円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

6月30日

2007年06月30日 | 日記
午前午後ともにご法事をおつとめ。参列のご親戚に京都弁をおはなしされるかたがおられ、思わず懐かしくなり京都の話にしばし花を咲かせました。
気付けば6月も最終日、やるべき事をいくつも漏らしていることにあわててウロウロ、有漏有漏。

本典学習会出席

2007年06月29日 | 日記
夜8時より直方市E徳寺さまにて本典学習会に出席してまいりました。
行巻は正信偈の弥陀分の最後の部分「本願名号正定業 至心信楽願以因 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就」のところを学びました。
ご住職の弥陀法をよろこぶなかにご講義されるお姿に、私もこうありたいと思いながら、大信の成就(信心正因)から妙証の成就にかけて正信偈の御文をうかがいながら聞かせていただいたことであります。

同朋教学部会議

2007年06月28日 | 日記
午後2時より所属する鞍手組の同朋教学部の会議に出席。会場は部長のS師のお寺、直方市のS徳寺でありました。盆明けに行う一泊研修会について、案内状の文案検討や役割分担・スケジュール確認などを行いました。
今回は親鸞聖人の御生涯について最新の研究を通して学びます。宗門内にて学ぶ真宗史だけではわからない親鸞聖人のお姿や考えを、当時の社会情勢なども含め歴史学的研究の観点よりさらに深く掘り下げて学ぶことができると思うので楽しみであります。
さて、同朋教学部部長のS師は私と同い年のお方ですが、部の活動を魅力あるものとするため様々な新しい試みを打ち出しておられます。その柔軟な発想には私もいつも刺激を受けております。
会議は午後5時過ぎまで行われ、その後帰宅いたしました。

2007年06月26日 | 日記
久しぶりにホームページを更新しました。
先日24日に行われた平成19年度円覚寺仏教壮年会の模様をアップしております。ぜひご覧ください。
しっかし久しぶりにホームページの編集をしましたら、操作方法をすでに忘れかけておりました。こんなことではいかん!ですね、反省。

普遍と個別

2007年06月25日 | 日記
たまには外の空気を思い切り吸って気分転換することも必要だよと、昼間に私を友人N君とM君が緑多く鳥がさえずる自然を満喫できるところに誘い出してくれました。
「こんなにも空は広かったのだ・・・」、いつも下ばかりを見て広い世界に気付かない私であったと、誘われて外に出たお陰であらためて気付かされました。
阿弥陀如来の慈悲は常に私たちを照らしてくださっています。しかしその願いがあることを私たちが自らのこととして気付かなければ本当にお救いにあずかっているとはいえません。以前ある研修会でお招きしたご講師がそこのところを「普遍=如来」・「個別=衆生」と表現されましたが、如来の慈悲(普遍)が私のため(個別)であったと気付くご縁をいただくことのありがたさ・大切さを感じます。

いつも問いを。

2007年06月23日 | 日記
今日の午後1時より直方市の浄福寺様で鞍手組連続研修会に出席、先日も書いたように、座談を通して参加された皆様の現在の仏教・浄土真宗についての思いを聞かせていただきました。率直な疑問も数多く聞かせていただきましたし、疑問点があるのかどうかさえまだわからない状態ですとお答えくださった方も多かったですが、この2年にわたる研修を通して疑問点や課題を見つけ、それをいつも法に問うていくことこそが大切だと思いますし、ひいてはそれが聞法即伝道につながり、そして御同朋御同行の輪を共に育み、歩んでいければいいと思います。
さて、明日は円覚寺では円覚寺仏教壮年会の総会があります。もうこんな時間ですがあともうすこし明日の準備をしなければなりませんので、これにて失礼いたします。

納骨堂委員会

2007年06月22日 | 日記
本日午後7時半より納骨堂委員会を行いました。
主な議題は今年度会費の件で、加入されているご門徒さんへの案内状作成でした。
委員の皆様にはお忙しい中夜10時過ぎまで作業していただき誠にありがとうございました。おかげさまで会議も無事終了、ホッといたしました。

さて、今から今度の日曜日に行う仏教壮年会総会の資料印刷に取りかかります。
ではまた。

バックアップ体制強化したが・・・

2007年06月20日 | 日記
寺の事務を引き継いでそれなりに時間がたち、資料等のバックアップに関して以前よりさらに気を遣うようになってきました。
で、今回USB接続の外付けハードディスクを一基購入。HDの容量は320ギガです。以前に比べてずいぶんと高容量化したものだと感心。しかもかなりお安くなって・・・。
こうしてデータのバックアップ体制はさらに強化された訳ですが(PC2台でハードディスク計5基体制・・・)、過去にハードディスクのクラッシュも数回経験してますし、機械である以上はいつかは壊れると思っていますから、完全には安心できません。
またたとえハードが大丈夫でも、自分でファイルを誤って全部消したりということもありますし。
完全なものはそんなにはありませんです。

さて、歎異抄には
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、」、と説かれています。それは私たち衆生のいのちについても同じです。
だからこそ、前述の歎異抄にはすぐそのあとに、
「ただ念仏のみぞまことにておはします」
とまちがいのない南無阿弥陀仏となって、無常のいのちを歩まねばならない私たちのもとに必ず救うと届いてくださっているのです。



座談

2007年06月19日 | 日記
昨日の夜は円覚寺にて鞍手組第8期連研第2回講義(6月23日開催)に向けての事前学習会が鞍手組組執行部・連研部部員・講師・判別座談の座長・書記の参加のもと行われました。第2回目の内容は仏事②(法事の意義等)の講義、そして後半にはこれまでの講義を受けての班別座談が行われますが、それらの内容の検討、座談における注意事項の確認等を行いました。
班別座談にもいろんなかたちがあって、ある問題提起について様々な意見を出してともに問題点を検討・共有し、常に課題を忘れないことが大切であって、その場においては必ず明確に答えを出すことが目的ではないものもありますが、今回の班別座談では特に仏事作法等についての質問が多くなりそうで、座談中に答えを出せるところはその場で答えていくかたちを取ることになりました。
ということは座長・書記を務める法中の座談進行や質問に対する受け答えに関して、より責任が求められるということでもあります。少人数の座談の輪の中で互いに顔を向き合わせるというのは、携帯電話やインターネットなどの普及によって直接顔を合わせずともコミュニケーションが簡単に出来、また時にはその匿名性ゆえ自らの名前を明かさず責任を負うことなく発言をすることができる、そんなことが普通になりつつある現在に僧侶となった私を含めた若い法中にとって、絶対に必要な課題でもあるでしょう。
連研では法中も鍛えられますよ。