みかんのかわ Blog Ver.

某仲卸の最先端花情報メールマガジンの連載企画がブログにバージョンアップ(?)。
スポーツネタを中心に花仕事を掲載!

接客

2010-01-26 12:56:46 | Flower news
私がこの花業界に入ったのは18歳の頃。
高校卒業する冬休みに、初めてスーパーの花屋さんで
アルバイトした。

花の世界に入って20年、今は形態として接客をすることは
少なくなったが、独立する前も独立したあとも小売を
大事に、こだわってやってきたと思っている。

花屋さんにとって一番大事なものは、技術でもセンスでもデザイン力
でもない。

接客力だと思う。

そのお客さんの必要なお花を、話の中で引き出しを開きつつ
イメージを具現化すること。

これこそがもっとも重要なことだし、
そしてそれが一番難しい。

目の前で、セミオーダーメイド(店頭にある花で)で
形づくるわけだから、なかなかない仕事だ。

お客様は様々な想いを心にもちながら来店され
私たちは、プロフェッショナルとしてそれをイメージ以上に仕上げる
ことが、役目になる。

私も今でも花屋さんに花を買いにいくことがあるが、接客態度は様々だ。

入っても「いらっしゃいませ」も無ければ、こっちによってくる気配も無い。
ひたすらスタッフで無駄話。しょうがないので花の冷蔵庫に寄って行って
2分程すみずみまで花を見ても、何一つ声をかけなかったなんて
こともあるし、

一生懸命聞いてくれるとこもある。

先日の記事の「志村曾」では、多くのお客様が花に想いを
込めるために花屋に来て下さったが

「いちフジファン」様のコメント

「今回私も"花"について改めて思ったことがありました。
前日に予約をしに行った花屋での対応にとても残念な気持ちになり、
そして気づかされることもありました。
『献花用に』と伝え私なりの気持ちを届けたく、
相談をしながら決めたかったのですが、その対応のあまりの冷たさに
心の貧しさを感じました。
人が人へ『花』を贈ることはとても特別な事だと思います。
『どんな花』を選ぶかも大事ですが、これからは『どんな人』に想いを託せるか。
が大切だなと改めて思いました」。

というコメントからもわかるように、私のような業界の人間ではなく
お客様からこういう声があがっている現状があることが
とても悲しいことだと思う。

現在、花業界ではもっと花を買ってもらおう飾ってもらうと
「花の需要喚起を促す動き」を組織化しようとしているが

実際問題として、このまま喚起して様々な活動をしても
今の接客の姿勢をあらためないと、問題がより大きくなり、
お客様は花から離れていってしまう気がしてならない。

救いといえばあき様からのコメント、
「お花の持つ美しさと優しさに助けられた一日でした」。

花業界にとって一番大事にしなけらばならないことを
もう一度考えなければと、お二人のコメントを見て思うし

私も、様々な場面でひとりひとりのお客様の対応を
接客を意識して花を仕事に続けられるように
したいと思います。

お二人に感謝...本当に有難うございました。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JCFA)
2010-01-31 01:18:00
お世話になってます、今日はありがとうございました。F●東京・湘●ベルマーレ両チーム関係者の方々大変喜んでいらっしゃいました!
次回もお願いしますとのことです。今後ともよろしくお願い申し上げます!!
Unknown (deblwinkel)
2010-01-31 13:58:23
JCFA様
すみません。昨日連絡とれませんで。
まわりの色めは似た感じだったので、
喜んで頂けて良かったです。

それにしても立派な会でしたね。
ビックリします。また連絡しますね。