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迷える古羊、どこへ行く/立憲主義・大臣規範

2017-05-22 21:49:26 | 日記

(今日は4日分です)

●11月23日(水・勤労感謝の日)
・トランプの経済政策期待でNYダウが初の19000ドルを超えたとのこと。
・久し振りのダウンジャケット。
・店の休憩室で女性たちが「♪ダイヤル回して手を止めた~♪」って誰の歌だっけ、と喋っていた。元々カミさんが好きだった曲だ。う~ん、誰の歌だっけなあ・・・
・スーパーのバイト。14~21時。

・明日、東京は雪かもとのこと。もし降れば11月としては54年振りの雪となるようだ。54年前というと自分は10歳か・・・ よく覚えてない。
もし、雪が積もった場合には、記録が始まった明治8年(1875年)以降、初めてのこととなるらしい。

●11月24日(木)
・朝6時20分、またスマホが「リャンリャン リャンリャン」 どこかで地震? 寝られなくなった。寝不足で頭がズキズキする。
外を見ると雪だ。
11時になっても雪が降っている。東京の11月の降雪は54年振り、11月の積雪は明治8年以来初の記録となったようだ。

この後、日中の気温は4度くらい、一年で数回あるかないかの寒さだ。
出かけるときも雪、チャリ止めた。寒くて駅まで歩きたくないのでバスを待っていたがなかなか来なくて、バイトの時間ギリギリになってしまった。
・スーパーのバイト。15~23時。
休憩時間、「今日はいつもより買い物が多いね」と言われた。「11時に仕事が終わってから買い物すると、今夜のレジには、あまり近づきたくない人がいるんで・・・」
「あ~ぁ・・・」
「“敵”が多いの・・・ この性格じゃ無理ないけど・・・」

・新宿からは極寒の寒さの中、30分歩いて帰ってきた。
その間、5人もタバコ。
タバコを喫いながら、自分を追い抜いていこうとした奴がいた。自分は当然そいつのタバコの煙を無防備に突然吸わされることになる。
「ウッ!」

こんなに不愉快で迷惑な話はない。

「ちょっと、タバコは迷惑だ」
注意しても一言も謝ろうともしない。人に迷惑をかけたことを何とも思ってないようだ。

そいつ、渋々タバコを捨てた。一体その吸い殻を誰が掃除すると思っているんだろう? 人に迷惑をかけても何とも思わないばかりか、街を汚すことに対して何の良心の呵責もないようだ。

新宿区では区内全域で歩行禁煙だが、自分は今まで何度も歩きタバコの奴に「迷惑だ」と文句を言ったことがあるが、区内歩行禁煙だと言ったことは殆どない。

区の決まりとか法律がどうとか、そういう問題じゃないと思うからである。
人に迷惑をかけること自体が問題だと思うからである。
マナー、エチケット、タバコを喫う人間の心の問題だ。

それにしても家まで帰る間に5人も歩きタバコかよ・・・
区内歩行禁煙も何のその。そんなことは知ったこっちゃ無い。
他人(ひと)のことなんかどうでも良い。

日本人、情けないというか、嘆かわしいというか・・・

・東京都の政治団体の去年の政治資金収支報告書が公表され、政治活動費の実体が公表された。
マスゾエは活動費の33%が使途不明、都議会議員も平均して18%が使途不明、具体的な使い途(みち)が示されていないとのこと。

5万円以下の支出には領収書が不要とのことで、これなら、誰かと会って打ち合わせ会議をしましたと嘘をついても分からない。政治資金パーティを開いたのでこれだけ費用がかかりましたと嘘をついても5万円以下なら分からない。チラシを印刷しましたと嘘をついても分からない。私用の支払いを政活費で処理することも十分可能。

マスゾエのカネの遣い方がまるで滅茶苦茶だったので大騒ぎになったが、一般の議員もマスゾエより割合は低いとはいえ18%の使い途が分からないということは、一般の議員もマスゾエも大して変わらない、同じ穴の狢(むじな)ということだ。

もし「カネには綺麗だ。不正なことはしていない」と言うなら、たとえ1円の支出でも領収書と内容説明の書類も添付するべき。都民のために奉仕する公僕なら、どんなに面倒でもそのくらいのことをするのは当たり前。

そうでなければ、マスゾエ同様、一般の議員もかなりインチキしているんじゃないかと疑われても仕方がない。

もう一つ前から気になっているのが、都議会の開催日数。国会の場合は年度をまたぐように年の前半に150日間、プラス、大抵の場合は秋に臨時国会。ところが都の場合は定例会が年に4回、計90日。しかも土日が含まれているから実質70日にも満たない。(いわゆる給料は月に100万はあったと思う)

相撲も年に90日だが、力士は普段は稽古に励んでいる。稽古をしなければ成績が落ちちゃうからである。

都議会議員は働きづめの一般人から見れば羨ましい限りだ。普段(定例会非開催中)、都民のためになることを一生懸命してくれているのならまだ話は分かるが、果たしてどうだか、甚だ疑問だ。

それにしても政治活動費だとか政務活動費だとか、はたまた選挙法だとか、何だか訳が分かんない。

・官房副長官が「強行採決は世の中にあり得ず、採決を強行に邪魔する人たちがいるだけだ。田舎のプロレスと言ったら怒られるが、ある意味茶番だ」と野党を批判する発言をしたことについて、副長官自身が今日、発言を撤回し謝罪したという。

「強行採決はあり得ない」という部分に賛同する人はいないと思うが、「茶番だ」という部分は自分は大いに賛成である。

しかも茶番役者の筆頭は自民議員、2番目が公明議員、そして最後に野党議員が、劇に(枯れた)花を添える。

国会の審議なんて、まともなものは始めっから何も存在しない。どれもこれもただのパフォーマンス。見かけだけ、格好だけ。国民が期待するような充実した中身など何もない。

どれもこれも、底の見え透いた安っぽい茶番劇だ。

・去年の安保法の時、衆議院の憲法審査会に参考人として出席した自民推薦の憲法学者を含む3人の学者全員が、安保法案は憲法違反と指摘したため、こりゃまずいと思った自民はさっさと審査会を中止してしまった。

それから1年4ヶ月も経ってやっと先週再開した審査会、今日は「立憲主義」について。
「立憲主義」とは、「憲法は政府の権力を制限し、国民の権利を守るもの」という考えである。
たとえ政府であっても憲法の枠を越えて行動することが出来ない、いわば日本の総ては政府であろうと何であろうと憲法の上に成り立っている、そう自分は解釈している。

憲法審査会で、
自民「立憲主義に反するといった抽象的な言葉のみで、豊かな憲法論議が閉ざされることがあってはなりません。憲法審査会においてもあくまでも日本国憲法の基本原理を堅持するとの共通の認識のうえで、国民目線で建設的な憲法改正論議を進めていくことが肝要である」

民進「集団的自衛権の解釈を一方的に変更したいわゆる安保法制について、立憲主義や保守思想との関係を明確に説明していただきたいと思います。自由民主党の(憲法)改正草案は立憲主義に反し、憲法を統治の道具であるかのごとく考えていると受け取られても仕方ない内容になっています。統治権の正当性の根拠である憲法を、統治の道具として扱うのは矛盾です」

公明「日本国憲法は権力から国民の人権を保障しようとする立憲主義法であって、基本的人権の尊重があり、それから国民主権、恒久平和主義という三原則は、立憲主義と不可分の一体のものというべきです。
立憲主義はこれからも日本国憲法の本質として維持していかなければなりません」

共産「憲法の9条のもとで集団的自衛権の行使は認められないとされてきた憲法解釈を、一内閣の閣議決定によって変更し、これに基づき安全法制を強行しました。これこそ立憲主義に反するものではないか。戦争をするための憲法改正ではなく、9条をいかした平和外交を行うことこそ大切である」

維新「安保法制の制作過程において明らかになったことがあるとすれば、、安倍政権による立憲主義の破壊ではなくて、正に現行憲法の違憲審査制度が機能不全に陥っているということであります。機能不全に陥っている違憲審査制度の見直し、すなわち憲法裁判所の創設を提案したのであります」

社民「立憲主義とは憲法によって権力を制限し、国家の統治を憲法に基づき行うという原理です。立憲主義の危機と国家の危機を強く感じます」

今日はこんな感じであった。
アベは憲法に関しては以前こんな風に言っている。
「今憲法というのは、日本という国の形、そして理想と未来を語るものではないか。憲法は権力を縛るためだけのものであるという考え方については、古いものではないか」

「立憲主義は古い」というアベのとんでもない発言である。自民もアベも立憲主義を堅持していこうという姿勢は無いようだ。実際、アベは安保法制を成立させる過程において、訳の分からぬ理屈をつけて憲法の条文解釈を勝手に変更し、立憲主義の枠を無視して、憲法の存在自体を全く否定してしまった。

同じ与党でも公明ははっきりと立憲主義の重要性を説いている。

・今から54年ほど前(昭和37年12月~38年2月)、日本中各地で38豪雪と呼ばれる大雪が猛威を振るい、200人以上の犠牲者が出たという。
この時自分は小学4年、この豪雪のことはよく覚えていないが、4年か5年か6年生の頃、12月に庭に20センチを越えるようなもの凄い積雪があったのは覚えている。

今東京で20センチもの積雪があったら、被害は甚大ぐらいじゃ済まないかも。

・NHK、紅白の出場者が発表された。
知っているのは、古い演歌歌手ばかり・・・ 若い人は殆ど知らない・・・ 興味もないけど。

●11月25日(金) バイト休み。
・昨日の雪は全くなかったような晴れ。昨日の昼間の気温は1~2度程度だったらしいが、今日は平年並みのようだ。

・ノートに書いたブログの下書き、たった1行だが、タブレットに書き込むのに5時間はかかったと思う。
音楽関係も少々。

・元々カミさんに、「♪ダイヤル回して 手を止めた~♪」って誰の歌だっけ?とライン。彼女ならメロディ無しの文字だけでも分かるはず。
「小林明子の「恋におちて」だよ」
「どうも有り難う」

この曲、自分たちが離婚する頃、彼女がある人を慕ってよく口ずさんでいた。

・買い物にも出ず、ゴミも出さず、小銭入れの中は1000円札1枚のまま。
・12月、スーパーで何やら新しい施策が始まるようで、本社作成の説明書のコピーをもらったが全く何が書いてあるのか珍粉漢粉。
人に何かを伝えるにはそれなりの工夫も必要。ブログを書いていて、そこのところが上手く出来ているかどうかは別として、この説明書、自分だったらもう少し違ったふうに書くけどな・・・

・今日は1日が終わっても何もしていない気分。

●11月26日(土)
・スーパーのバイト。15時~23時。
12月から始まる新しい施策の説明書を昨日読んだけど、全然理解できなかったと女性チーフに言ったら、数字で具体例を入れてくれるなど、多少分かりやすく作り直してくれた。

・キューバのカリズマ、カストロが亡くなったとか。カストロといえば、自分が子供の頃から知っている人物であった。最近は大統領職を弟に譲り、もう第一線からは退いていたと思うが、それでもつい最近アベと会ったと聞いたばかりだったので、亡くなったと聞いて驚いた。もっとも90歳とか。

今から53年前(自分は小学5年生)の11月23日早朝(日本時間)、アメリカと日本が通信衛星によって初めて同時生中継で繋がり、その最初の祝いのメッセージをケネディ大統領が送ってくるはずだったが、その日、その直前にケネディが暗殺されて、実現しなかった。

このケネディと激しく争っていたのが、カリブ海の小国キューバのカストロであった。もう後一歩で核戦争が起きるギリギリのところまで行ったが、辛うじてそれだけは避けられたという歴史的なキューバ紛争の片方の主役がカストロである。

ガンズ アンド ローゼズのアクセル ローズが革命家チェ ゲバラのTシャツをよく着ていたのを覚えている人も多いと思うが、カストロとゲバラはキューバ革命を共に闘った戦友である。

60年くらい国交が断絶していたアメリカとキューバが国交を回復し、アベもカストロと会うし、まあ、世の中どう変わるか分からない。

・総務省が去年1年間の政治資金収支報告書を公表したとか。この内373人の国会議員が関係する538の政治団体についてNHKが調べたところ、約4割に当たる212の団体が、政治資金から「飲食代」を支払っていて、1回に10万円以上の支払いは全部で761回とか。

「飲食代」の中には・・・
銀座や赤坂の会員制高級クラブを頻繁に利用。
クラブ運営会社への支払いが年900万円。
赤坂のフランス料理店で忘年会、140万円。
銀座の有名寿司店での会食。
生演奏でカラオケが出来る店に8回で150万円。
キャバクラを利用。

まあ、本当に政治に関係した支出なのかどうか? 甚だ疑問。
政治資金の一部は我々が納めた税金から各党に支払われる政党助成金だ。

・内閣の大臣、副大臣等には、「大臣規範」という服務規定があるらしい。
この「大臣規範」は、2001年に閣議決定され、
 大規模な政治資金パーティの自粛
 営利企業の役員職との兼業禁止
 有価証券・ゴルフ会員権取引自粛
などがあるが、規範を破っても特に罰則はないとのこと。

さて、去年1年間の政治資金収支報告書が総務省から公表されたが、ある新聞社がアベ内閣の閣僚が開いた政治資金パーティについて調べたところ、アベを含む閣僚10人が、在任中に1000万円以上を集めるパーティをそれぞれ1~4回開いていたとのこと。

アベは去年1年間で3回、収入6700万、
アソー(財務相)は1回で6600万、
キシダ(外相)は3回で6500万、
あのTPPのアマリは3回で5500万・・・

何故1000万以上のパーティについて調べたかというと、政治資金規制法では収入が1000万円以上のパーティは「特定パーティ」とされ、大規模パーティの目安とされているからだそう。

10人の事務所に話を聞くと「特に大臣規範には抵触していない」

それじゃあ、大規模パーティって一体どのくらいの規模のことをいうのかというと、内閣総務官室では「明確な定義はない。各人の良識に任せる」、だそう。

もう、滅茶苦茶である。「特定パーティ」という一応の目安があっても、それを超えたからといって、「あれはあくまでも目安にすぎない」「特に定義はないので規範に反していない」

そもそも政治資金パーティって何?
企業から政治家の資金管理団体への寄付が禁止された後、政治資金を集める手段として活発に行われるようになったのが政治資金パーティ(「○○君を励ます会」とか)らしい。
パーティ券を売ってその収入から諸経費を引けば残りが政治資金として手許に残るというわけだ。申し訳程度の茶菓子と飲み物がついたとしても、会費収入が何百万?であれば、まるで「坊主丸儲け」状態・・・ (パー券を買っていただくんじゃなくて、立場を利用して何枚も半ば押しつけることだって可能だ)

だから、この多額の資金を集められる政治資金パーティは段々派手になってきて、そうなるとやはり批判が出てくるようになり、「大臣等の職にあるものは、国民の疑惑を招きかねないような大規模な政治資金パーティは自粛しよう」ということになったわけだ。

これで何が分かったか?

服務規程なんかあってもまるっきり何の意味もない。

政治家には規範を守る良識は更々ないということ。

政治家に良識を求めるのは無理ということ。