ドクダミダイスキ

新聞、著書で勉強しています。「60にして耳順う」。バカにつける薬があるかしら?

雑想ー『大権』~1

2014-07-31 15:56:55 | 日記

蝉の脱け殻です。「空蝉」であります。

多分、今、出て来たばかりでありましょう。葉っぱに疲れた様子でじっとしておりました。

残念ながら、短い命で、もう死んでおりました。悲しい気分ですが、これからが蝉の本番です。
[渡部昇一『名著で読む日本史』〈伊藤正徳『軍閥興亡史』〉]から、抜粋させて頂きます。
【伊藤正徳の『軍閥興亡史』は、日本が第二次世界大戦で負けたところまで書いてあります。その中で、一番重要なのは、司馬遼太郎が「謎」といった『大権』(統帥権)干犯問題について書いていることです。
『大権』(統帥権)干犯問題とは、ロンドン海軍軍縮条約の調印に反対する海軍軍令部長の加藤寛治大将らが、条約を締結した浜口雄幸内閣に対して「条約締結は統帥権の独立を犯すものだ」と非難したことが発端となって起こった問題です。・・・・・・
軍縮条約締結後の昭和5年(1930)4月下旬に始まった衆議院本会議では、この海軍の主張に乗った野党政友会の犬養毅と鳩山一郎が「軍令部の反対意見を無視した条約締結は統帥権の干犯である」として統帥権を政争の具にして政府を攻撃しました。これを伊藤正徳は《「統帥権干犯問題を悪用したものである」》と書いてあります。
この「悪用」の結果、同年11月14日には浜口雄幸首相が国粋主義団体の青年から狙撃され、死亡するというテロ事件に発展しました。そして《これ以降、政府は軍の言うことに反対できなくなるという空気ができあがってしまったのです。》
私の読んだ範囲では、「大権干犯問題」及び「陸海軍大臣現役武官制」についてきっちり書いてある本はこの『軍閥興亡史』しかありません。・・・・・・
「大権干犯問題」と「陸海軍大臣現役武官制」が、日本の悲劇のもとになりました。ここから軍部の独走が始まり、先の大戦への道が開かれることになったのです。】本日は、以上であります。
「陸海軍大臣現役武官制」については、次回にブログさせて頂きます。
鳩山一郎の名前が、こんなところに出てくるのですね。鳩山一郎、鳩山由紀夫。誠に悪い政治家一族であります。それに比べ岸元総理、安倍現総理は、素晴らしい政治家一族であります。日本の将来の国運を見据えています。
話は天と地ほどの違いがありますが、我が家の『大権』は、妻が握っております。その方が、喧嘩も少なく、家庭が平和で、男としては情けないような気もしますが、とっても楽であります。とにかく、私の判断は、悪い結果を招きます。要するに、私はバカなのです。もしくは、バカになっている方が、お得なのであります。
失礼致しました。

雑想ー『連戦連勝』

2014-07-30 13:58:56 | 日記



[渡部昇一『名著で読む日本史』〈伊藤正徳『軍閥興亡史』〉]から、抜粋させて頂きます。
【あとで考えますと、軍を中心にして書いたものが歴史としては一番分かり易いです。[伊藤正徳さん軍閥興亡史』]は今読んでも、どこを読んでも響いてくるものがあり、まだ死んでいないのです。この本は名著中の名著です。
[伊藤正徳『軍閥興亡史』]が出るまで、軍事史を中心とした近代通史は書かれていませんでした。明治、大正、昭和をつなぐ軍事を中心とした歴史書がありませんでした。しかし、この本を読むと、明治から昭和に至る大きな動きがすべてわかります。《当時は、何といっても世界中が『軍国主義』の時代だったのです。》
伊藤正徳はジャーナリストにして軍事評論家でありました。日露戦争では、司馬遼太郎の《坂の上の雲』がありますが、司馬遼太郎が書いていない事実にもせまっています。
たとえば、日露戦争の時の第一軍司令官であった黒木為禎(くろきためもと)大将と藤井茂太参謀長の話です。
黒木大将は名誉職の元帥になれませんでしたが、それは、現場指揮官としての卓越した能力が周囲の嫉妬をかったのではないかという気がします。
黒木大将は日露戦争の初頭から『連戦連勝』の手柄を立て、特に太子河渡河作戦において、遼陽の会戦の勝利を確実にし、ドイツの観戦武官のホフマンが感心したほどの戦いを成し遂げた人です。イギリスでは黒木大将伝が厚い本になって出版されているほどの名将なのです。当時の他の軍人でこんな立派な本が英国で出されている例を知りません。観戦武官としてこの作戦を眼前で眺めていたドイツのホフマンは、この渡河作戦から重大な影響を受け、第一次大戦中のタンネンベルグの戦いでドイツ軍がロシア軍を全滅させたときの手本にしたのではないか、と伊藤は指摘しています。これは司馬遼太郎も書きえなかったことです。】以上でありました。
黒木大将のことは、何も知らなかったので、検索しました。
【黒木大将は、ロシア軍から「クロキンスキー」と恐れられた。(「クロキンスキー」は「クロキ・スキー」なのでしょうか。意味がよく分かりません)。黒木大将は薩摩武士らしい豪傑肌の性格で論理より経験を重んじる猪突猛進型の軍人で、軍中央で好まれなかったようです。面白半分に、相撲の相手を挑んできた明治天皇を容赦なく投げ飛ばしたという逸話も残っているそうであります。日露戦争の観戦武官のイギリスのイアン・ハミルトンが、黒木大将に戦後の身の振り方を聞かれたとき、次のような名言を残しております。
「国民が戦勝に浮かれるのは、僅かな間だけである。軍隊は非常時には必要なものであるが、平和な時代には不要なものである。自分はさっさと田舎に帰って百姓をする。我々軍人はすぐ忘れられる。忘れられる為に我々はおるんだ。】以上でありました。
今の日本は、もちろん、『軍国主義』でありません。しかし、世界は今だに『軍国主義』の国がたくさん
有ります。日本の外交は、それを考えた上で判断すべきであります。世の中は非情であります。
東郷神社は東郷平八郎をお祀りして、乃木神社は乃木希典をお祀りしております。黒木為禎は日露戦争を勝利に導く『連戦連勝』しても、神様にはなれませんでした。そのところの違いが、私には良く分かりません。
失礼致しました。

雑想ー『国連は、存在価値あるのか?』

2014-07-29 11:18:30 | 日記
[7月28日産経新聞・『正論』櫻田淳]の中の[米国調査機関、ピュー・リサーチ・センターが7月14日付で発表した国際世論調査の結果]からであります。
【これは、日米中印韓5ヶ国に、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、パキスタン、バングラデシュを加えた12ヶ国の「アジアは互いにどう見ているか」と題された章では、安倍晋三首相に関して、「安倍は国際情勢の下で正しい行動をしているか」のかという設問があった。
調査結果によれば、12ヶ国中、安倍首相を「信頼できる」という評価は、65%に達したベトナムを筆頭として、日本、マレーシア、フィリピン、バングラデシュ、タイで5割を超えている。インド、インドネシア、パキスタンでも、「信頼できる」評価は、「信頼できない」評価の倍くらいの数値を示している。
片や、中国と韓国は「信頼できない」評価になり、「信頼できるー信頼できない」評価の中身は、それぞれ
(15--70),(5--94)という極端な数値を示している。・・・】以上です。
私は、世論調査など余り信用していないのですが、とりあえず、日本の安倍首相の政策が「信頼できる」との評価は嬉しく想います。それにしても、韓国の「信頼できない」評価が中国より高いというのは驚きであります。そんなのに、世界で日本を非難しても、何の効果もないでしょう。
次は、[7月29日産経新聞・『日々是世界〔国際情勢分析〉』]からであります。
【〈「帝国の慰安婦」訴訟“常識”が巣くう韓国社会〉
韓国で昨夏出版された【帝国の慰安婦」の内容が問題視され、元慰安婦9人が今年6月に販売差し止めの仮処分を申請し、著者である朴裕河(パクユハ)世宗大教授を名誉毀損で提訴した。
朴氏は慶応大や早稲田大で学んだ知日派で、慰安婦問題をめぐる論客の一人である。「慰安婦は強制連行された日本軍の性奴隷」といった韓国の“常識”を覆す主張を繰り広げている。
問題になった同書については、韓国の主要紙、朝鮮日報も韓国KAIST大教授の書評を7月12日電子版で掲載した。
「慰安婦問題では朝鮮人も責任を避けられない、という指摘は認めざるを得ない。娘や妹を安値で売り渡した父や兄、貧しく純真な女性を騙して遠い異国の戦線に連れて行った業者、業者行為をそそのかした区長村長、そして何よりも、無気力で無能な男性の責任は、いつか必ず問われるべきだ。・・・・・・」】以上でありました。
朴裕河教授はとても勇気のある人で、感動しました。韓国では親日の発言をするだけで袋叩きに会うのです。それをあえて自身の主張を発表するのですから立派であります。東亜日報も保守系の新聞とも書いてありました。
何か少し、韓国も風向きが変わってきたように想えます。朴教授は、ただ、教授の良心として“偽善的な慰安婦問題”の誤りを指摘していたのでしょう。もっともっと、日本はこのような知識人やマスコミ等を応援しなければいけません。何としても、韓国を左翼から守ってやることが大切です。そして、いずれかは南北朝鮮が統一される事態になると想いますが、その時は、日本が最大の支援国にならなければなりません。
それにしても、あのジュネーブにある国連人権委員会は、左翼の巣窟であります。虚実をもって日本の70年前のこと「慰安婦は性奴隷」として糾弾して、一体何になるのでしょう。私に言わせれば、アメリカの日本全土の空爆、原子爆弾の方がよっぽど重大であります。大事な事は、過去でなく、現在であります。まして、今現在、戦争状態の地域、内戦状態の国がたくさんあるのです。国連は、それらすべて、一つも解決できません。今現在、どれほど人権蹂躙が行われているか、深く考えるべきであります。『国連は存在価値がありません』。
失礼致しました。

雑想ー『アーク』

2014-07-27 09:52:00 | 日記

[坂東誠『古代日本ユダヤ人渡来伝説』]から、抜粋させて頂きます。
【古代イスラエル王国が滅ぼされた時、ソロモンの秘宝(十戒とユダヤの三種の神器)・アークはついに発見されることはなかった。それでイスラエルの消えた十部族がソロモンの秘宝・アークを東方まで持って逃げた、という伝説が生まれた。そして世界中の探検家や研究者が、ソロモンの秘宝を求めて今も探し続けている。その様子をドラマにしたのが、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『インディージョーンズ,失われたアーク』である。
失われたソロモンの秘宝・アークはどこにあるか。その中でも今最も注目されているのは、日本の徳島県の剣山である。
この剣山では、7月7日に不思議な祭が行われている。1955メートルあるつの山頂を目指して、神輿が運ばれるのだ。・・・・・・
ユダヤの民が王国の滅亡に際して、ユダヤの大切な神との「契約の箱」・アークが略奪されるのを恐れて、新しい土地を求め、海のシルクロードを通って、はるばる日本の四国まで来た、ということなのだ。
また、《剣山の周辺には200基以上の古墳が集中しており、最古の前方後円墳もこの阿波地方にあると言われている。一説では前方後円墳のかたちは、イスラエルの三種のの一つ、「マナの壺」ではないか、ともされている。》
そして更に驚かされるのは、剣山の側にある古代礼拝所・磐境(いわさか)神明神社である。それは石を積み上げた礼拝の磐境がある。これはまさにイスラエルにある古代ユダヤ教の礼拝所とそっくりなのである。そして礼拝所の礼拝する方向を見ると、目の前に山があった。それもユダヤの伝統的な礼拝方法と同じである。
徳島には言われているの他にも古代ユダヤとのつながりを示す場所がある。剣山の山懐に「栗枝渡(くりしと)」という八幡宮がある。そこは神社特有の鳥居はなく、正面の瓦紋は菊の御紋が使われている。これは日本の皇室の家紋であり、古代ユダヤ王国のマークでもある。
実はこの「栗枝渡」は、かつては「栗須戸(くりすと)」と呼ばれていた。「クリスト」とはギリシャ語のキリスト、すなわち救世主を意味する。・・・・・・一日も早い、秘宝発見が待たれる。】以上でありました。
私は四国に行ったこともありませんし、勿論徳島も知りません。徳島で一番有名なのは、「阿波踊り」ではないでしょうか。いま、ふと想ったのですが、あの「阿波踊り」の手を上に挙げて踊る様子、神様を讃えているのではないでしょうか。もし、ユダヤの秘宝が剣山にあるとしたら、ユダヤの神様を拝んでいることになります。
昨日、さっそくTSUTAYAで『インディージョーンズ』を借りて来ました。『インディージョーンズ』は1981年の映画であります。その筋書きは、「失われた聖櫃・アーク」は、古代イスラエルがエジプトに占領され、『アーク』はエジプトに運ばれたのですが、それが砂嵐のために廃墟になり、砂漠に埋れてしまって、その『アーク』をナチスのヒットラーとアメリカが探して、取りあうという物語であります。アメリカの考古学者インディージョーンズが探し出すのですが、それをナチスに奪われてしまいますが、その『アーク』の蓋を開けた途端、ナチスの連中は、すべて精霊によって姿かたちがなくなってしまって、最後にはインディージョーンズが手に入れるのです。そしてその『アーク』はアメリカに封印されて保管されたという物語でありました。豪快なアクション映画でありました。でも、今でも、この『アーク』を探しているのであれば、それはアメリカが隠しているということになります。そうしてみると、あの剣山伝説は偽物となります。が、日本が、日本の皇室が、日本の前方後円墳の古墳を公開しないのも、また謎であります。何か都合の悪いことがあるとしか考えられません。日本の皇室がユダヤ人であったことを隠そうとしているのかも知れません。私個人は、日本の皇室がユダヤ人であっても、全然構いません。むしろ、自慢であります。それほど優秀であることの証明であります。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は兄弟のような宗教です。日本の神道がそれらの上位に鎮座することになるかも知れません。世界の盟主になれる可能性があります。
失礼致しました。

雑想ー『あなにやし』?

2014-07-26 16:34:24 | 日記

[坂東誠『古代日本ユダヤ人渡来伝説』]から、箇条書きで抜粋させて頂きます。
★ユダヤ教と日本の神道は、それぞれ聖典の最初の部分、つまり神話と呼ばれる部分が非常に似ている。
すべての人類は、ユダヤ教では「アダム」と「エバ」という二人から生まれたし、日本の[古事記』では「イザナギ」と「イザナミ」という二人の神から万物が生まれたとする。
★「イザナギ」と「イザナミ」は結婚する時、柱を回った、とあるが、ユダヤ教の結婚式でも、花婿の周りを綺麗に着飾った花嫁がぐるりと回る、という儀式や、地域によっては、綺麗に飾った柱があって、その周りを回ることもある。
★[イザナギ」は柱を左から回り、そして「イザナミ」は柱を右から左回り、出会ったところで、「イザナミ」は、「『あなにやし』えをとこを」と言い、「イザナギ」は、『『あなにやし』えをとめを」と言った。
この『あなにやし』という意味を日本では『ああ、なんと・・・」と一般的に解釈して、謎の言葉とされているが、ヘブライ語では、「アニーアシー」のことで「私は結婚します」という意味である。
「『あなにやし』、えをとこを」とは、「私は結婚します。素晴らしい男と」
「『あなにやし』、えをとめを」とは、「私は結婚します。素晴らしい女と」となり、意味が通じるのである。
★ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメとの間に三人の息子が生まれるが、このうち「海幸彦・山幸彦』の有名な物語の、「山幸彦」は二男であるが、ニニギノミコトも二男である。
ユダヤ人の始祖であるアブラハムの二代目はイサクであるが、この家系は、イサクの二男ヤコブが継ぐ。其れは『古事記』の「ニニギノミコト」と同じである。・・・ヤコブの兄であるエソウと、大国主命についても、類似点がある。・・・神武天皇とモーセの記述も似ている。それはまず、どちらにも兄と姉がいた点、兄と共に約束の地に向けて進んだ点、そしてどちらも兄を失う。その後も、神武天皇もモーセも土地神の毒気とか毒へびに襲われる。・・・ユダヤ人の歴史は祖アブラハムから出発しており、日本の歴史は神武天皇から出発している。アブラハムと神武天皇の物語は、神話と歴史が異なったものであるにも関わらず、決定的に似通っている。
★第10代の崇神への天皇は、・・・イスラエルの2代目の王、ダビデとよく似ていて、戦いのあとに、人口調査をしている。
★垂仁天皇は、伊勢の地に最初の神殿をつくり、ダビデの息子のソロモン王は、エルサレムに最初の神殿を造った。
★伊勢神宮の近くに「伊雑の宮」(イザワの宮)がある。『大言海』によると、「イザワ」とは「イザヤ」と同じ、と書かれている。伊勢神宮と預言者『イザヤ」にはなんらかのつながりがあると考えられる。また、『日本書紀』には神武天皇が大和を平定する際、八咫烏が、「天神の子、汝を召す、イザワ、イザワ」と鳴いたと書いてある。『古事記』と『日本書紀』の、「イザナギ」、「イザナミ」の神様の名前も預言者「イザヤの名前に由来しているようだ。
★「高天原」とは、アブラハムがイスラエルに来る前に住んでいた、タガーマのハランという町で、タガーマハラン、つまり「タガーマハラ」である。
本日は以上であります。私は単純なのでありましょう。何だか、この『古代日本ユダヤ人渡来伝説』が本当なように想えます。「高天原」が「タガーマハラ」であるというのが、説得力があるように想えるのですが、皆様は如何でありましょう。失礼致しました。