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大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

北海道子宮内膜症・腺筋症セミナー2023 その5(ちょっと考察)

2023-12-28 | 大阪日記

『お母さん体質』は子育てには合理的だった。

現代の女性は出産年齢が高くなり、しかも出産する回数も減ったため、一生涯に経験する月経回数が増えています。ちなみに仮に子どもを出産しない女性が12歳に初潮があり52歳で閉経するとしたら、一生涯に12~13(回/年)×40(年間)=約500回の月経を経験することになります。😨 

昔の女性の場合は、10-20代で結婚し、5-6人産むのはよくあったことであり、しかも3歳くらいまでは授乳をしていたと思われるので(昔は今のような離乳食はあまりなかった)、約20年程度は月経がない期間があるので、一生涯における月経回数は50回、多くても100-150回くらいになります。

現代は出産するとしても1-2人、もしくは出産しない女性が多く、授乳もせいぜい1年くらいで断乳することが多いので、月経回数は大幅に増えて400-500回は経験することになります。

ちょっと前の時代であれば、女性がお母さん体質(面倒見がよくて、他人に対して、あーすれば、こーすればと過干渉ぎみ)であったとしても、(こどもを3-4人出産し、数年授乳しているので)月経回数も少なく、我が子が6歳までは過干渉になってもアラートが出ないので、月経痛に悩まされる期間は非常に短くなります。

そういう意味では、月経困難症は昔はあまり問題にならず、『子どもを産んだら治る』と言われていたのもうなずけます。月経困難症や子宮内膜症は少子化になっている現代にこそ起こる現代病であるというのも頷けますね。 

 

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