女性管制官がアメリカで医者になった場合ーアメリカンドリーム

アメリカでアメリカンドリームを達成するには?
マーティンもと子(旧姓多尾もと子)の場合は?

ブラックフライデー

2012-11-24 14:03:38 | Weblog
感謝祭の当日、夜中の12時に繰り出した私たち。
まずは、ベッド周りのものを売っているお店に直行しました。
お目当てはベッド用のシーツ。

いくつものベッドがあるうちはシーツがどうしても必要です。
キングサイズ、クイーンサイズ、フルサイズ、そしてツィンサイズ、それぞれ3つずつ購入。
すべて9ドル99セント、賢い主婦だなあと自我自賛。

前夜の夜勤時にどこのブラックフライデーに行くのかと看護師長さんに尋ねられましたが、
迷わず

”Anna's Linen.”

と答えたわたし。

ふつうはブラックフライデーで、コンピューターやテレビが得にお安くなるのでBst Buyや、Walmartに人気が集まります。
そういうところは超長蛇の列になることを知っているので誰も行かないような所でブラックフライデーを楽しむ。
これですね。

シーツなんか何も今買わなくても、ですが日頃こんなに遅く買い物に行けない子どもたちにブラックフライデーを少しでも楽しませてあげようというアイデアです。

「さあ、みんな。 シーツを買い占めて!!」

こんなアホなお母さんもいないでしょうな。。。

ということでぐるぐる町をドライブしてハンバーガーを夜中に食べて帰りました。
ささやかな幸せなひと時です。

感謝祭

2012-11-22 21:56:44 | Weblog
先週のお話ですが、小学校での感謝祭のランチに行ってきました。



なんともまあ貧弱な給食ですが、一応一切れの七面鳥、マッシュポテト、パンプキンパイなんかがトレイにのっかっています。
親の分は一食分8ドル払わなければいけなかったのですが、あまりおいしくなさそうなので、いっしょに行った長女とこのあと日本食レストランでランチを食べました。

そして今日は感謝祭です。
毎年恒例の七面鳥の丸焼きです。



あまりおいしいものではありませんし、私は夜勤明けでくたくたで、お味もよくもわかったものではありませんでしたが、それでもみんなでわいわい言いながらいただきました。
アメリカ中が七面鳥を食べます。
ほんと、皆さん一年に一度いっしょうけんめいお料理しますね。
七面鳥もただオーブンに放り込めばいいと言うものではなく、各家庭ごとにいろいろな秘伝があるようですよ。



ディナーの前に雪ちゃんの作ったポエムの紹介がありました。

ありがとう、感謝祭!!




看護師さんのお料理

2012-11-15 23:44:34 | Weblog
今日は楽しいピクニック、じゃなかったクリニック。

ERクリニックの勤務の日です。
相変わらず、患者さんの数は少なく給料泥棒をしています。。。

お料理の得意なベテラン看護師さんといっしょです。

クリニックのキッチンでさっそくランチを作り始めます。



ステーキタコスですね。



おいしいな、楽しいな、ピクニックは、じゃなかったクリニックは。

これはクロックポットです。



10時間勤務の最初にお肉の塊と、たまねぎ、にんにく、ハラペーニョ、トマトを入れてとろ火で煮込みます。
最後の方にジャガイモとニンジンを入れて火が通ったらいただきます!!



ああ、いいないいなピクニック、じゃなかったクリニック。

ごちそうさま!
看護師さん、ありがとう。

新しいヒストリー

2012-11-12 14:53:02 | Weblog
ほぼ20日近く勤務が続いていました。

その中で新しいヒストリーが始まりました。

新しくできた病院のERでの研修医の指導です。

緊張する中、夜勤から始めました。
7pm-7amという感じで12時間勤務です。
疲れました。。。

今までの職場からの出向のような感じでずっと両方で働きますが、がんばります。

まさか、アメリカの医学教育に借り出されるとは夢にも思っていなかった中での引き抜きでした。
うれしいけれど、期待に答えないといけません。
時間も長いし、昼間の勤務と夜勤を両方しなければいけないのでたいへんです。
でも来てほしいと望まれていくのは光栄です。

アメリカでは医師免許を持っていても病院で働くには診療特権が認められないと働けません。
それに最低2-3ヶ月はかかるのですが、それぞれの病院で要件が違います。
その他に、ACLS PALS ATLSなどの資格も必要ですし、推薦書だって何通も必要でした。
すべての書類がそろった段階で委員会にかけられ、全員が賛成しなければだめという厳しいものでした。

看護師さんも昔いっしょに働いた仲の人も多いです。
うれしい再会がいくつもありました。
ハグのされっぱなしでうれしい悲鳴をあげています。





オバマ大統領 再選

2012-11-07 02:53:57 | Weblog
オバマ大統領が再選されたようです。

職場でもCNNの実況中継を見ていました。
テレビもどのチャンネルもこの投票開票の模様を流していました。

うちに帰ったら息子がこんな宿題を。。。



開票の模様を地図に記入していくというのが宿題だったようですよ。

いったい誰の宿題?

実はもう寝てしまったかわいい妹、雪ちゃんのためにおにいちゃんが夜中までかかってこれを作成していました。
な、なんという兄弟愛!
先生には、な い しょ。

放射線科医

2012-11-03 02:02:59 | Weblog
私は一日に何十枚ものレントゲンフィルムを読んでいます。
最近はCTは読むことこそ少なくなりましたがこの10数年に読んだフィルムの数はいったい何枚になるのか?と考えますとすごい量になると思います。

そんな中、いつもバックアップで間違いを正してくれるのが放射線科医です。

パックスと言う画像コンピューターシステムに送り込まれたレントゲンを読んだあと私なりにレポートを入力します。
Negativeか、Positiveかですね。
肺炎が見つかればPositive。
骨折が見つかってもPositiveなわけです。

そして異常なしだと読んで、Negativeと記入しておいて放射線科医が後ほどレビューをした時に私の間違いがわかりますと即、電話がかかってきます。

「先生、よく見てこれこれ、ねえ、折れてるでしょう。」

なんて感じですね。
そう言われてもどうひっくり返して見なおしても骨折部位が私にははっきりしないくらいかすかなことがあります。
放射線科医はほんとうに特別な目をもっているなあとそれはそれは尊敬しておりますが。。。

しかしこんな間違い訂正も最近ではあまりなくなりました。
ま、レントゲンを読むのは難しいですが長年やっていればそれだけ私にも見る目ができてくるのでしょうか。

さて、こんなことがありました。

放射線科医のG先生からの電話。

なんか見落としたかなあ、とどきどきものです。

「先生、いやあ、まいりましたなあ。」

G先生からの開口一番はこんな感じでした。
やばいぜ。また骨折見落としたかなあ、一瞬ドキっとします。

するとG先生が

「あの骨折よく見つけたよねぇ。
僕が見落とすくらいだったよ。君がPositiveと入力していなければ異常なしなんていうレポートを作るところだったよ。
ほんとうにありがとうございます!!」

ですって。
へえ~。私も捨てたものではないわね。
こういうことはめったにないのでほんとうにうれしいです。

放射線科医はほんとうにクールです。
でも、私はやっぱり聴診器を使わない放射線科医はやっぱり遠慮しておきます。