円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

2月29日

2008年02月29日 | 日記
うるう年の今年は本日29日が2月最終日。
午後2時より、入院療養中のご法中様をお見舞いに行く。順調に回復されておられるようで、安心。私が鞍手組に入った当初より常に声をかけ続けて下さり、当方もいつもご指導を仰いでいるお方で、退院される日を待ち望んでおります。
夜は午後7時より鞍手組連研部の予定もありましたが、新たに通夜勤行の執行があり、お参りへ。
このたび新たにご縁をいただいたお宅で、これからはこのたびの尊い仏縁を機に、阿弥陀如来のご本願を共に聞き、お念仏申していきましょうとお取り次ぎいたしました。

響流

2008年02月27日 | 日記
午後6時より通夜勤行。日常勤行聖典を持参し、葬祭場スタッフの方にお願いし、参列の方にお配りして、共に正信念仏偈のお勤めをしました。
開式時の合掌よりお念仏の声大きく響き、胸打ち震える思い出の勤行。
通夜勤行終了後、日常勤行聖典をお返しにこられたスタッフの方が、聖典を配るとき、既に多くの方がご自身で聖典をご持参であったと聞きました。
なるほどその地域は以前より門徒講の組織が盛んであった土地でもあり、今でも念仏相続がきちんとなされていることに何ともいえぬ感情がこみ上げてまいりました。

さて、その後午後7時半より当山にて、鞍手組の雅楽会「雅遊会」の練習会が行われました。本年は鞍手組内のお寺で大法要がすでに二つ予定されており、雅楽出勤が予定されているので、練習にも熱が入ります。
夜、雅楽の妙なる音が本堂に響きました。

鞍手組同朋教学部会議

2008年02月26日 | 日記
午後4時より直方市S徳寺さまにて、所属する鞍手組同朋教学部の会議に出席。
今年度の総括と来年度計画についての話し合い。
この部門で行う様々な活動は、まさに僧侶としての歩みを問われる重要な位置を占めていると思いますが、自分自身部員としてこの部門に身を置かせていただいていることは、常に問いの中にいるということでもあり、ありがたいことであると思います。

2月25日

2008年02月25日 | 日記
午前中、大野城市での中陰参りにて、納骨の時期についてのお尋ね。
その会話の中で出たことですが、一般的には四十九日法要が終わってから納骨される例が多いとは思いますが、ごくまれに何年間もご遺骨をお手元に置いておかれる方もいらっしゃる。
たしかに愛別離苦の悲しみは断ちがたいものでありますが、納骨するということは、ひとつには目の前の事象へのとらわれを越え、大いなる阿弥陀如来の慈悲の世界に出遇い、それによって主体性を持ち歩むことでもあります。

中陰のお参り終了後、引き続いて福岡教区教務所へ。目的はお仏壇の手配。といっても仏壇店にあるような大きなものでなく、本山から下附され、卓上にご安置できる「いちょう」という名称の小型のお仏壇(御本尊)。


核家族化が進む中、お仏壇は本家が維持していけばよいというかたもいらっしゃいますが、それぞれのご家庭に、日々の生活の拠り処としてお仏壇を安置すべきであります。
「いちょう」のようなかたちのお仏壇ならば、様々な住環境にも対応できるでしょう。

そして夜、春季彼岸讃仏会(春の彼岸法要)の案内状と寺報の印刷を行いました。
二月ももうすぐ終わり、春の彼岸もまもなく始まります。

ホームページ更新のお知らせ

2008年02月24日 | 日記
ホームページ内アルバムをちょっぴりではございますが更新いたしました。どうぞご覧下さい。
http://www.engakuji-fukuoka.com/

このタイミングでの更新は、つまり3月に発行する寺報(春号)とリンクしているわけでございます。紙媒体とウェブ媒体の内容をお互いに補完しあい、より充実させていこうとはかっており・・・、と偉そうに言っておりますが、実際の布教伝道の場においての人と人との対話をやはり一番大切にしなければなりませんね。

鞍手組第8期連続研修会

2008年02月23日 | 日記
本日午後一時半より、直方市G照寺様を会場に鞍手組第8期連続研修会が行われました。
今回のカリキュラムは「浄土真宗① 他力本願・悪人正機」。ご講師は直方市E徳寺ご住職のK師。
我々を罪悪深重の凡夫と既にお見抜きになった阿弥陀如来が、必ず救うとお誓いになり、そしてご本願を成就され、南無阿弥陀仏のお名号に私たちが往生するすべての徳を施されて、私の口に声の仏さまとなってあらわれてくださることをご講義くださいました。
まさに他力念仏の真髄をお聞かせにあずかった思いがいたします。

花粉症の季節到来

2008年02月22日 | 日記
いきなり暖かくなって、鼻がムズムズしてきました。ついに花粉症の季節到来!苦しい数ヶ月を過ごさなければなりません。
が、直接命を脅かすほどの危機感を花粉症に持つことはなく、苦しい苦しいと言いながらもとこかで安心しているのが私たちの姿ではないでしょうか・・・。

深夜です。

2008年02月21日 | 日記
ここ二日ほど日付が変わってからの深夜数時間、えらい頭が冴えて、寺報の原稿書きや事務処理をしております。
朝もなぜか寝覚めがよい。しかし結局は時間の使い方の要領を得ていないのであろうし、健康的ではないので改めるべきなのですが、なかなか・・・。

2月20日

2008年02月20日 | 日記
僧研講師養成研修の一環として、午後2時より福岡市東区のJ光寺様を会場に行われた粕屋組・那珂組合同僧侶研修会を見学。他組の僧研の取り組み方、その地域性など、地元にいるだけでは気づかない点も多いと実感する。
午後7時半より宮若市B厳寺様にて鞍手組連研部のスタッフ会議。今年度の総括を行う。一年を振り返り、反省点や次年度への展望について語り合いました。

さて、本日午後、私が僧研見学を行っていた同時刻、当山では2月の俳句会が行われました。私もまたまた先月に引き続き不在で、5句を作った上で会長にお預けしておりましたが、果たして読み上げられるかどうか、少しばかり気になっておりました。
なんとか取り上げてくださったようで、本当にありがとうございました。

軟膏の 効かぬあかぎれ 冬の風
雛飾り 菓子盆見つむ 赤子の目
雑炊や 酒宴の声も 止みにけり