みかんのかわ Blog Ver.

某仲卸の最先端花情報メールマガジンの連載企画がブログにバージョンアップ(?)。
スポーツネタを中心に花仕事を掲載!

Bulbs in Pot !

2010-01-14 13:16:38 | Flower news
昨日は急いで仕事を終わらせて、

International Flower Bulb Centreこと
オランダ国際球根協会(以下IBC)日本支部が
主催の 「第一回 球根サミット」に
行ってきました。
詳しくはIBC HPを。


私は現在「小売」をやっていない立場ですので
花鉢を扱うこと自体少ないわけですが、

今回のサミットは「屋内に春を取り入れる」ような
今までの室外での観賞ではなく、屋内で根付きの
球根の花を楽しむを考えるような内容でしたので、

私自身、今月号(花時間2月号)の中でもおこなって
いますし、興味があったので伺った次第です。

写真はそれに掲載されているGIFT用の箱庭提案で
(撮影時期は2009/3月)一年越しで雑誌に
のったわけですが、以前自分のレッスンでも別のタイプ
の芽だし球根(花芽付きの鉢植え球根)

ヒヤシンス、水仙、チューリップ(ブログにも過去掲載済
2008/2月)
テーブルガーデンというコンセプト みかんのかわBlog

を使ったものをやっていたので、会議の内容も自分の経験を
ふまえて聞けたので、良かったですね。

内容的にはオランダ球根業者、国内生産者、小売店、ホームセンター
フラワーデザイナーが、パネリストになり、様々な立場の意見を
語り、室内での可能性について、販売について、いろいろな角度から
話し合いがおこなわれ、とても前向きな会話がされていたと思います。

主催のIBC日本支部代表は、フラワーデザイナーのレン・オークメイド氏
ですから、日本の花業界の歴史や環境をよく知っているわけで
話がはやいし、問題についても解決策をご存知なわけで、
聞いていても、スムーズでしたね。

ただ聞いていた私としては、そこの話をここでしなくてもという部分も
あったり、話がどこか違う方向に流れてく場面もありましたが
勉強になることが多かったです。

個人的な意見としては、生産者レベルからおこなう段階は衛生的な問題を
ふまえて、土からピートモスへの変更などは重要ですが
鉢自体を取り替えるようなことはまずは無理しなくてもよいかなぁ
ッて思います。

本来すべての花鉢や観葉にいえることですが、フローリストは
お客さんに販売するために、自分達の店にあった資材をつかって
植え替えたり、鉢カバーをして独自性をうちわけしてきたわけ
ですから、そのままやってもらえば良いというのが本音です。

時間が無いとか、面倒といった部分で、生産者の段階でガラスや
オシャレな鉢に植えたものを、そのまま販売するというのは、
あまり奨励すべきではないなと。

もちろんホームセンターとか、大手販売店は良いデスけど。

小さなフローリストでしか出来ないことだから、デザイン
だったり、良さがお客様をつかんでくれるし、
存続につながるのでは?って気がします。

まぁ大量に取り扱い量を動かすには、向いてないですけど(笑)。

それにしても皆さん話が上手いし、回転がはやい。
俺なんか久々にマジな話聞いて、帰ってから頭がイタクなりました。

ダメダメですね(笑)。ではまた。






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2 コメント

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Unknown (nao)
2010-01-21 23:11:16
>> そこの話をここでしなくてもという部分も…

ラスト1時間弱のイライラ感が印象強すぎて、
そこに至るまでの貴重な時間が台無し…(苦笑)

素材から商品へと加工する部分を
誰に担って欲しいのか、って話で。
「大量に取り扱い量を動か」したい人が
めいっぱい主張する場になってましたね(^^;
Unknown (deblwinkel)
2010-01-22 12:10:11
あら、ハッキリ言っちゃいました...濁していたのに(笑)。大きな市場を作る=量を動かす が
悪いわけではないし、それを業界的にやろうとしている
のは、間違いないとは思うのですが、何かそこの本音を
最初に言い切ってしまって、進めた方が話早いのだろうなぁとは思います。

何で?とか理由なんてパネラーに聞く必要なんて
無くなっちゃうけどね。でもぶっちゃけった話合いって
日本人は不得意なんだろうなぁって思います。

あそこに居たオランダ人は、日本のことを日本人以上に
理解して下さっているので問題無いですけど(笑)。

でも、本音は「理由なんていらない」でしょうね。

必要不必要よりも売る方法をダイレクトにみんなで
考えた方が良いと思います。別に悪いことじゃないの
だから。