旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

グレ シュル ロワン にて その1

2017年02月17日 | スケッチ
孫が中高一貫校の試験にパスしました。フランス、シンガポールと転校して日本に来たのは小学3年生から。ハンディがあった筈ですが、頑張ってくれました。春休みになると泊りがけでやってくるので好きな卓球に付き合うことになりそうです。膝が痛いなんて言ってられません。

モレ シュル ロワンに宿泊した3日目の午後はグレに移動しました。パリからずっと私たちの足となってくれている運転手さんが不思議がって「なぜこんなマイナーな観光地ばかり巡るのか」と我々に尋ねました。スケッチをする私たちには最高の旅なのですが、彼にしてみればフランスにはもっと素敵な見どころが一杯あるのに時間がもったいないではないかと思ったようです。ちなみにフランスの地名によく出てくるシュル(sur)は「~に面して」という意味を表す前置詞で英語のOnに相当します。訳すと「ロワン川のほとりにあるグレの街」となります。

絵はセーヌ川の支流 ロワン川に架かるグレ橋です。シスレーもこの橋をモチーフにして描いています。