ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

JSES結紮縫合手技講習会

2005-10-12 | 結紮縫合
先日、県内で日本内視鏡外科学会主催の内視鏡下結紮縫合手技講習会があり、講師をした。受講者は全て外科の医師で、婦人科医は私だけ。講習の内容は外科における結紮縫合に即したものになっており、若干手技に違いがあったが興味深いものだった。私は子宮内膜症手術における直腸と子宮の癒着剥離、子宮内膜症切除の手技や腸管の縫合などを供覧した。

外科における腹腔鏡下手術では結紮縫合が必要になる場面はあまり多くないようだ。血管を分離してクリップをかけるという操作が多いのだろう。そういう意味では婦人科手術よりは切開剥離操作についてはシビアなのだと思う。参加した先生方は腹腔鏡下手術の経験が多くてhand-eye coordinationがよく、結紮縫合手技の習得は非常に早い。コーディネーターの先生は、結紮縫合のトレーニング自体が細い糸をつかんだり複雑な結紮操作をするために、鉗子操作のトレーニングになることを強調していた。

私もいい勉強になった。ちょっとしたテクニックを学ぶことができた。(どっちが講師やねん?)
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