第8話 「鬼編集長男泣き!14歳の笑顔を取り戻せ!」
旧&新・天才漫画家の苦悩や、書店員の矜持といったものが、主に描かれていましたね。
牛露田獏(康すおん)が立ち直る事が出来たのは、編集長・和田靖樹(松重豊)の
「あの頃になんか戻れないし、今ここで私ら生きていかなきゃならんでしょう!私ら大人は、子供の前でカッコつけなきゃならんでしょう!」
「お母さんは、お父さんの夢の犠牲になったんじゃなくて、お父さんと一緒に同じ夢を見てたんじゃないかな?」
っていう言葉があってなのかな?
今を生きる・・・正にその通りですよね。
娘・アユ(蒔田彩珠)と和解する事が出来たようだから、生活も少しずつ立て直していけるといいのですが・・・。
大塚シュート(中川大志)は、
共感力が高くて、他人の喜びや悲しみを自分の事のように感じてしまい、他人の考えを理解しようとする思いも強いのは作家としては最強の素質だけど、ネットには弱い。
マイナスの意見に共感しすぎてボロボロになってしまう・・・
一方で、中田伯(永山絢斗)は、他人を理解する力が欠如している事が弱点。
三蔵山龍(小日向文世)曰く「中田君の心は固い殻で覆われているんだと思います。だから他人を理解しないし、興味を示そうともしない」
でも、中田が立ち止まっているのは、他人の感情が自分の中に流れ込んだことで戸惑っているからで、その殻を破り外に出られたら自由になれるとの事。
それには時間が相当かかると思うけど・・・
黒沢心(黒木華)は、何でもかんでも手を差し伸べてしまいたくなる性格のように思えるけど、ここはグッと我慢して見守ってあげる事が出来るといいですね。
あと2話位だと思うけど、どうなるのかなぁ。
キタノ書店店主・北野勉(梶原善)が、腰が痛くてシャッターの開け閉めが辛いという気持ち、今の私にはよく分かります。
私も一昨日、腰をやってしまって(爆)
コンビニやネットで本や雑誌が買えるようになり、取次の倒産や書店の連鎖倒産・・・
実売数が悪いと、取次は小規模書店には希望冊数を卸してくれないのですね。
話題作を20冊頼んでも、入荷は3冊・・・
私はなるべく書店で買うようにしているけど、近くに小規模店舗すらなくて、約5km離れた駐車場のある大型店舗でです。
ポイントカードでポイントが付くから、というのもありますが
そこは、品ぞろえが良くて、たいていの雑誌や本は置いてあるし、雑誌だと5冊とか10冊単位で入ってくるから、小さい書店ではそういう悪条件が重なっているとは思いませんでした。
「本は全国一律どこで買っても同じ値段なのがいいんじゃないか!」と北野が言っていたけど、地方に住んでいると尚更そう思います。
入荷日が東京より2~3日遅れても、同じ値段で買う事が出来るのは本当にありがたいです。
忙しくて書店に行けない人とか、体が悪くて書店に行けない人にとってはネットはありがたい手段だと思うので、ネットが悪いとかは思わないのですが、
「実際に本を見て買う事が出来る」という ありがたい事がなくならないよう、考えていきたいものです。
書店員・河舞子(濱田マリ)は、自分が大好きな漫画が発売されても「(大好きだからこそ)お客様優先です」という事で、すぐには買わないのですね
「発売から一週間経っても売れ残っていた場合に、初めて自分が買う。そうすれば新たな発注がかけられる。この手で重版まで持っていく!」
北野の書店もそうだったけど、1度に入荷する量は限られているから・・・そこまで考える書店員さんがいるのだな~と初めて知り、ビックリしました。
そして河は、エンペラー担当の営業マン「妖怪パタパタ」wに向かっては、毅然とした態度
「私たち書店員が、どれだけ真剣に棚を作ってるかご存知ですか?
営業を名乗るなら、人の職場を荒らさない!
必死なのは分かりますけど、忘れちゃいけない事ってあるんじゃないでしょうか?
心配なさらずとも、どの本もキチンと売ります。お客様のためですから」
ただ注意するのではなく、「営業とは」「書店員とは」と言う事を含めてビシッと言っていて、カッコいいな~と思いました。
小泉純(坂口健太郎)も「張り合う所、間違えてました。普通に頑張ろ!」と、我に返っていましたものね
今回、グッときたセリフは2つ。
一つは、山縣留羽の「100万オトメバイブル」の
「私たちはみんな羽を持っていて、立派な羽に育てたかったら本をたくさん読みなさい。
本の形って鳥の形でしょう?
読めば読むだけ、強くてしなやかな羽になる。
どこまでも飛んでいけるの」
です。
抽象的な言葉だけど、もっと本を読もう!と思わせてくれる言葉だな~と、感動しながら観ていました。
私も14歳の時に、こんな本に出会いたかったな。
高校生の時は、取りあえず「夏の○波文庫100選」というチラシを見て、有名作家の文庫本をそこそこ読んでいたのですが、その理由は「国語の成績が悪いから、本を読めば良くなるのか?」という そんな動機からで、楽しんで読んでいなかったのです
まぁ、それはそれで、有名どころの本を偏りなく読むことができたり、好きな作風の本があったらその作家の他の本を読んでみたりと、たくさんの本と出合うキッカケにはなっていたのですけどね。
グッときたセリフ二つ目は、和田編集長の
「時代は変わる。俺たちも変わる。それでも変わらないものもある。世の中が変わっても、俺たちのやる事は一つだ。漫画のために全力を尽くす!」
でした。
時代に応じて変わった方がいいもの、変わらない方がいいものとあると思うのですが、
熱い編集者魂で、いつまでも面白い漫画を提供してほしいな~と思いました。
さて、来週は、高畑一寸(滝藤賢一)の裏切りといったら言い方が強いかもしれないけど、ライバル・エンペラーに引き抜かれるかもしれないのですかね!?
ここは心の頑張りどころですね。
・・・それにしてもエンペラー、嫌な社員が多いな
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
旧&新・天才漫画家の苦悩や、書店員の矜持といったものが、主に描かれていましたね。
牛露田獏(康すおん)が立ち直る事が出来たのは、編集長・和田靖樹(松重豊)の
「あの頃になんか戻れないし、今ここで私ら生きていかなきゃならんでしょう!私ら大人は、子供の前でカッコつけなきゃならんでしょう!」
「お母さんは、お父さんの夢の犠牲になったんじゃなくて、お父さんと一緒に同じ夢を見てたんじゃないかな?」
っていう言葉があってなのかな?
今を生きる・・・正にその通りですよね。
娘・アユ(蒔田彩珠)と和解する事が出来たようだから、生活も少しずつ立て直していけるといいのですが・・・。
大塚シュート(中川大志)は、
共感力が高くて、他人の喜びや悲しみを自分の事のように感じてしまい、他人の考えを理解しようとする思いも強いのは作家としては最強の素質だけど、ネットには弱い。
マイナスの意見に共感しすぎてボロボロになってしまう・・・
一方で、中田伯(永山絢斗)は、他人を理解する力が欠如している事が弱点。
三蔵山龍(小日向文世)曰く「中田君の心は固い殻で覆われているんだと思います。だから他人を理解しないし、興味を示そうともしない」
でも、中田が立ち止まっているのは、他人の感情が自分の中に流れ込んだことで戸惑っているからで、その殻を破り外に出られたら自由になれるとの事。
それには時間が相当かかると思うけど・・・
黒沢心(黒木華)は、何でもかんでも手を差し伸べてしまいたくなる性格のように思えるけど、ここはグッと我慢して見守ってあげる事が出来るといいですね。
あと2話位だと思うけど、どうなるのかなぁ。
キタノ書店店主・北野勉(梶原善)が、腰が痛くてシャッターの開け閉めが辛いという気持ち、今の私にはよく分かります。
私も一昨日、腰をやってしまって(爆)
コンビニやネットで本や雑誌が買えるようになり、取次の倒産や書店の連鎖倒産・・・
実売数が悪いと、取次は小規模書店には希望冊数を卸してくれないのですね。
話題作を20冊頼んでも、入荷は3冊・・・
私はなるべく書店で買うようにしているけど、近くに小規模店舗すらなくて、約5km離れた駐車場のある大型店舗でです。
ポイントカードでポイントが付くから、というのもありますが
そこは、品ぞろえが良くて、たいていの雑誌や本は置いてあるし、雑誌だと5冊とか10冊単位で入ってくるから、小さい書店ではそういう悪条件が重なっているとは思いませんでした。
「本は全国一律どこで買っても同じ値段なのがいいんじゃないか!」と北野が言っていたけど、地方に住んでいると尚更そう思います。
入荷日が東京より2~3日遅れても、同じ値段で買う事が出来るのは本当にありがたいです。
忙しくて書店に行けない人とか、体が悪くて書店に行けない人にとってはネットはありがたい手段だと思うので、ネットが悪いとかは思わないのですが、
「実際に本を見て買う事が出来る」という ありがたい事がなくならないよう、考えていきたいものです。
書店員・河舞子(濱田マリ)は、自分が大好きな漫画が発売されても「(大好きだからこそ)お客様優先です」という事で、すぐには買わないのですね
「発売から一週間経っても売れ残っていた場合に、初めて自分が買う。そうすれば新たな発注がかけられる。この手で重版まで持っていく!」
北野の書店もそうだったけど、1度に入荷する量は限られているから・・・そこまで考える書店員さんがいるのだな~と初めて知り、ビックリしました。
そして河は、エンペラー担当の営業マン「妖怪パタパタ」wに向かっては、毅然とした態度
「私たち書店員が、どれだけ真剣に棚を作ってるかご存知ですか?
営業を名乗るなら、人の職場を荒らさない!
必死なのは分かりますけど、忘れちゃいけない事ってあるんじゃないでしょうか?
心配なさらずとも、どの本もキチンと売ります。お客様のためですから」
ただ注意するのではなく、「営業とは」「書店員とは」と言う事を含めてビシッと言っていて、カッコいいな~と思いました。
小泉純(坂口健太郎)も「張り合う所、間違えてました。普通に頑張ろ!」と、我に返っていましたものね
今回、グッときたセリフは2つ。
一つは、山縣留羽の「100万オトメバイブル」の
「私たちはみんな羽を持っていて、立派な羽に育てたかったら本をたくさん読みなさい。
本の形って鳥の形でしょう?
読めば読むだけ、強くてしなやかな羽になる。
どこまでも飛んでいけるの」
です。
抽象的な言葉だけど、もっと本を読もう!と思わせてくれる言葉だな~と、感動しながら観ていました。
私も14歳の時に、こんな本に出会いたかったな。
高校生の時は、取りあえず「夏の○波文庫100選」というチラシを見て、有名作家の文庫本をそこそこ読んでいたのですが、その理由は「国語の成績が悪いから、本を読めば良くなるのか?」という そんな動機からで、楽しんで読んでいなかったのです
まぁ、それはそれで、有名どころの本を偏りなく読むことができたり、好きな作風の本があったらその作家の他の本を読んでみたりと、たくさんの本と出合うキッカケにはなっていたのですけどね。
グッときたセリフ二つ目は、和田編集長の
「時代は変わる。俺たちも変わる。それでも変わらないものもある。世の中が変わっても、俺たちのやる事は一つだ。漫画のために全力を尽くす!」
でした。
時代に応じて変わった方がいいもの、変わらない方がいいものとあると思うのですが、
熱い編集者魂で、いつまでも面白い漫画を提供してほしいな~と思いました。
さて、来週は、高畑一寸(滝藤賢一)の裏切りといったら言い方が強いかもしれないけど、ライバル・エンペラーに引き抜かれるかもしれないのですかね!?
ここは心の頑張りどころですね。
・・・それにしてもエンペラー、嫌な社員が多いな
←web拍手です。
※これまでの感想
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※公式HP(こちら)
いい言葉でしたね。私は小学生のときが一番熱心に本を読んでいて、図書室にある本、全部読むぞーと言ってました(笑)。でも漫画が本を上回ってしまったんです。それで国語力が落ちたというか、小学生のときの貯金がなくなりました(^^; 本は読み続けていた方が文章力は上がりますね。文章力が落ちて妄想力だけ上がった気がします(笑)
でも漫画に助けられたり、幸せを感じたり私の青春は漫画と共にあったと言って過言ではないです。このドラマ最初はそうでもなかったんですが、今とても嵌ってます。
>図書室にある本、全部読むぞーと言ってました
おお!すごい!!たくさん読んでいらっしゃったのですね~。
私は、ホームズとルパンの推理小説を小学校の図書館にあるものを全部読んでワクワクしていました。
真面目な本ももうちょっと読んでいれば良かったのですが(^_^;)
漫画は絵が描いてあるけど、小説は挿絵がちょこっとですから、小説でもかなり妄想力が上がるかも(笑)
まりりんさんは、文章力おありだと思いますよ(*^_^*)
このドラマ、色んな要素が詰まっていて、感動したり、自分の過去や現在と置き換えてみたり、今まで知らなかったことを知る事が出来たりと、とても素敵なドラマですよね!
ずっと観ていたいです。