英会話BOX 第2章

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宮城県名取市閖上地区側溝捜索活動 Volunteer

2013-08-25 23:50:29 | 宮城県仙台市活動記録
本日、宮城県名取市閖上地区で側溝捜索活動にボランティアとして参加させて頂きました。
この閖上(ゆりあげ)地区では、東日本大震災の津波により800名近く方々犠牲となり、現在も41名の方々が行方不明となっております。その41名の方々のご遺体を発見するべく、この度ある団体が主催する側溝の探索活動に参加させて頂きました。

活動の内容は、側溝のふたを一つ一つ開けて側溝の中に詰まっている泥や砂を側溝から一度道路に出し、その中から何かあるかどうか土を金属製の小型の熊手でさらい確認するという行為を繰り返すという事です。
(実際ご遺体を発見することは相当な困難を要し、なかなか発見できないのが現状だそうです。この度も発見することは残念ながらできませんでした。)

ご遺族のお気持ち、そして、私には計り知れない思いの上に成り立っているこの活動という事もありますので、私がこの活動で個人的に感じたことやこの活動にどうして参加したのかという二つのポイントについて簡潔に言及させて頂きます。

まずは、感じたことです。

本日約15名で活動を行いましたが、先が見えないほど張り巡らされている側溝のふたを一つずつ開けてその中にたまっている泥や砂を掘り起こしていると、ガラスの破片、陶器の破片、生活用品のパッケージ、子供のおもちゃ、様々な生活の痕跡を発見することが出来ました。(注:津波の前この場所は、たくさんの人が住んでいたコミュニティであり、インフラが整っていたので側溝の範囲は極めて広いです。)
私は、それらを見るたびに心に何か突き刺さる感じがありましたが、それでもその先にある何かを求めてスコップで掘り続けていくと、私なりに被災地での出来事をゆっくりですが理解しようという気になると同時に言葉では言い表せないとても複雑な感情が沸いて来ました。

次に、私がどうしてこの活動に参加したかという理由です。

3.11の大震災が起こってからずっと現地に足を運んで実際に自分の目で被災地を見なければいけないという気持ちがありました。しかし、恥ずかしながら何をどうしていいか、どのようにきっかけを創って被災地に行けばよいか全く頭に浮かびませんでした。そんなことをしていると、さらにどうして良いかわからなくなり今年に突入してしまったといことが本当の所です。しかし、去年一つの大きな出会いに恵まれました。出会ったその方は、震災後の仙台に大変精通している方です。その方に身勝手承知で「現地に行ってみたい。」という事を伝えると、その発言を汲み取ってくれ、ご提案及びアレンジして頂いたのが活動参加の背景です。

自分で被災地に行って、自分の目で被災地の風景を見ることが出来たことは、私にとって大変有意義な体験となりました。
私が主催している現在の活動が被災地へ直接的に関係を持つこと、また何か影響を与えることは現状難しいと思います。しかし、いつになってもいいので被災地の方々に何らかの形で貢献できたらと思います。
今日出会った全ての皆さんに「有難う御座います。」と何度も言いたい気持ちです。
そして今日の全てをアレンジして下さった私の大先輩に感謝の意を表します。有難う御座いました。
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