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数字を認識する「脳の領域」は・・・

2007年01月07日 | カウンセラーの独り言
早いもので、正月、正月と喜んでいましたが今日はもう7日! 七草粥などは召し上がりましたか? 私は朝はお餅、昼は外出先でファミレス、夜も外出先で焼きサバ定食・・・と七草には何の関係もない食事をしてしまいましたが・・・。

さて、京都大の正高先生が人間の言葉と数字は別々の脳の領域で認識している事をつきとめ米国の学会誌に発表されました。

概要は下記の記事の通りですが、右利きの人は数字を認識するのは左側のこめかみ部分に大きく影響しているようです。
まだまだ、脳の事は判らない部分が沢山ありますが、地道な研究がこうした新しい発見を導き、私たち人間の脳の機能が解明されるんですね。



<<< 言葉と数は別々に認識 脳の領域特定、京都大 >>>

記事提供:共同通信社(2007年1月4日)


 右利きの人は脳の左半球の前頭葉で数を認識しており、言葉をつかさどる言語中枢とは別の領域が担当している
との研究結果を京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の正高信男(まさたか・のぶお)教授(認知科学)らがまとめ、
米科学誌に3日発表した。

 正高教授らは日本人が日常使う算用数字(アラビア数字)ではなく、なじみの薄いローマ数字で実験した。
 23?25歳の大学院生14人に、通常は文字の列としか思えないローマ数字を提示。「CMXCIX」だと999を表す。
次にローマ数字の計算の法則を説明、50問を計算してもらった。「C」「M」などはこの場合、文字ではなく
数字であることを明確に認識するよう実験を工夫した。
脳の血流を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べると、理解が進むにつれて広範囲で血流が飛躍的に増えた。
正答率が8割を超えた段階で左のこめかみ付近の内側に当たる部分だけが増え、ここが数を認識するのに重要な部位と判明した。

 正高教授は「ヒトが言葉を使いだしたのは約10万年前で、それ以前から数を数えていた。歴史が古く、
言語中枢と認識する場所が異なるようだ」と話した。
左利きの人は、認識する領域が人によって異なるため、研究対象にはしていない。






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