異常行動、犯罪行為、生活習慣病、心の病、暴力・・・こんな言葉は「子供」には無縁だったのは、いつ頃までの話でしょう。
ここ数年の事件や悲しい出来事などに「子供」が何らかの形で関わっていることが非常に多くなったと感じている方は多いと思います。
こうした子供の問題に取り組むべく、文部科学省は昨日(3/29)、中教審(中央教育審議会:山崎正和 会長)に対して「子どもの安全や健康問題、食育について学校の取り組みを進めるための方策」を諮問したそうです。
今後、中教審では具体的に
(1)通学路などでの安全確保
(2)メンタルヘルスやアレルギー疾患など心身の健康問題
(3)偏食やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を防ぐ食育
などについて、教員の役割や学校の体制整備などの審議を始めます。
また、学校での健康診断の実施や学校医の配置などを定めた学校健康法のほか、給食について規定した学校給食法など関係法の改正が必要かどうかも検討するようです。
以前にもお話したことがあると思いますが、特に子供の異常行動(例えば、俗に言う=キレル子供)と 食育、食事は大きく影響がある事は色々な研究でも報告されています。
中教審がどのような答申をまとめるのか・・・実効性・有効性の高い方策を提言して頂きたいと思いますが 「お役所仕事」にならず、本当に子供のことを考えた対策を、そして教育現場で苦労されている先生方のことも十分に配慮した内容となることを期待しています。