goo

BESSA-R

ライカマウントのレンズ交換式、距離計連動35mmフォーカルプレーンシャッターカメラ。2000年の発売。
ドイツの名門カメラメーカー=Voigtlander(フォクトレンダー)を、長野県の光学機器メーカー「COSINA」が復活させたブランドの一つ。

前出のキヤノンPから約40年の歳月を経て出されたカメラゆえに単純な比較は禁物だが、そのファインダーの見易さは特筆モノ!
実像式の逆ガリレオ透視ファインダー 倍率0.7倍 視野率87%(3m時)。
35mm、50mm、75mm・90mmの3つに対応するブライトフレーム式(切替は手動)で、パララックス自動補正。

重量も395gと軽量で、定点合致式のTTL露出計を内蔵。 露出の微妙なカラー・リバーサルの撮影もOK!。
キヤノンPでは使いにくかった35mmレンズも0.7倍のファインダーでは極めて快適に使え、後で書く予定の25mmとの組み合わせでスナップに活躍。街中のお散歩カメラとしては最高(でした)! 何故か過去形

昔のバルナック・ライカのコピーとは違う、いわゆる「プアマンズ・ライカ」の嚆矢とも言えるベッサだが、一眼レフのボディを流用した縦走り式の金属幕フォーカルプレーンシャッターの音が少々耳障りなことと、プラスチックを多用した外装はチョッと残念。

ただ、この2年後に出たR2では、マウントがライカMマウント(コシナさんではVMなどと呼んでいますが)に変わり、外装もマグネシゥム合金となり、さらに2年後にはスッキリした軍艦部のデザインで自動露出も可能なシリーズが出たり、ユーザーの意見を汲み上げるというと聞こえはいいけど2年サイクルで新しいのが出というのは、頻繁に買い替えなぞできない私としてはなんとも歯痒い限りです。
(もっともデジカメの商品としてに寿命はもっと短いけど…)

現在では、街中のお散歩カメラの座はコンパクト・デジカメに譲り、時々露光の楽なネガ・フィルムを入れて使うこともあります。(ただ、現像のときにフジカラーCDも頼んじゃったりして…)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 蝉@陶板名画の庭 SNAP SHOT-SKO... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。