この細長い路地は本福寺の参道なのですが、お願いして場所をお借りしました。
通常、町家は「ウナギの寝床」と呼ばれるように、細長い敷地が特徴で、
町家の側面は隣家と接するために、窓を設けず羊羹を切ったように
壁が垂直に切り立っています。
この町家は隣が路地であるため、煙突やたくさんの窓が増設されています。
そして人はおろか猫をも全く寄せ付けないであろう鋭い「忍び返し」も
取り付けられており、とても特徴的な外観(側面)でした。
(和菓子の甘い匂いに猫が寄ってくるのでしょうか?!)
屋根上には、煙出しとは思えないほど大きい、むしろ煙突か櫓とも言える
立派なものが付いています。和菓子屋さんという商売上の目的から
備えられているものなのでしょうか。