こころのカフェテラス ~ ほっと癒されるblog ~

最近疲れてませんか?「からだ」と「こころ」
心理カウンセラーの目線で心身の健康・社会等に関する情報を発信しています。

雑感・・・

2006年01月31日 | カウンセラーの独り言
いよいよ明日から2月です。あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。
2006年幕開けの1ヵ月・・・色々な出来事がありましたね。

何と言っても「ライブドア」の事件・・・社会、経済、政界に大きな影響を与え、今も幾つもの時限爆弾を隠し持っているような様相です。

先週は、ホテル東横インの不正改造事件。
一番最初に社長の記者会見見た時に「この人、ものすごく正直な人だなぁー。だけどこんな言い方や発言はちょっとまずいよなぁ。」と直感的に思いましたが、やっぱり大きな問題に発展してしまいました。私も出張などで東横インを利用することがありますが、ホテルそのものは価格とサービスがバランス取れていて利用しやすいホテルだと思っています。まっ、早く是正勧告に従い「改造箇所をもう一度正しい姿に改造」して正常な経営に戻してもらいたいと思います。あっ、それから社長の頭の中も少し是正勧告したほうがよいのでは・・・。

米国産牛肉問題、これまた問題の根が複雑且つ深くなってしまいました。政局やポスト小泉どころか、現小泉政権の屋台骨まで揺るがしかねない問題に発展しそうです。
防衛庁の問題も含め、政局からも目が離せません。

2006年、前途多難な年になるのでしょうか・・・。
明日から2月、豆まきでもパーッとやって「福」を招き入れたいですね。

小さな事から、コツコツと・・・

2006年01月30日 | 「こころとからだの健康」お役立ち情報
時間が経つのは早いもので、ついこの間「お正月」「成人式」・・・と言っていたのに今週はもう2月に入ります。
昨年末の私のblogで「一年の計は元旦に・・・は止めて無理に大きな目標を立てないほうが・・・」と書いたんですが、そうは言っても「今年の大目標」を立てた方も多いのではないでしょうか?

先日あるカウンセリング事例に「毎年、今年こそダイエットを・・・と目標をたてるが、毎年実現できたためしがない」というものがありました。こんな事は大小様々ですが皆さんも経験があるのでは・・・。私なんかも日常茶飯事のようにダイエットしなくちゃと考えています。しかし、実態は逆の路線を突っ走ってますが。

私たちは日常生活でも、大きな目標をたて真正面から取り組むと、ついつい無理をしてしまい結果として長続きしないという傾向があります。
前述の事例クライアントもそうです。カウンセラーが「もし、ダイエットが順調に進んでいるとしたら、日常行動はどんなかな?」とたずねると「外食しない、菓子を買わない、寝る前に食べない・・・」という返事、続けて「まっそんな日常行動とる自分になったことは無いけど・・・」と苦笑しており自分自身を良く自覚していました。そこでカウンセラーがさらに「もっと小さな行動では・・・?」と効くと「う~ん、体重表をつけるとか・・・」と返事がありました。
そうです、ダイエットを極端に意識せずに記録をつけてみる。これは本当に小さな事で苦痛や我慢も伴いませんが、意識の変化に大きく働きかけます。そして小さな変化が、大きな変化を導く事があるようです。大きな目標に体当たりする事ばかりではなく、負担にならないことからスタートすると回り道のように見えて、実は結果的に近道になることも多いものです。

ちょっと前まで国会議員の職にあった、吉本興業、関西漫才界の大御所「西○きよし」氏が議員になった頃よく言ってました・・・「小さな事からコツコツと・・・」 大切な事かもしれません。

上海レポート (4)

2006年01月29日 | らくがきコーナー

一夜明けて、今日は中国正月の元旦です。 と言う訳で 

「新年快来

今年は爆竹や花火も許可されたようで、久しぶりにハデな元旦を
迎えたことと思います。
日本でも横浜や神戸の中華街でも昨晩カウントダウンがあったり
春節を祝うパレード(写真)があったり、それぞれの家庭で正月の
お祝いを
しているようです。

今度は上海の正月に合わせて、また訪問してみたいです。

つづく


上海レポート (3)

2006年01月28日 | らくがきコーナー
今日は旧暦、中国の大晦日、そして明日は正月(春節)です。

先日訪問した、上海もデパートに入口や商店などに正月の飾りがあり(写真)中国独特の赤、金の派手ハデな飾りをします。
これから一週間くらいは中国人もそれぞれの家で、親戚などが集まり飲んだり、食べたり、マージャンしたり・・・正月を思い思いの形で祝うようです。

ところで、中華料理のお店などに「福」という金文字を書いた赤い紙が上下逆さまに貼ってあるのを見た事ありませんか?
あれって間違って逆さまに貼ったあるんじゃないんですって。「福」が天から舞い降りてくるという意味で上下を逆さまに貼るんですって・・・。
お国柄で色々なおまじないがありますねぇー。

つづく

「 D V 」 について

2006年01月28日 | 「こころとからだの健康」お役立ち情報


えぇー今は、1/28(土)の朝6:11です。
妙に朝早く目が覚めてしまい夕べ片付けなかったパソコンにそのまま向かっています。
とは言っても、今日は朝から外出する予定があり7:00には起きようと思っていたので
まぁー「早起きは三文の徳」を期待しつつ、blogチェックしていました。

さて、そんな爽やかな土曜の朝から投稿している内容は「DV」についてです。
皆さんは「DV」ってご存知ですか? 「 D V : Domestic Violence」配偶者などによる家庭内の暴力(肉体的、精神的、経済的な様々な暴力)の事です。

先日、ある女性会社員から「7年前から交際し始め、5年前から同棲している」という相手の男性のことで相談を受けました。
彼女は32才男性は29才ということで会社は別々ですが、お互いに同じ趣味のサークルで知り合い交際が始まったとか・・・。彼女も30才を過ぎ「そろそろ結婚、子供も欲しい」と考えるようになり、両親からも同棲という不安定な形ではなく正式に結婚したら・・・と言われているようです。
しかし、彼女には結婚へ踏み切れない大きな悩みがありました。それが彼の暴力「DV」でした。彼の感情の起伏や激しい行動の変化に疲れ始め「私がいけないのか?彼が異常行動なのか?」判らなくなり精神的に疲れ果て、睡眠障害なども併発していました。
彼女は「DVと言っても、暴力まではいかないんですけど・・・」と話し始めたものの、聞いてみると、強烈な罵声や暴言を吐かれたり、彼女の友人関係を問いただし、一日の行動をチェックし、時には携帯電話の履歴や電話帳の登録内容まで確認したり、ひどい時には胸ぐらを掴まれて壁に突き飛ばされたり・・・と完全にDV被害そのものであり、男性の行動もDVの典型的なものでした。

DVは加害者側が暴力を振るう発作期と、「昨日は暴力を振るってゴメン」などと反省するハネムーン期が交互に表れるため、被害者が「DV」だと気がつきにくいことや、「お前が悪いから、仕方なく俺がこうせざるを得ないんだ」と加害者が自分の行動を正当化するなどの特徴があり、被害者側は「私が悪いんだ」「私がもう少し我慢すればいいんだ」などと思い、周囲へ助けを求めなかったり、発見が遅れる事が沢山あります。

どんな状況であれ、謂れのない暴力や叱責を受ける事は間違いであり、自分でも「ちょっとおかしい、いき過ぎている」と思ったら、躊躇せず専門機関に相談すべきです。
各都道府県に「女性センター」が設置されている他、民間やNPOの相談窓口、一時的に避難できる「シェルター」も最近増えています。子供連れでも対応してくれるところもあります。前述の相談を受けた女性にも、あまりにひどい時には、とにかく家を出て一定期間離れて暮らし、DVの専門家に相談する事を勧めました。

こうしたDV被害は、当初結婚している夫婦間か同棲や内縁関係の男女間の問題として受け止められてきましたが、最近では恋人同士や中には中高生のカップルにも同様のケースが見られるようになっています。
法律による被害者の保護が整備されていますし、とにかく我慢しないで相談するべきです。また、私たち心理職も被害者の心の傷を癒す事はもちろん、加害者の心のケアを行い「DVを引き起こす真の原因」をさぐり心理療法などにより精神状態を落ち着かせるとりくみも始めています。

ご自分だけでなく、周囲に悩んでいる人がいたら、相談を勧めてあげましょう。

催眠術の悪用・・・

2006年01月27日 | カウンセラーの独り言
またまた、変な事件が起きています。って言うかバカバカしくて真面目に考えるのも嫌になるくらいです。

東京都東大和市の民家で、多数の女性と集団生活(容疑者いわく、一夫多妻制を実現したかった・・・?)をしていた自称・元占い師の男が、集団生活への参加を断った20歳の女性を脅していたとして脅迫容疑で逮捕されました。
家宅捜索で、催眠術関連の書籍が複数押収されたとようですが、専門家の間では「男と同居している女性たちはマインドコントロールされている可能性がある」と指摘もあります。
容疑者は「夢の中に出てきた話をしただけ」「夢で女性にモテル呪文を聞いた」「今、女性に嫌われる呪文を考えている」等々、本当にアホらしい過ぎて腹もたたないわけですが、催眠術関連の本を複数押収と聞き相変わらずというか、懲りずにというか「催眠術の悪用」を考えるタコ野郎がいる事には腹が立ちます。

私たち心理職や療法家はそれぞれの得意分野がありカウンセリングの場面でも、また心の不安やストレス解消にも「催眠療法」などを応用する事が頻繁にあります。お聞きになったことがあるかもしれませんが「自律訓練法」等は自己催眠の一種であり催眠療法の基本を忠実に守り正しく安全に応用しているものです。

こうした事件等が報道されると「カウンセリング・・・」「催眠療法・・・」と言うと、うさんくさく感じる人が増えてしまうのもまた現実で本当に残念です。
まっこの事件は程なく全容が解明され、適切な捜査と容疑者に対する処罰が行われると信じますが、「催眠術」悪用しないで下さい!!
「催眠術」でモテる男になんか絶対になれませんよ。ホントに・・

家の中でも「会議」の続き・・・

2006年01月26日 | カウンセラーの独り言
連日、TVや新聞のニュースは 堀江 元社長に関する件がこれでもかぁーっていう位報道されています。そう、早いですね、彼はもう「元社長」と報道されるのですね・・・10日間の拘置が東京地裁で決まったようですが、一部報道では「携帯電話は持ち込めないのか? インターネットにはつながらないのか?」等と係官に言ったとか。彼にとっては「情報から遮断される」のが「懲役刑」に匹敵する位つらいのかもしれませんねぇ。

さて、今日は家の中での家族のコミュニケーションについてです。

よくありがちな光景だと思いますが、お父さんがたまに早く帰ってきたり、休日の夕食で家族が集まった時に何故か家族の会話がしっくりこない。
ある家庭の子供さんが「パパといると会議みたい・・・」と言ったそうです。
お父さんも無意識なんですが、家族との会話のチャンネルが、普段の会社人間チャンネルのままで切り替えていないということのが多いようです。もっと言えば普段家庭に目を向ける時間が少ない人ほど「チャンネルの切り替えが出来ない」と言うことです。
会社の会議では「結論は何か」「5W1Hで簡潔明瞭に」などなどの会議スキルが求められ、誰もが訓練されて身体に染み付いています。
しかし、家族の楽しい会話は「あれが楽しかった」「これが好き」「今日はこんな事があって、こう感じた。だけど、こういう感じ方もあるかなぁ?」とか感情と事実が混ざり合った内容の会話が多く、会社での会議のように事実関係の確認や解決方法の追求は優先されません。

家族との会話では、気持ちを少し切り替えて家族の話を聞きながら、自分の考えも述べながら、けっして「お説教」にならないようにすれば、会話のすれ違いは大分解消されるのではないでしょうか?

ホメ上手、ホメられ上手 になる・・・

2006年01月25日 | カウンセラーの独り言
先週の降雪以来、今週は毎日厳しい寒さです。今日は東京では日中9度位になるそうですが、空気も乾燥していますので、風やインフルエンザに注意が必要です。

さて今日は、「ホメ上手、ホメられ上手」についてです。
私たち日本人は昔から社交辞令や謙遜を美徳とする意識から、自分や自分の身内・仲間などを人前で褒めると言う事はあまり上手ではありません。
また、褒められると必ず「そんな事ありませんよ・・・」「何を仰ってるんですか・・・」などと否定しますし、あまり大袈裟に褒められると逆に「バカにされている」と思ったりもします。ずいぶん前に「褒め殺し」なんて言葉も流行ったりしました。しかし、もっと素直に褒めたり、褒められたりすることで人間関係が和やかに楽しいものになってきます。

先ず「ホメ上手」になるには、相手の良いところを感じたら、大袈裟にならない程度に出来ればその場で言葉に出して褒める事です。特に直接相手を主語にして褒めるのではなく、自分がどう思ったかを伝える、自分を主語にして相手を褒めると言い出しやすいそうです。
例えば「いつも楽しい話をしてくれる、貴方がとても素敵です」と言うより「私は、いつも面白い話をしてくれる貴方のおかげで、楽しい」とか、「貴方はいつも素敵ですね」を「貴方の今日の服は素敵で私は好きです」とか・・・。
こうして相手を直接的に褒めずに、自分がどう思ったかに置き換えると褒めやすいようです。

次に「ホメられ上手」は、褒められたら、もうただ素直に「ありがとう、褒めてくれてうれしい」と態度に表したり、言葉で伝えれば良いだけです。そうしているとお世辞や社交辞令で「褒めている」人はそれ以上何も言わなくなりますし、本当に心から褒めてくれる人が自分の周りに残ります。

褒められたら「ありがとう」と素直に言えるようになると、人を褒めるのが上手になりますし、人を褒めると自分が褒められる機会が増えてくるという「好循環」になります。
今年のひとつの目標として「ホメ上手、ホメられ上手」目指してみてはいかがでしょうか。

意外に早かった逮捕・・・

2006年01月23日 | らくがきコーナー


今回のライブドアに関する一連の捜査はヤケに進め方が早いと思いませんか?
堀江社長他、役員の4人が逮捕されましたが意外に早い逮捕だなぁと・・・

昨日のテレビなどでは「国策捜査」なる言葉が飛び出しているほどですから、地検特捜部も相当内定(昨年9月位から着手とも言われている)が進んでいたことと、内部通報者(チクッた人)が居たこと、特に1/16の家宅捜査以降も絶える事の無い密告、情報提供が沢山あったことが予想されます。

昨日、日本テレビのプロデューサーと堀江氏が電話で話している内容が放送されていましたが・・・堀江氏は相当精神的にマイッている感じが受け取れました。

今後の捜査・取調べに注目したいと思います。

一人二役で迷いを解決 !

2006年01月23日 | 「こころとからだの健康」お役立ち情報
今日のブログは、いきなり浴室の写真です。「こころのカフェテラス」はいつから浴室の商品カタログになったんでしょ~? いやいや、違います。オチは後で判りますが、こう毎日寒いと温泉などとは贅沢をせずとも、どんなに狭くても家のお風呂でユックリ温まるのは幸せですねぇ。(念のため、我が家のお風呂は写真のような立派な浴室ではありません・・・悲しい~)

さて、お風呂談議ではなく、迷いを解決する方法の本題です。
先日、新聞のコラムに面白い記事を見つけました。

誰でも、大事な事を決める時(大して大事ではないことでも)に、迷う事はありますよね。例えば就職する時に内定を貰っている会社が2つあったり、マンションや車等の大きいものを買うときに最終の候補2つから選ぶとか・・・、もっと身近な例では、今日着て行く服はどちらにしよう、今日のランチはカツ丼とカツカレーどちらにしよう・・・なんていうのもあります。

まっ後者の身近な迷いは、ちょっと置いといて、大切な選択で迷う時に「一人二役」で話し合ってみるのという手段があります。例えば机やテーブルを挟んで椅子を二つ置き、席をちゃんと移動して、例えばA社に就職しようとする自分と、B社にしようとする自分で色々と話し合ってみます。実際に声に出して・・・ちょっとバカげているとか恥ずかしいとか思わずにまじめにやってみます。
双方の良いところや悪いところ、疑問を投げかけ回答します。そうしている内に「何か自分にシックリ落ち着くのは・・・」どちらか判ってくる事があります。
コラムには「後悔しない選択は、あれこれと悩みつつも結局は身体感覚が決め手になることも少なくない」と記されています。
こうした手法は、心理療法でも良く使われることで、トラウマに悩まされているクライアントにその真の原因を突き止め解決させるために「もう一人の自分やインナーチャイルドと対話させる」とか、心理ゲームや心理劇で複数人が役割を演じながら深層心理に近づくとか・・・とても興味深いものです。

この迷ったら一人二役で相談する方法は簡単に出来ると思います。ただ一人でブツブツ言いながら会話していると「あの人ちょっと・・・???」と思われてしまう可能性もあります。そこで冒頭の「お風呂」の登場です。風呂場など誰もいないところで、恥ずかしがらず対話してみましょう、相談してみましょう。迷っている自分同士で・・・。きっと納得のいく結論が見出せると思います。

人に話す事で安心する

2006年01月22日 | カウンセラーの独り言
昨日(1/21 sat.)は久しぶりに関東でも大雪になりましたね!
(昨年から大雪にみまわれている地域の皆さんには
「これ位の雪で、何言ってんの」と言われそう)
私は昨日東京新宿区に出掛けており、帰りに電車が運休していて、ちょっと大変な思いをしましたが、まだまだ明日の朝も路面凍結などで車の方や歩行者の方もお気をつけ下さい。

さて、昨日あの大雪(東京の感覚では・・・)の中でしたが、あるNPO団体が実施している病気に関する「フリーダイヤル相談」の様子を見学に行きました。
ある病気と言っても色々ありますが「白血病」に特化したもので、この相談窓口は毎週土曜日の10:00~16:00まで開設され、医師や白血病の元患者、患者家族、支援団体等のボランティアが相談員を務めています。
昨日当番をされていたベテラン相談員の方とお話をしましたが、白血病と言う一種特別な病気、血液難病という意味で、白血病と診断されパニックになっている患者さんや、ご家族、入院・治療中で現在の治療法や医師の対応に疑問や不満を持っている方、病気の予後や社会復帰の可能性、病気治療中の患者や家族のこころのケアといった内容で、ここには書ききれない程の色々な悩み、質問が寄せられているそうです。
私は過去の相談受付票などを見せていただきながら、「十人十色の相談内容だけど、最終的には人に話す事で大分安心したり落ちついたりしているなぁ」と感じました。
カウンセリングをする際にいつも思いますが、「先ずはゆっくりと全て聞いてあげる」事がスタートだと言う事です。相談者はとにかく不安がいっぱいで何かを誰かに話さずに居られない精神状態です。特に難病の患者さんやご家族は色々な不安を抱え、おそらく「フリーダイヤルに電話する」事でさえ、かなりの勇気を必要としたはずです。

人に話す事は、簡単なようで実に難しい事ですが、カウンセラーの端くれとして「話しやすい」「相談しやすい」「話した事で、取り敢えず安心できた」と言われるようなカウンセラーを目指したいと改めて感じました。

増えている「パニック障害」

2006年01月20日 | 「こころとからだの健康」お役立ち情報
昨日~今日は関東地区も冷え込みが厳しく、太平洋側でも降雪の予報が出ています。皆さんの地区はいかがでしょうか?

今日は久しぶりに「お役立ち情報」を投稿したいと思います。今日のお題は「パニック障害」です。

これもまた、ブログなどの限られたスペースでは書ききれないほど奥の深い問題ですが、自分で気づくためのサワリだけちょっと・・・。

パニック障害については、最近情報が簡単に入手でき、本、ネット等々でも多くの著作を見ることが出来ます。またそれだけ患者さんや患者予備軍が増えていると言う事の表れでもあります。
パニック障害の原因はこれまたハッキリしていない部分が多いのですが、脳の神経伝達過程に何らかの障害が発生したり、バランスが崩れる事で発症すると言われています。
主な症状は、急に(突然に)動悸やめまいがしたり、息苦しくなったり(過呼吸状態)して、「このまま死んでしまうのでは・・・」という強烈な不安、パニック状態になります。このパニック発作は個人差がありますが30分~1時間程度で治まりますが、だんだん「また、あの発作が起きたら・・・」「外出先でいきなり発作になったら・・・」というような予期不安から、だんだん外出できなくなくなったり、生活・行動の範囲が狭くなって、家に閉じこもるようになってしまいます。

症状にあるように、動機や呼吸困難、めまい等があることから、ほとんどの人が内科や呼吸器科を受診し検査しても異常が見つからないため治療が遅くなる傾向もあります。

自分自身で「パニック障害」を疑うポイントは下記の通りです。

  ①突然に予期しない動悸、発汗、震え、息苦しさ、胸痛、吐き気、めまい
   など(パニック発作)が起きる

  ②上記の症状を起こすような身体的な原因が見当たらない
   (心肺機能や甲状腺機能等に異常が無く、病院で検査しても異常が無い)

  ③上記のような症状が、何回も繰り返し起きる

  ④上記のような症状(パニック発作)がまた起きるのではないかとという
   大きな不安や恐怖感が1ヵ月以上続いている

以上の様なことが当てはまったら、一度心療内科や精神科等を受診するのも良いと思います。治療には抗不安薬等が処方され、場合によっては不安な出来事の受け止め方を変える為にカウンセラー等による心理療法なども行われます。また、治療後期には少しずつ不安な場所や不安な事に慣れていくための「練習」をする事もあります。いづれもある程度の時間をかけて(半年から1、2年)ゆっくり焦らずに治療する事が必要です。

自分で「あれっもしかしたらパニック障害?」と思ったら、我慢せずに先ずは専門医に相談してみましょう。

上海レポート(2)

2006年01月17日 | らくがきコーナー
昨晩に引続き上海レポート第二段!

国内では相変わらずの大雪の被害と昨日の夕方からのライブドア強制捜査、そして
ヒューザーの小島社長国会証人喚問・・と大きな、大切なニュースがたくさんあります。が、懲りずに上海レポートをお届けします。

中国という国は、昔は強い共産主義の元、全てを国が管理していて、早く言えば一所懸命働いても、テキトーに働いてもある程度の収入は確保されてました。
だから真面目にやるのはバカらしいという考え方の人が多かったようです。しかし、文化大革命以降、特に最近の経済開放政策以降は、やればやっただけ儲かることもある程度認めようとする動きがあり、特に上海は経済特区となっている為にその影響が大きく貧富の差が非常に大きくなっています。
昨日、リニアモーターカーが片道料金50元(日本円で750円)で高くて庶民は乗れないと書きましたが、平均的な労働者の月収は1,000~1,500元(日本円15,000~23,000円)程度です。会社勤めの課長さんや部長さんクラスで日本円45,000~60,000円程度ですから、リニアなんか乗れませんよねぇ。

最初の写真は、上海の中心部から郊外にある高層マンションを写したものです。手前は昔からの町並みで、個人商店と近所に住む人で賑わっている地域です。月収1,000元レベルの地域です。しかしその奥に見える高層マンションは家賃だけでも6,000~10,000元する物件もあり、そこに住むいわゆる中国エリート達も大勢います。

次の写真は古い町並みで裕福ではないけど楽しく暮らす人民の様子です。本当にこうやって町の中でマージャンやってるんですよ。寒いのに外で・・・。



彼らも、また逞しく生活しています。平日だったので外でマージャンやっているのはお爺さん達が多かったですが、永い事ああやって生活してきて、これからも大きく生活は変わることが無く暮らしていくんでしょうね。
日本はこれまで、「一億総中流意識」と言われていましたが、昨年あたりからニートなどの問題もあり「下流社会」なるものが生まれつつあります。中国と日本・・・近くて遠い国、同じ肌の色でも考え方や価値観が全く違う、色々と考えさせられます。

つづく

上海レポート(1)

2006年01月16日 | らくがきコーナー
ずいぶん長い事、ブログの書き込みをサボっていました。と言うか中国出張から木曜日に戻り、翌日からまた出張して日曜日は暴睡してしまい、結局更新が今日になってしまいました。



さて、今日から何回かに分けて上海レポートをします。
写真は、アジア圏では初めて商用路線として開業しているリニアモーターカーです。もちろん乗りました。日本にも山梨県に随分前に「実験路線」が建設されていますが、もう20年近くも実験だけやってます(トホホ・・・)中国はドイツのシーメンス社との技術提携で商用路線を建設しました。今はまだ途中までしか出来ていませんが上海「浦東国際空港」から浦東地区の途中まで、約30Kmの距離をわずか7分で走ります。最高時速は431Km/hです。次の写真は車内のディスプレイに最高時速が表示された瞬間です。



揺れも少ないし、思ったほどの「G」も感じないし快適な乗り物でした。広大な土地を持つ中国では国内の移動には飛行機が欠かせませんが、こうしたリニアモーターカーがもっと普及すると便利になるのでしょう。しかし料金は50元(750円位)で、中国の庶民にはまだまだ高い料金であり、簡単に乗れるものではありません。
ところで「リニアモーターカー」中国語では「磁浮列車」です。そのまんまの表現ですよね。何かちょっとチャチイ感じがするのは私だけでしょうか?

つづく

出張で4日程 blog お休みします

2006年01月08日 | 皆さんにお知らせ
仙台のシュウちゃん誘拐事件は、今朝無事に保護されて、その後犯人夫婦も逮捕され解決しました。
とにかくこの寒さの中で赤ちゃんの安否が一番気がかりでしたが、本当に無事に保護されて良かったです。夕方のニュースでも赤ちゃんの体温が保護された当初は低かったのがやっと正常に戻り始めたと伝えていました。

シュウちゃん、良く頑張ったね!

まだ若いご両親、良く頑張りましたね!そして無事に戻ってきて本当に良かったですね。お母さんは心労のため体調が優れない様子・・・無理をしないで病院を退院してもしばらくはご家族にお世話になってゆっくり休んでください。

関係者の皆さん厳冬の中、本当にご苦労様でした。赤ちゃん無事の知らせが何よりの慰労になりますよね。


さて、私は中国(上海~蘇州)に出張のため4日間ほど blog をお休みします。モバイルノートパソコンを持っていくか悩みましたが、通信状態がイマイチらしいので止めます。

それでは皆さん 「 再 見 ! 」