村上原基の「出来た・出来ます体験」を紹介します。どうしても出来なかったことが何かのきっかけや工夫で出来た体験を広めたい

例えば英会話等出来なかったことが結果的に出来たという事例を紹介し、出来ないで悩み続け、具体的な話を聞きたい方に講師紹介

出来た・出来ます骨子Nо.65「耐震向上と省エネ性能向上のために真剣にこつこつ着実にやる」

2016-08-07 07:29:48 | 不可能を可能に
出来た・出来ます骨子掲載開始   ⇒指導や講演を依頼出来ます    村上原基 
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テーマ
耐震向上と省エネ性能向上のために真剣にこつこつ着実にやる
     出来ることはせっせと早くやっておく。やろうとしない、けちる人が多い
     良いことはすぐにでもやっておく、後悔せず、事前にやっておく
     最近の大地震では「想定外」というのが流行っているが、最低・最悪の感想だ
     最近の日本の家は省エネや耐震性に配慮が足りない

概要
1.過去はどうだったか       沢山の瀬戸物の重い瓦の屋根が耐地震性を弱める
日本では耐震や省エネの知恵を働かせ、柔軟な考え方で紙と土と木の家に住んでいた
しかし家の間取りや構造や暮らし方が変わり日本的な暮らしの知恵も失われつつある
温暖化と高齢化と大地震増加に対して個人の対策は遅れ遅れになっている
熊本地震でも新たな問題が明確になってきたが、それを教訓に対策する人は少ない
地球温暖化や都市の酷暑により、今後、40°以上の暑さが進行するというが対策しない

2.どういうきかっけがあったか(きっかけが意外と重要な鍵)    きっかけがあるのにやらない  
きっかけは、すでに沢山あるのだが、問題は個人が「出来る対策をやろうとしない」こと
熊本の大地震の分析結果はいろいろ参考になっている、屋根瓦や低い耐震基準の問題だ
省エネも世界各地特に都会で、とんでもない酷暑が到来し、危機的になりつつある
山や田舎に長年住んでいると都会の糞暑さやあまりのひどさにはびっくりしている
巨大地震や酷暑について、都会を離れ山奥に移住するなどの対策を今すぐにすべきだ
この二大問題には今まさに、お金を使わないといけない、都会人口集中も解決が必要

3.どうしたのか、何をしたのか       真面目にこつこつ大胆にやること
    陽を遮る・熱を伝えない・熱を逃がす、電気クーラーはやめておく

55歳で安曇川長尾の山にログハウスを購入し暮らしたのも私なりに耐震・省エネ対策だった
住まいの分散・木を植える・涼しい環境・省エネ性の徹底追及・地震に強いログハウス・・・
とにかく都会の夏の猛暑や地震時の混乱は私は、すでに限界を遥かに超えていると思っている
多くの人々が、よくぞ平然と都会に暮していると不思議でならない
昨年から更に安曇川の田舎町の田中に平家を購入も地震対策の一つだ、今回その屋根を改築した
そこに昨年まず可能なことから、自分なりに省エネや耐震化の素人大工をしてきた
今回瓦の重い屋根をガルバリューム鋼板の屋根に吹きかえ更に屋根に断熱剤を追加工事する

4.どうなったのか       熊本地震の調査分析結果を参考に、出来ることからこつこつと
●長尾の山は省エネもばっちり耐震性もばっちり
    自然に恵まれ、何の心配もない、快適で安全な最高の山

●新居田中での地震対策     上を軽く、強い構造、堅固な土台、就寝時の安全
1)長尾のログハウス購入、いざという場合の避難先(二か所住まい保有論)
2)敢えて一階平屋を探してやっと手に入れた(平屋耐震強度高論)
3)寝室に自作の木製のアーチ型シェルター設置(寝室安全確保論)
4)屋根の瓦を全てはがしガルバリュームに葺き替え(重屋根耐震強度削減論)

●新居田中での省エネ対策     遮断・風通し・断熱・空気層・草木
田中は滋賀県湖西の琵琶湖畔で山裾、田圃も木々もあり、都会に比べると夜は涼しい風も入る
1)庭に自作で屋根をかけ、トマトやキューりやゴーヤを生やし日差し和らげる(遮光)
2)南庭先に二重のベランダを作成し風や寒さを遮断、日光を取り入れる(空気層)
3)屋根の葺き替え、垂木を新たに設置し断熱材と空気層を作り断熱性能向上(断熱)
4)夜も網戸にし風通しをかなりよくしている、防犯にも十分配慮、工夫した(通風)

5.一体なにが原因で出来なかったのか     出来ることをやらないから大きな後悔になる
都会ではマンションなので耐震化も最近の猛暑も手の施しようもない
町の一軒家で、屋根も立派な瓦で美しく、金の余裕もなくやる気が起きなかった
重い瓦屋根が耐震上問題ありとの熊本地震の結果から同時に省エネ工事を決断した
日本の家に屋根瓦はつきものだった、重い屋根瓦は耐震性を極度に落とすことが証明された

6.何が良かったのか       地震が来る前にやるべきことをやっておく
京都伏見のマンションは耐震や省エネについて限界に近付いており、もうやることもない
しかし新居の田中は一戸建てなので耐震や省エネについて自分で創意工夫ができる
耐震や省エネに関して屋根も抜本的に見直す時期に来ているのに間に合った
やっと自分自身の家として耐震や省エネが出来るようになった

7.提言       国の耐震基準はぎりぎりで低い、余裕度150~200%まで強度を上げる感じに
前提条件:都会に住んでいる人は田舎や山に引っ越すこと、都会での酷暑や大地震は命取り
出来るだけ草木の多い場所や山の上(高い場所)に移り住むこと
屋根瓦はガルバリューム鋼板で軽くし、屋根には断熱材と空気層を作る工事を
屋根や壁や床下からの熱は影響が大きい、それらに適切に断熱材や空気層を設置する

安曇川田中の新居の屋根は全面重い瓦でしたが軽いガルバリューム鋼板に≪平成28年8月6日完成≫
修繕前の瓦屋根、ずっしり重い陶製の瓦屋根、付近の家は黒い屋根が多い、
やや強い地震にかなり弱いことが分かっている


完成の姿:明るい緑のシンプルな斬新かつ機能的な屋根が田舎に出現した


改善前のずっしり重い瓦の家

まず陶器製の重い瓦をはがしにかかります、平屋ですがすごい重さで作業は結構大変

全部陶製瓦をはがし終わりトラックに投げ捨てる、トラック満載二台分相当の重量物

省エネ用に垂木を40㎝ほどの間隔で設置し、分厚い断熱材を入れる

構造用合板でふたをし、上にシート状の下地のカバーを貼り大工作業完了

いよいよ屋根屋さんの出番、ガルバリューム鋼板を設置していく、色は黒から薄緑に変えた
4日目にガルバリューム鋼板の省エネ・耐震性アップのスマート屋根が完成した





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