明日へのヒント by シキシマ博士

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「ミス・ポター」 想像すれば人生はいつも輝く

2007年09月24日 21時17分25秒 | 明日のための映画
映し出されるすべてが愛おしい、大切な宝物のような映画に出会えました。
ピーターラビット〟の生みの親、ビアトリクス・ポターの物語「ミス・ポター」。
女性向けの映画のように思われがちですが、仕事や人間関係に疲れているオジサンにこそ、是非とも観て頂きたい映画です。


ヴィクトリア朝の封建的な空気漂う20世紀初頭のロンドン。
上流階級の女性ビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、自らが書いた絵本を出版社に持ち込み、ついに契約をとりつける。
新人編集者ノーマン(ユアン・マクレガー)とのコンビで制作される本は、次々にベストセラーとなった。
そして、いつしか2人は愛し合うようになる。
しかし、身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代。
ビアトリクスの両親は結婚を許さない。
それを押し切って恋に落ちる2人だったが、思わぬ運命が待っていた…
(監督:クリス・ヌーナン 93分)



親の支配からの脱却、女性の自立、恋、思わぬ運命のいたずら、そして自然保護活動。
彼女の人生はけっして平坦ではなかったはず。でも、この映画はそんな苦悩には着目していません。
いわゆる伝記映画にありがちな、苦労の末に成功を成し遂げるという話ではありません。
映し出されるのは、ポターの豊かな想像力と前向きさです。
人が幸福を獲得するために、どういう手段をとるかではなく、どういう心を持ったら良いのかを綴った映画です。

人生に、不測の出来事は付きもの。
その出来事自体は、幸とも不幸とも定まっていないのかも知れません。
打ちひしがれてしまうか希望に変えられるか、その受け取りかた次第で、幸・不幸に振り分けられるんだと思います。
彼女の素晴らしい想像力は希望を生み、希望は心を潤わせ、人生を豊かに満たしていきます。
きっと、〝幸福〟とか〝成功〟とかいうものは、こういうことなのでしょう。
だからそういう意味で、この映画は優しい作りにはなっていますが、「想像力さえあれば誰もが幸福になれる」ということを力強く訴えかけてくれます。
演じるレニー・ゼルウィガーの表情がまた素晴らしく、この〝幸福〟に圧倒的な説得力を持たせています。
湖水地方の風景がまた、とても美しいです。

殺伐とした現代人の心に潤いを与えてくれる、清々しさに満ちた、まさに珠玉のような作品。
心あらわれること間違いなしです!

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2 コメント

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グッズ~ (cyaz)
2007-10-04 08:13:09
シキシマ博士さん、TBありがとうございましたm(__)m

この時代に自然環境に前向きに取り組んでいたミス・ポターであったからこそ、ピーター・ラビットは今まで、そしてこれからも人々の心の中に生き続けるのだとに思います。 一家に一台・・・ではないですが、必ずピーター・ラビットのグッズがあるものですね^^
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>cyazさん (シキシマ博士)
2007-10-05 23:56:29
こちらこそ、コメントまで返して頂きありがとうございます。

>必ずピーター・ラビットのグッズがあるものですね^^

すいません、我が家にはありません。(汗)
でも、この映画で彼女の生き方にとても共感できたし、機会があれば手にとってみようと思いました。
きっと、彼女の生み出したキャラには、彼女の前向きな心が宿っているんでしょうね。
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