旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

ワカティブ湖畔

2016年06月18日 | スケッチ
マウントクックを発ちクイーンズタウンへ向う途中のオマラマで羊の毛狩りショウを見ました。舞台の上に小牛ほどもある大きな羊が引き出され、カウボーイの格好をした男が大きなバリカンで嫌がる羊の毛を刈っていきます。毛を剃られて寒くなった羊は大きなくしゃみをしておしっこを漏らしました。無理もありません。今は3月下旬。ニュージーランドはこれから冬に向かう季節です。可哀そうになって舞台上のカウボーイに「これからこの羊はどうなるのか」と尋ねました。「すぐに毛が生えてくるから大丈夫」という返事が返ってきましたが、私はその言葉通りには受け取れませんでした。おそらく哀れな羊はそのまま肉になってスーパーの店頭に並ぶことになるのでしょう。
夕方近くなって今日と明日連泊するリッジス レイクランド リゾート ホテルに到着しました。いつもは暗くなってから到着することが多いのですが、今回は夕刻までたっぷり時間があります。買い物をしたりホテル前に広がるワカティブ湖畔を散歩しました。
湖畔に大きな柳の木がありました。絵心をひかれて描いた一枚がこの絵です。

朝日に輝くクック山

2016年06月09日 | スケッチ
マウントクックの麓にあるホテル着後、夕食をすませてから星空観測のオプショナルツアーにでかけました。今回の旅行で最も楽しみにしていたことのひとつです。雨や曇りで星空が見れない場合は併設のプラネタリウムを見るだけということでしたので天候がはっきりするまで申し込みをしないでいましたが、この日は雲ひとつ無い快晴。一も二もなく申し込みました。プラネタリウムを見て、カメレオン座など南半球の星座を勉強した後、マイクロバスに乗って観測地点に出かけました。まわりは光が一切入らない小さい空港です。3月というのに身を切られるような寒さに震えながら初めて見る南半球の星空に感激しました。中でも南十字星や大マゼラン雲と小マゼラン雲など北半球では見られない銀河をはっきり肉眼で捉えることができました。この両銀河は天の川銀河の近くを通り過ぎていく途中の銀河だそうです。わずか数時間の滞在でしたがその間に3つの流れ星を観測した他、置いてあった望遠鏡で木星の衛星二つも見ることができました。
翌朝も快晴の朝でした。絵は朝食前に朝日に輝くクック山を見ながらトレッキングしたときの風景です。

私事ですが先日の日曜日に開かれた囲碁大会で優勝して5段昇格を果たすことができました。この間、囲碁の勉強ばかりしてブログをおろそかにしていてすみませんでした。今後は月に2-3回のペースでUPしていけたらと思っています。