昨年、初めて板橋区立美術館を訪れて
「2014年イタリアボローニャ国際絵本原画展」を、最終日に観てから
今年も、できれば観に行きたいなぁ~~と、ず~っと想っておりました♪
ようよう、(もうひとつの気になる催しのおかげで、弾みがついて・・・)
念願かなって、「2015イタリアボローニャ国際絵本原画展」を観ることができました♪
(今回は、池袋経由東武東上線成増駅北口からバスのルートでしたが、
2度目だったからか、ルート選択のせいか、とても近くに感じました。)
ただただ、絵本が好き~絵を観るのが好き~なだけの私ですけれど
とても、愉しく作品を観ることができました。
世界中の60カ国約3000点のイラストレーターや絵本作家さんの作品の中から
選ばれた76点と 「 カタリーナ・ソブラルさんの特別展示」及び
図録の表紙になっている、ホジェル・メロさんの絵と
すでに、絵本になっていたり、出品作品以外の絵本が出ている作家さんや
毎年入れ替わる、国籍の異なる5人の審査員の方々の絵本なども展示されています。
作品や絵本の表現の多様さやユニークさや様々なテーマのことなど
とにかく、圧倒されながら、その色合いや絵の語る世界を感じることができました。
また、コンクール形式の審査員の方々の審査風景のビデオ映像や
日本人の入選者の方々のインタビューもあります。
ボローニャのブックフェアでは、海外の出版社の方のブースで
作品を観ていただきながら、編集者の方から
いろいろなアドヴァイスをいただくこともあるそうで
絵本という表現方法に携わる方々の層の厚さと熱心さを感じました。
イラストレーターさんの絵や文章から、実際に一冊の絵本になるまでに
いろいろなプロセスを経て、さらにその絵本が、私たち読者に届けられるまでも
いくつものヒトの関わる場面があるのでしょう。
「子ものための絵本」という視点を大切にしているなかでも
その作品の描いている世界や絵が語っているモノは
オトナにとっても、刺激的で、こころをつよく揺さぶるものがありました。
色合いや描き方で、自分が好きだなぁと想うモノやおもしろく愉しいモノもあれば
なんとなく、違和感を感じるモノもありますし
五人の審査員の方々のフィルター(や感性)を通ってきたとしても
どの作品も、観ている人のこころに
なにかしらの印象を残すことで、絵を観ることの大きな意味を
投げかけているんだろうなぁと、つよく感じました。
『2015 イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展
会 期:2015年7月4日(土)~8月16日(日)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休 館 日:月曜日
おまけ:いろいろなチラシや
昨年、作品を観た刀根里衣さんの絵本のお知らせなどいただきました。