Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

2014ボローニャ国際絵本原画展にて・・・

2014-08-19 01:56:27 | 2014夏の旅



一昨日思いたって、板橋区立美術館にて・・・


2014ボローニャ国際絵本原画展」を観ました。




展覧会のお知らせを、目にしてから・・・どうにも気にかかりつつ


事あるごとにつぶやいておりましたけれど。




結局、最終日になってしまい、ちょっと遠そうだし・・・と迷いながら


それでも、何かしらつよく惹かれるものがあったのでしょうか


「やっぱり行こう!」と、家を出ました。



路線検索をすると、あらあら・・・三田で乗り換えて、さらに40分。


「西高島平」駅から「高島陸橋」を渡って、


      


看板を頼りに15分ほど歩いて


ようよう、赤塚溜池公園にたどり着きました。



     


   

     
   板橋十景のひとつとのこと。
  

間違って、右手にある資料館のほうへ歩いてしまい


お散歩中の方に、美術館の方向を教えていただいて・・・


ようやくたどり着きました。



       


      

     (入り口のドアは、図録の表紙の書き下ろしのイラスト

     「イッツ・レイニング・エレファンツ」とのこと。)



       


     

偶然に、三浦太郎さんのサイン会があるとのことで


夏休み中の親子連れの方が、色々な絵本にサインをしていただいて…


    
     






私も、ワークマンのポストカードに、素敵なサインをいただきました。



     
     


それから、原画を観たり絵本を手にとって読んだり


できる限り、会場をゆっくり回ってから・・・



もう一度、帰りがけに図録にサインをいただきました。



     


       



三浦太郎さんは、 2001イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に入選され


まず、海外で絵本の出版をされて


その後、日本でもたくさんの絵本を手掛けておいでとのこと。




今回は、「ワークマンステンシル」という作品の絵本の刊行され



イタリアのボローニャ市立近代美術館で個展をなさった


その作品をパワーアップした展示がありました。




また、刀根里衣さんは、ボローニャのブックフェア参加をきっかけに


2011年に初めてイタリアで絵本を出版されて


昨年、2013年に「ボローニャSM出版賞」を受賞し、その作品をもとに


新作絵本「ぴっぽのたび」を、制作、出版されたそうです。



 (刀根さんの講演会にいらした方のブログを見つけましたので・・・

  そっと・・・覗いてみてください。)

  


先日、NHKの「くらしの解説」にて、ご紹介がありましたが



国際的な絵本原画展は


①才能が集まる「場」   である 

②新人を積極的に発掘   する姿勢を持っており

③言葉の壁がない     絵本という表現の特性もある



ことにより、日本人作家さんやアーティストも、国際的に注目されて


海外での絵本出版の機会があるとのこと。




図録にあるように、選考する方々のコメントからも、その「誠実」さとともに


「子どものための本」をつよく意識している点が、特に注目できると感じました。




絵本の表現も多種多様で、創作し発信するヒトがいて


また、それを受け取るヒトがいるということ。



ヒトの営みの、奥深さをあらためて感じるひと時を過ごすことができました。




ボローニャ国際絵本原画展は


毎年、板橋区立美術館にて開催されているとのこと。



今年の原画展のこれからの巡回予定は、以下の通りです。


  
 西宮市大谷記念美術館 (兵庫県西宮市)

  2014年8月23日~9月28日

   http://otanimuseum.jp/home/


石川県七尾美術館 (石川県七尾市)
  2014年11月7日~12月14日


  http://nanao-art-museum.jp/



■ 鹿児島県長島美術館 (鹿児島県鹿児島市)
  2014年12月20日~2015年1月25日

  http://www.ngp.jp/nagashima-museum/index.html





一冊の素敵な絵本に出会えること・・・



それは、その絵本が、ヒトの生み出すイメージから生まれて



こんなふうに・・・たくさんのヒトの手を経て



私のもとに届くということ・・・



そんな、素敵な旅を想い起しておりました。




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