(映)ミリキタニの猫

2011年11月13日 | 映画 レビュー


2006年のドキュメンタリー映画です。

ある老人画家の足跡、
その長い人生を掘り下げていくという映画ですが、
老人が実にしっかりとしていらっしゃる、気骨ある方なので、
映画としては、狙い通りの良い仕上がりになっていると感じます。
途中、9.11の出来事が収められていました。
これもまた、ドキュメンタリーならではの生々しさを映し出しており、
映画に更なる迫力をもたらしています。

74分という中に、人生が凝縮されています。
波乱万丈の人生ですが、カメラが回らなければ、
人知れずに過ぎ去っていた人生なのかもしれません。

それにしても、人生いろいろです。
今、この世に生きている70億の命にも、
当然ながら70億通りの人生があるということです。
それぞれに長短あれども、ひとつひとつが人生であり、
ひとつひとつがドラマチックなのでしょう。





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