古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

湯たんぽ

2011年03月23日 | Weblog
 計画停電が始まってだいぶ経つ。
はじめのうちはぶーぶー言っていたのだが、意外な発見もあった。
湯たんぽの見直しである。
エアコンはもちろん、ファンヒーター、こたつも暖房器具は全部使えない。
寒さ凌ぎに、しまいなくしたと思っていた湯たんぽを女房が引っ張り出してきてこたつに入れたのだが、これが意外にいい。
足がそれにちょっと触れているだけで暖かいのである。
いずれ事態が好転して停電がなくなっても大いに利用したいと思っている。

それに、寒いときは暖房に頼らずに、部屋の中でもジャンバーなど着込めば十分に快適に過ごせる。
節電のみならず、節約の意識が身につきそうである。

 そんなことを思いながら、庭を眺めていたら、ひよどり、おなが、めじろ、きじばと、じょうびたき、うぐいすなど、
野鳥たちは全くいつものように来て、去って行く。
少しばかりの停電であたふたするのは人間ばかりだなぁ、どうも都市化の中で野性を失った人間は一人では生きて行けなくなっているんだなぁ、などと妙にしんみりした気分になった。
しかし、まぁ、どんな大災害でもいずれ乗り越えてしまうのも人間なんだと思ったりしている。

この花は庭のミスミソウ、今年は意外にいい花を咲かせてくれた。
他に実生4年目のものが10株ほどあり、この株より小ぶりだが、それぞれ少しづつ違う花が咲いている。