暑い日が続きますが、現場では着々と仕事が進みます。
和歌山市秋葉町のS様家。
床板(吉野桧の無垢節なし)も張られ(上の写真)、各入り口の木枠工事が進んでおります。
この頃になりますと、お家の空間も随分イメージできるようになってまいりますね。
こちらのアングルは和室からリビングを見てる写真。
右手も右奥もフルオープンの木製窓です。(そしてこの外にはデッキが造られます)
手前の和室からリビングへの入り口の木枠の上枠から奥の木製窓の木枠上枠まで、全部高さが揃っているのが分かりますか?
こちらの和室の窓の上枠と押入れ・仏様・入り口の上枠(鴨居)の高さが揃って通っているのは、もう少し分かり易いですね。
こういう風に窓や入り口の枠の高さを揃えていくのが、スッキリした内部空間を造る、まず一つの約束事。もちろん全部揃えるのは不可能だから、どこからどこまで揃えるか?とか、どこで切り替えるか?とか、そもそもわざとずらすとか、天井高さとの関係とか、話はそんなに単純じゃないけど「揃える」ということは鉄則の一つであります。
まあまあそんなことより、なんかあっちとこっちが揃っていたら気持ち良いでしょ。
一枚目の写真なんかビシッと揃って続いていくのなんか、私にはたまりません(笑)。(何でも揃っているのを見ると、なんかとっても気持ち良い。職業病みたくなってきてますね。。)
揃えるのが最高!なんて言った直後ですが、こちらは
手前が押入れの下の木枠(敷居)、少し高くなっている所が仏様の入る所。
こうしてみると、真ん中の仏様の部分だけ高いでしょ。
これによると、
こう、敷居を上げた下に茶色の木が入っています。これを「貝の口」と呼びまして、伝統的な和室に出てくる納まりです。また完成後には詳しく紹介しますね。
「貝の口」なんて言ったら、通ぶれますので是非使ってみてください(笑)
はい。今日はここまで。
また次回です!よろしくお願いしま〜す。