”お二人様の老後”


 年寄り夫婦の”日常”や”戯言”そして”泣き言”を書き連ねてみます。

"Windows 10" に変わってみて、、、。

2015-11-17 16:36:51 | 生活

 これまで使っていた O.S. はWindows 7だった。 なに不自由なく使っていたのだが、昨日立ち上げたときに「Windows 10 へのアップデートをしよう」というような吹き出し画面が出た。 以前にも何度か見たような気がする画面だったが、これまでは「やり始めたら時間がかかるので面倒くさい」くらいの気持ちで看過してきた。 しかし昨日は午前中も早い時刻だったからか、深く考えもせずに「やってみよう」という気になってしまった。

 そして案内にしたがって半日あまりかかって処置を終えた。 Windows 10 へのアップデートが終わったはずだった。 そして出てきたデスクトップ画面は 紅葉と滝 の画面で「気に入りましたか」というコメントがついていた。 気に入るも入らないも、何のことか分からないので適当に画面上でクリックしてみた。 そしたら人型(上半身)のシルエットとOWNERというサインイン画面になった。 サインインしてみたところやっと以前のデスクトップ画面が出てきた。 画面は以前よりもなんとなくきれいになったような気がした。 そして、半日の労力でWindows 10を手に入れたと悦に入っていた。

 ところがである、いつも使っていた俳句のファイルやある資料の集計表などが入っている”ドキュメント”の入り口がどこにも見つからない。 あわてて、年賀状用の”筆ぐるめ”はどこかと探してみたがこれもすぐには見つからなかった。 ドキュメントがすぐに見つからないのでは困ると早速N.E.C.の コレクトセンター へ電話して聞いてみた。 そうしたら、Windows 7 は10へのアップデートはできない機種なのだとの返事だった。 しかし、出来るという案内が出てそれに従ったらできたみたいだと言うと マイクロソフト社の問題なので返答しかねる、どうしてももとに戻したければP.C.をN.E.C.へ送って初期化するしかない ということだった。 費用は15,000円余りかかるという。 

 Windows 10 が出たころはそれまでの機種でも無料でアップデートすることができるといろいろなところで見聞きしていたように思う。 その当時は「別に、むつかしいことにP.C.をつかっているわけでもないしアップデートしてみても機能をすべて使うわけでもないのだから」と、まったく関心はなかったのだった。 その後かなりの期間が過ぎたと思うのだが、その間にアップデートした人たちから問題点の指摘でもあったのだろう。 今では機種をよく調べてからにするようにということになっているらしい。 しかし、そんなことは全く知らなかったし、アップデートを勧めるような吹き出し画面まで存在するのだから困ったものである。 矛盾というかいい加減というか、知らずにやってしまったこちとらはいい面の皮である。

 その後、あれこれ触っていたら ドキュメント もあったし Excel の入り口もわかった。 できなくてこまった 印刷 もできた。 不便だが何とか使えそうだから大きなトラブルが生じるまでこのまま使ってみようと思っている。 使えなくなったら15,000円かけて初期化すればよかろう。 I.T. などというものはその程度に付き合っていけば良いのだと思う。 しかし、そんなI.T.なるものに国や世界のすべてが牛耳られようとしているから困ったことである。

 そして気づいたことがあった。 Windows 10 らしきものを手に入れたのだが、使い始めのいかに煩雑で面倒なことか。 知らぬ間に長い間に、Windows 7というものにずいぶんと馴れ親しんでしまっていたのだということを改めて思い知らされた。 そして同時に、44年間連れ添ってきている「妻とのありよう」についてもまったくこれと同じことなのだと気づかされた。