emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

重版出来! 第3話

2016-04-27 17:39:38 | 2016春ドラマ
第3話 「天才VSド新人編集!先生の信頼を守りたい」

黒沢心(黒木華)と壬生平太(荒川良々)の、それぞれの担当漫画家と編集者の関係が描かれていて、
第1話~2話に比べると少しテンポが悪いな・・・と感じる所はあったのですが、
奥が深い所を知る事が出来て、今回も面白く、興味深かったです


巻末や欄外に書かれているアオリ文字は、担当編集者が考えていて、読者の興味を引くものであると同時に、編集者から作家へのメッセージでもあるのですね。
心が考えた「ツノひめさま」の巻末に掲載する次週のアオリ・・・
「ツノひめさま、お国でぬっくぬく」はセンスないな~って、私ですら思ったのですが
そこからどうして
「ああ弱い……弱い弱い……どこかに強い男はおらぬかえ……」という文章が出てくるのか!?
全然違う内容の言葉になっていてビックリしましたが、
あまり内容とは関係なくてもいいのかな?(笑)
作家・高畑一寸(滝藤賢一)が発奮したようだったので、良かったです!

それにしても、滝藤さんの裸の仁王立ちが、昨日から脳裏から離れないのですけどwww
滝藤さん、この真っ裸のシーンがあるからオファーを受けたと、脚本家の方がツイでつぶやかれていました
すごく鍛え抜かれた体のように見えたけど、このシーンのために鍛え上げたのか、それとも元々こんな素晴らしい体なのか!?
食いつきすぎてスミマセン


読者に媚びず面白いものを作っていけば読者がついて来ると、いつしか考えるようになっていた編集者・壬生。
「分かる奴だけが分かればいい、分かんない奴がバカなんだ、センスないんだ」なんて思うようになってしまったようで・・・
漫画だけでなく、お笑いとか、こういうドラマ作品にしても、そういう考えの作品って時々ありますよね。
それはそれで面白いと思う時もあるけど、ついていくのに苦しくなって「そこまで考えながら見る必要はあるのか?」と思ってしまう事もあったり。
でも、読者や視聴者に媚びを売りまくっている作品ばかりになるのも面白くないですし・・・
その按配は難しいのかもしれません。

それにしても漫画「黄昏ボンベイ」の
「まさかのムンバイ!!振り向けばガンジス!!」の意味は、分かりにくいかもw
ボンベイは古い地名で現在はムンバイと呼ばれているのを逆手にとっていて、「それは言わない約束よ」の意味だった。そして、ボンベイとガンジスは遠すぎて振り向いても見えるはずがないという、「それも分かっている、ダブル分かっている」
→アンタの言う事は正しいよ。正しいけどそんな事言わずに楽しもうじゃないか、という、エンジョイ精神が詰まった渾身のギャグ

・・・うーーーん、最初っから読んでいる人しか分からないだろうし、このギャグが何週間も何か月もウケ続けるギャグだとも思えず

「二人三脚してるつもりだった。
 理解して寄り添ってたつもりが、一人で溺れさせてた。
 俺にとって漫画がショボイ現実から救ってくれる浮き輪だったように、漫画家には読者っていう浮き輪が必要なんだ。
 その浮き輪を繋ぐのが、俺の仕事。
 二度と溺れさせちゃいけない。
 成田さんのためにも、作品を待っている読者のためにも」

作家・成田メロンヌ(要潤)と壬生の、復活劇も今後描かれるのかな?
いい関係が復活しそうですね

漫画の読者アンケートは ほとんど送ったことはないのですが、数年前に大人買いした漫画が面白かったのでアンケートを送ったら、図書カードが当たった事があります
感想を結構一生懸命書いたので、読んでくださったのかな~と勝手に思って嬉しかったです。
諸事情で(笑)TV誌やエンタメ系の雑誌を買う事は結構あって、その読者アンケートは かなり送っているのですが、そちらも一年に数回景品が当たる事があります。
そして数か月後に、その雑誌にまた好きな俳優さんのインタビューが掲載されると、もしかしてアンケートの意見が採用されたのかな~と勝手に思って嬉しくなったり
少し脱線しましたが、今回の話でアンケートが時には読まれているという事が分かって、個人的に嬉しかったです。


副編集長・五百旗頭敬(オダギリジョー)語録が、今回も幾つかありましたね
漫画家に自由に描かせるのはいい。でも、楽はさせるな。描く側の苦しみは、作品の出来に比例するんだよ。
俺たち編集者は誰に給料をもらってると思う?読者だよ。読者の喜びのために、作品を最も高いクオリティーにまで引き上げる。お前がそれをしないんだったら、何のためにここにいるんだよ。

新人編集者だったら尚更、漫画家先生に意見をするのには勇気が要るかもしれないけど、読者のために頑張ってほしいですね!
「編集者ってのは、読者第一号であると同時に、作家と読者との間をつなぐ架け橋」ですから。
心が高畑先生に言った
「作品を守る事は、先生を守る事です。このネームを通したら、読者はガッカリします!担当である以上私は、先生の信頼に絶対に傷をつけさせません!」
という言葉も素敵でした


週刊マンガ誌の1週間の様子が分かったのも、良かったです

月曜:(編集者は、アオリを考えておく)
火曜:出来上がった原稿とネーム指定(文字の大きさやフォント指定を書き込む指示書)を製版所へ入稿
水曜:校了紙が出来上がり、OKだったら印刷所へ。漫画家さんは次週号のネーム入れ。
木曜:次週号のネームの期日。ネームがOKなら、漫画家さんは下描き、ペン入れ。
金曜:今週号のカンプ完成。
土曜:次週号のネームの直し締切。火曜までに原稿作成。

第1話の三蔵山龍(小日向文世)みたいに3週先まで描いている方はアレですが、
毎週毎週期日に向かって描いている漫画家さんは、一つ何かがズレたら更に自転車操業になりそうで、
本当に大変そうだな~と思いました。
今まで そんな事を気にせずにバーーーッて読んでいて、ゴメンナサイ


さて、来週は安井昇(安田顕)が心とガッツリ絡むのかしら?
「夢いっぱいで絶好調。しかし、夢とは、毒である」
なんて つぶやいていたけど・・・
少しドキドキします!お手柔らかに!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話
※公式HP(こちら
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