こころのカフェテラス ~ ほっと癒されるblog ~

最近疲れてませんか?「からだ」と「こころ」
心理カウンセラーの目線で心身の健康・社会等に関する情報を発信しています。

ジェネリック医薬品・・・?

2007年05月31日 | カウンセラーの独り言

大変ご無沙汰していますねぇー、ちょつと サボってしまうと挫けそうになってしまう最近の私のブログ・・・

5月も最後ということでちょっと投稿してみます

最近、テレビCMなどで「ジェネリック医薬品」という言葉を良く耳にしませんか そうです後発医薬品と言って大手や海外の製薬会社が、新薬として開発・販売したものを同じ成分で後発で 安く提供しているものです。

医療費に占める薬剤の費用はかなり高額ですから、同じ効果・成分で安く手に入るならそれに越した事はありませんよねぇー
しかし以下の記事のように、 実は必ずしも同じものばかりではないという報告が昭和大の内田先生からありました。
信じて服用している患者さんにとっては衝撃的な発表ですが、もう少し時間をかけて真偽のほどを見極める必要があるようです


***  以下報道記事  ***


後発品、「先発品と同じ薬」は誤り 昭和大・内田教授

 昭和大医学部第二薬理学の内田英二教授は17日、東京都内で開かれた国際治療談話会例会(日本国際医学協会主催)で講演し、後発医薬品の普及に向けて、業界の信頼性確保など8項目にわたって提言した。
  内田教授は、「後発品は新薬と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が同一」「品質の違いはない」などと説明しているが、必ずしもそうとは言い切れないと指摘。「先発医薬品と同じ薬であるという誤った認識を是正する必要がある」と述べ、適正な情報を隠さず社会に提供すべきだと主張した。
  内田教授はまた、「わたしが調べた限り先発品の適応症がない後発品が40種類以上ある」と問題視。ロキソプロフェンナトリウムの後発品のうち3品目は、添付文書に記載された薬物動態パラメーターが全く同じだったことを指摘し、「臨床薬理学的にみて、そんなことはあり得ない」と疑義を示した。
  その上で、申請時に提出する溶出試験、生物学的同等性試験の薬物濃度測定は、GLP対応の第三者外部機関で行い、データの信頼性・透明性を確保することを提案。市販後は、公的機関が申請時データに基づき、定期的に品質保証を行うよう求めた。
  同日は、東京慈恵会医科大第三病院内科学・臨床検査医学の大西明弘助教授も講演した。後発品処方を原則とし、例外的に先発品を使用する処方せん様式への見直しが浮上していることについて、「変更すると臨床現場が混乱する」と否定的な見方を示した。  Copyright (C) 2007 株式会社じほう



福島の事件・・・

2007年05月17日 | カウンセラーの独り言

今、明け方の4:30過ぎです。 いつもならこの時間は空も明るくなる時間ですが、昨晩遅くから千葉県は雨で…先程も激しく降っていました。

先日起きた、 福島でのショッキングな事件…自首した高校生の少年については連日色々な報道がありますが、本当に信じ難い、悲しい事件です。 この事件の全容解明と、言っても犯人が自首している訳ですし、精神科への通院暦があるようですから、適切な精神鑑定などをもって粛々と、事件の処理及び母親を殺めてしまった高校生の保護や治療・更生が行われるのでしょう。

今回もやはり、 同級生や在校生のショック、近所で事件当事者家族を良く知る人達の中に「精神的な大きなショック」を受けた人が沢山いるようです。
高校には、緊急にスクールカウンセラーが配置され、生徒達の心のケアが始まっています。そして全国に知れ渡った今回の事件ですが、心理的な連鎖から類似犯罪や模倣犯罪が発生しない事を切に願います。
周りの住民や父兄達の心のケアも、然るべき公的機関が対応するようにすべきだと思います。
ここ数年の少年犯罪の中でも、ひときわショッキングな事件だっただけに周囲の大人も子ども達も、 冷静に落ち着いて1日も速く日常の生活を取り戻せる事を願っています。

うつ病・・・中学生にも

2007年05月11日 | カウンセラーの独り言

一昔前には「成人病」という言葉が有りましたが、これは現在「生活習慣病」と言われ、 中高年だけではなく若年者も生活習慣の悪化による様々な身体的症状や疾患になるということはご存知の通りです。

 さて、心の病気も例外ではなく、厚労省が実施した調査で中学生の25%にうつ状態を示す者がいるというショッキングな報告がありました。
中学生だって多くのストレスほ感じながら生きています。  それは私たち大人と全く同じです。子どもだからとか、若いから・・・といった油断は禁物で、むしろ若い人達にこそ、「ストレスの発散」や「自分が生きることの意味」を明確に伝えていくことが重要なのではと感じました。



***  以下報道記事  ***


<うつ状態>中学生の4人に1人 厚労省調査
5月10日3時4分配信 毎日新聞


 中学生の4人に1人が「うつ状態」を示す調査結果を厚生労働省の研究班(主任研究者、保坂隆・東海大医学部教授)がまとめた。調査対象者が約600人と少なく、治療が必要な患者がどの程度いるかは不明だが、子どもの自殺防止策の参考データになりそうだ。
 調査は06年8月、静岡県内の公立中学校1校の1~3年生計566人を対象に、国際的に使われている手法で実施。「生きていても仕方ないと思う」「独りぼっちの気がする」など18項目を質問し、「いつもそうだ」「ときどきそうだ」「そんなことはない」の三択から選ばせた。結果は、うつ状態、うつ状態でないのどちらかに分類される。
 すべての項目に回答した557人(男子285人、女子272人)について分析した結果、男子が20.7%の59人、女子が28.7%の78人、全体では、24.6%の137人がうつ状態を示した。
 自殺者の多くがうつ病など精神疾患にかかっており、うつ対策は自殺予防の柱。保坂教授は「いじめだけでなくさまざまな理由から子どもがうつ状態になっている可能性がある。子どもの自殺を減らすためには、担任教諭が1対1で子どもと話をするなどしてうつ状態に早く気づき、適切な対応をすることが重要だ」と話す。
 政府は自殺総合対策大綱案(素案)の中で、人材養成を重点施策の一つとしており、学校現場の担任や養護教諭らの役割も期待されている。
 国内の自殺者は警察庁の調べで、98年以降8年連続で3万人を超えている。小、中、高校でみると、05年は小学生7人、中学生66人、高校生215人に上っている。

「赤ちゃんポスト」 スタート!

2007年05月10日 | 皆さんにお知らせ

しばらく、ブログを放置してしまいました。すっかり5月の爽やかな季節となり木々の緑も柔らかな新緑から大分深みを増してきました。あっという間に梅雨から夏へと・・・まっ、ちょっと気が早かったですね・・・。

さて、そんな爽やかな季節に久しぶりの投稿ですが、以前から私のブログでも何回かお話してきた「赤ちゃんポスト」がいよいよ今日から運用開始となりました。

世の中には賛否両論色々あり、政府などは批判的な立場での発言をしているようです。確かに「捨て子や親の義務放棄」を助長しかねないという心配は有りますが、設置病院で話しているように、様々な理由から赤ちゃんをポストに預けようと、その場まで来て、もう一度思い留まり相談するきっかけ作りにも繋がるという利点もあると思います。一人で悩んでいる「親」がポストの前まで来て相談できるインターフォン
や相談窓口の電話番号などを目にした時に「あぁー、一人で悩まず、この子の為に出来ることを何か考えよう」と思ってくれたら・・・。

私は、日本人の良識を信じたいと思います。




***  以下報道記事  ***



<赤ちゃんポスト>熊本市の慈恵病院で運用開始
5月10日12時21分配信 毎日新聞


 さまざまな事情で親が育てられない新生児を匿名で預かる国内初の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」が10日正午、熊本市の慈恵病院で運用を始めた。蓮田太二理事長は同日朝会見し「(匿名で預けるより)できるだけ相談していただきたい。お母さんと赤ちゃんの救いにつながる」と話し、改めて相談の重要性を強調した。
 年中無休で運営されるが、多くの新生児が一度に匿名で預けられた場合は運営を一時休止することも検討するという。
 ポストは人目につきにくい病院敷地の東側奥にあり、外部から扉(縦約50センチ、横約60センチ)を開け、保温器付きベッドに新生児を入れる仕組み。扉が開くとセンサーが作動して職員に知らせ、新生児は速やかに保護される。
 病院は相談を促すため、ポスト手前に24時間対応の病院や行政の相談電話番号を記した看板を設置。扉の横にも病院の相談窓口につながるインターホンを付けた。子供の出自を知る権利に配慮し、扉に「赤ちゃんに何かを残してあげて」と明示したほか、ベッドには後で照合できる印が入った母親あての手紙も置く。母親が名乗り出れば、病院は行政などと連携し、特別養子縁組などにつなげる。
 母親不明の新生児の場合、病院はただちに県警や県の児童相談所、市に連絡。児童相談所は新生児を乳児院で保護した後、施設や里親に託す。県警は事件性の有無を調べる。生後日数が経過した乳児や外傷がある赤ちゃんの場合、病院は事件の可能性があるとして捜査に協力する。

 ◇首相「匿名で置き去り、あってはならない」
 安倍晋三首相は10日昼、熊本市の慈恵病院が赤ちゃんポストの運用を始めたことについて「本来は自分の子を、どこかに置いてきてしまう、匿名でどこかに捨ててしまうことはあってはならない」と指摘した。その上で、「匿名で子供を置いてきてしまう前に、国と自治体も相談できる体制を作っている。まず、そういうところに相談してほしい」と呼びかけた。首相官邸で記者団の質問に答えた。