飛耳長目樹明

写真付きで日記や趣味を書く

善玉コレストロール

2011-09-27 06:55:51 | 日記
過日、健康診査を受けたら、善玉コレストロールが少ないと申し渡された。

日頃から、善行に努め、過激な言を慎み、人様の悪口を云わないで過ごしているのだが、これはどういうことか。
 日頃食べている吉野家の大盛りや、すき屋の1.5盛は、アメリカやオーストラリアの肉だろう。
 やはり高級牛肉を食べよということか。そうすると善玉コレストロールが増えるのかもしれない。

 滑稽なのは、日頃「世のため、人のため」と善行を誇示している、名前にも「善」の字がある某君のことである。かれも善玉コレストロールが少ないのだそうだ。

 わたしは悪玉は少ないが、かれは悪玉が多いらしい。

 わたしは小さいころ、教会の日曜学校に通っていた。そこで偽善は良くないと教えられた。
 善行はこっそりと、人に見られないようにすべきだと、教えられた。
 それを今でも実践しているつもりだ。

 おいしい肉を食べて、善玉を増やそう。



 
 

特許先願主義の危険

2011-09-27 06:32:13 | 日記
石川島など、軍事企業のホームページへの攻撃は、中国ではなく、アメリカの仕業と言う説を聞いた。

おりしも特許先願制への変更である。

今までアメリカは、発明者優先だったが、最近の経済の悪化や、技術開発の遅滞で焦って来たらしい。
特許先願制だと、盗んだ技術でも特許をとれば優先される。一歩遅れて発明者が特許を申請しても認められず、企業化もできなくなる。
泥棒が大手を振って大威張りする時代の到来である。

軍事技術の水準は日本はアメリカに劣るが、しかし肉薄しているらしい。
今回のサイパー攻撃も、真犯人はアメリカだと云う説も、おおいに有りうると考えるのである。

もっとも、今の日本の学界も、大学院を作り過ぎ、博士を濫造し、盗作が氾濫している。盗作とはいえないまでも、先行する研究を無視して、あたかも自分は最初の史料利用者とする研究は増えている。

 出版事情もある。
 研究書はほとんど自費出版である。あるいは100冊か200冊買い取りが条件となる。

 貧しい篤学の学者は論文を出版できないが、金のある連中が、盗作同然の研究をどんどん出版している。

 それにマスコミの記者が学術論文を読まず、新刊書だけしか目を通さないから、盗作が画期的研究としてもてはやされる。

 先願主義がすでに確立しているのだ。

 この点、ノーベル化学賞が、島津製作所の田中さんの研究を見つけたのは偉い。日本の化学のお偉方は知らなかったのだが、お偉方たちは、億単位の研究費を官庁や企業からもらっているのだ。

 しかし学問の世界では、いつかは真実が評価される。


 1881年(明治14)コレラの第4次流行のさい、ドイツのロベルト・コッホは、アレキサンドリアで調査し、コレラ菌を発見、さらにインドでも発見し、学名をVibrio commaとした。しかし現在では、1852年の第3次流行の際、コレラ菌を発見していたイタリアの医師フィリッポ・パチーニの功績が評価され、かれの付けたVibrio choleraeが、正式の学名となっている。

 死んでからの名誉回復である。








物的証拠のない有罪判決(小沢氏秘書)

2011-09-27 06:22:06 | 日記
これは奇妙奇天烈な判決である。

証拠はほとんどない。検察側提出の証拠はほとんど却下された。

それなら証拠不十分で無罪になる筈だ、裁判官の心証が有罪判決の根拠となった。

これでは戦前の裁判と同じだ。

昭和初期の帝人事件は、拷問による自白調書はいっぱいあったが、裁判官は勇気をもって全員無罪判決にした。

戦後の裁判は自由心証主義だが、これほど裁判官の心証が暴走するのは、松川事件以来だ。
松川事件第二審では、鈴木裁判長は死刑判決を言い渡した後で、「真実は神のみぞ知る」と言い放った。
結局、最高裁で新証拠が提出され、全員無罪になったが、マスコミは、被告有罪をはやしたてた。

検察の暴走は食い止められたかに見えたが、裁判官の暴走は止まらない。

警察官の窃盗、セクハラが多発しているが、こんな連中が権力を握っているのだ。
 








鉢呂大臣辞任の真相ーー経産官僚の陰謀

2011-09-15 17:15:40 | 日記
当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側!
鉢呂経産大臣は原発村を揺るがす
「原発エネルギー政策見直し人事」の発表寸前だった

現代ビジネス「ニュースの深層」(2011/9/14)長谷川幸洋(東京新聞)

http://noriyuki19100.iza.ne.jp/blog/entry/2441543/

現場にいなかったフジテレビが最初に報道。
鉢呂氏の言葉が、マスコミ各社によって違う。
本当に発言はあったのか?





日刊ゲンダイの2011年9月16日(15日発行)の報道

 鉢呂大臣に対する東京新聞の単独インタビューで、真相が分かってきた。

 政府は、大臣レベルのエネルギー・環境会議を、経済産業省は総合資源エネルギー調査会を発足させようとしていた。

 総合資源エネルギー調査会は、前内閣ですでに委員が内定していた。海江田大臣が承認していたのだろう。

 ところが15人のうち、3人が原発反対派、12人が賛成派であった。
  (海江田大臣は何と云うことをしたのか)

 そこで、鉢呂大臣は、これでは世論が納得しないと考え、反対派の学者を増やそうとした。反対派を9人か10人増やし、合計12~13人としようとしたのだ。
 それによりぜめて両論併記にしようとしたのだ。

 鉢呂大臣は、委員の人事の見直しを指示した。

 その途端に、「放射能をうつす」発言が、マスコミに伝えられた。

 発言は各紙まちまちで、正確なことは分からない。
 つまりこれは記者はほとんど聞いておらず、経産省のでっち上げに近いのだ。

 つまり鉢呂大臣は、原発を推進したい経済産業省の役人によって、引きずり下ろされたのだ。

 自分たちの上司をクビにするとは、天を畏れない所業である。傲慢そのものだ。
 経済産業省の人事の一新が必要である。
 今回の事件の関係者は全員懲戒免職が適当であろう。








原発への無知により、子供から死んでいく

2011-09-14 20:37:35 | 日記
 原発災害に対して、東電の宣伝を信じていたと云う声が強い。
 地震や津波も予想しなかったという。馬鹿も休み休み言ってほしい。
 
 わたしには、これがまったく理解できない。

 広島には、親戚が、3軒か4軒あり、爆心地から少し離れていたとはいえ多少の被害は受けている。叔母の夫は、当時兵隊で広島に居り、被曝した。
 同級生にも被曝者はいた。

 だから最初から原発なんて信じていなかった。

 高校の時に地学の授業を受講した。天文学、海洋学、地質学等の基礎を学んだから、地震や津波については、多少の知識がある。
 物理は勿論受講した。
 わたしの時代には、文科系理科系の区別はなかった。この区別が、間違いだったと思う。

 さらに、広瀬隆氏の『東京に原発を』と云う本を読んで以来、原発はまったく信じなかった。

 アメリカのスリーマイル事故、映画のチャイナシンドローム、さらにソ連のチェルノブイリ事故で、原発はいつか爆発すると思っていた。

 東北地方の人々は、修学旅行で広島に行ったことはないのだろうか。
 高校の時に、物理や地学の授業を受けたことはないのだろうか。

 アメリカのスリーマイル事故、映画のチャイナシンドローム、さらにソ連のチェルノブイリ事故のことを、知らなかったのだろうか。

 憲法は戦争に関して、「政府の行為」によって、再び戦争が起こらないようにと云う目標を掲げている。

 それは国民が賢くならねばならないということである。

 自分は知らなかった、政府や県、東電のいうことしか知らなかったと云うのは、弁解にならない。

 大人としては子どもへの犯罪である。

 わたしは、国民学校2年生の時に、海軍の工場が爆撃されたので、祖父の指示で(父は外地)、母と4人の子供は山奥に疎開した。
 政府の指示がなく、県の指示も市の決定もなく、多くの家庭はは疎開をせず、ぐずぐずしていた。

 2ヶ月後、市街地が空襲を受け、中心部は全部焼けた。学校も全滅した。
 「お上」の指示を待って疎開をためらって人々は、みんな死んだ。

 われわれ孫たちは、祖父の決断に感謝している。疎開先では食糧がなく、母は苦労した。森に入り、道端の草まで食べた。そして国民学校2年生のわたしを頭とする4人兄弟のうち、末弟は栄養失調で死んだ。
 でも3人は生き残った。

 「お上」を信じないことだ。
 自分で勉強することだ。

 福島県浜通りは、完全に「死の町」なのだ。
 
 経産省、保安院、東電、マスコミの甘い言葉に騙されては、子供が死にますよ。

 これは回文です。前から読んでも、後ろから読んでも、同じです。

 「ホアンインゼンインアホ」