員達はなんとかの一つ覚えの如く足を運び、毎夜毎夜湯水の如く100元札をばら撒いている。
えの家の2月分の食費を夕飯一回で使うのだから恐れ入る。
こいつらは戦争特需の成金の様に、足元が暗ければ100元札を燃やして足元を照らすのだ。

そして腹が膨れると今度は下半身がうずきだすのか、おっぱいパブに向かう。
そこは駐在員達のあうんの呼吸があるのか、言葉を交わすことなく食事が終わればおっぱいと決まっているかのように行動を起こす。

おっぱいパブに向かう途中、別のおっぱいパブの女の子から、
「寄っていってヨ○○さ~ん、一緒にアソボヨ」
と言い寄られ、鼻の下を伸ばしながらお目当てのおっぱいパブへ移動する。
いざこざを起こした店の前を通るときは、顔を見られたらまずいのか、カバンで顔を隠しながら通るのだ。

周りに目を向けると、どこもかしこもおっぱいパブを探す駐在員だらけ。
どいつもこいつも鼻の下が伸びきっただらしない顔をしてやがる。
その伸びきった人中穴に拳を叩き込んでやりたくなるのをグッと我慢する。

飲み放題揉み放題とかおどろおどろしいフォントで書かれた看板の店の前にやって来た。
店に入ると、さっそく駐在員に知り合いの女の子なのか腕に絡んでくる。
「えー今日は別の子にするつもりなんだけどなー」
とか糞どうでもいいやり取りのなか、部屋に移動する。
部屋に入って席に座ると、あとからぞろぞろと女の子が入ってくる。
まぁまぁ綺麗な子から飛びぬけたブスまで各種さまざまなジャンルがいて、ニッチなニーズにまで対応している。

思えば彼女達も苦労しているのであろう。
田舎から夢見てこの蘇州に出てきたはいいものの、まともに働ける場所もなく、持ってきたお金も底をつきかけている。
仕方なくお金が溜まるまでと働き出したパブで飲めないお酒を飲み、変態外人どもに体を弄られ、いくばくかの金で20代という貴重な青春を売っているのである。気がつけばすっかり身は染まり抜け出せなくなってしまい、体のあちこちは駐在員の精液で汚れてしまい、毎晩毎晩「ああ、洗っても落ちない、洗っても落ちない…」と涙ながらにシャワーを浴びているのだろう。

それはさておき、駐在員はさっきから絡みついている顔見知りの女の子をはべらせてご満悦のようで、
「えの君は好きな子を選べばいいと思うよ」
と女の子のお尻を触りながら言って来る。

えのはおずおずと「この中で日本語が出来る人…?」と声をかけて見る。
すると、最初数人がパッと手を上げ、それを見た他の全員が手を上げる。
…一応全員が日本語を話せるようだ。
その中から少々ブスでも一番細い子を選ぶ。
なんたって細い子がいい。デブの隣にデブを座らせるなんてもってのほかである。

座ってすぐ分かる。
こいつ日本語が全く出来ない。
「こんにちわ」と「ちんちん大きいね」しか知らないのだ。
糞!人選を誤った。
話しが出来なくても美人であればよかったが、こいつは話が出来ない細いってだけのブスなのだ。
仕方ないから揉み放題でもお願いしようと思ったんですけど、ハンターハンターのキルアみたく嫁が脳ミソに針を打ち込んでいて、少しでもエロスを感じると、嫁と子供の笑顔が頭の中をグルグル過ぎるという洗脳を施されているため、罪悪感からそのブスに触れることが出来ないのだ。

そうなって来るとブスがする対応って言うのは決まっていて、お酒を飲ませようとするかカラオケを歌わせようとするか、用も無いのに部屋を出たり入ったりなんか忙しそうにするんですよ。
一人、誰も聞いていない高橋真梨子のごめんね…を歌いながら時間が過ぎるのを待っている。

延長を振り切り外へ出ると、時刻はすでに深夜。
幾分か街は静かになっている。
ここから駐在員の行動パターンは2つに絞られる。
単身で来ている駐在員は、愛人を誘い自宅へ帰る。
家族と来ている駐在員は、一発抜き屋でさっぱりとしてから自宅へ帰る。
そのどちらにも当てはまらないえのは泣きながら自転車で自宅へ帰る。
自転車から流れる光景は、へべれけの駐在員達が肩を抱かれながらタクシーに乗り込み、隣に露出度の高い服を着たお姉ちゃんをはべらせた駐在員が暗がりへ消えていくといったものだ。
ここではこれが毎晩毎晩繰り返されているのだ。

家にたどり着いたえのは静かに身支度を済ませて布団に入る。
揉み放題がかなわなかったため、寝てる嫁の胸をそっと揉んでみる。
ふと、頬を何かが伝う。
手で拭ってみると、どうやら泣いていた様だ。

突然嫁が、
「やっぱりスーパーで@#$%^&*」
と言い出した。
寝言のようだ。
日本語で寝言を言うんだと、多少驚きつつも静かに夜はふけて行った。