古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

谷川岳は端境期

2008年09月13日 | Weblog
週のうち一日は囲碁教室の仕事があり、これは楽しみながらやっているのでなかなか休むというわけにはいかない。女房も週のうち幾日かは卓球で出掛ける。
だから天気がよくても即山に行けるというわけではない。時々は孫が急に熱を出したりする。熱を出した時は保育園に行けないのでジジとババがにわか保育士になるのである。
しかし予報が良くて二人とも都合がつき、久しぶりに谷川岳に登ってきた。
人気の山で休日は混み合うが平日だったためか人は少なかった。
途中の熊穴沢の避難小屋で一服して歩き出そうとしたら、胸から認識票を下げ腕章を巻いた幾人かが無言でドヤドヤと入って来たのには驚かされた。テレビなどで見るサスペンスもののガサイレのような感じだった。
外に出たらそこにも2~3人いた。腕章をよくみると「森林保護員」とある。そのなかの一人に聞いてみると森林の保護が仕事で、それから少し云い淀んでから「登山者のマナーの指導」もしているという。
珍しい花の咲いている場所なども親切には教えてくれたりもしたが、どうも山を楽しむという気分にはそぐわない雰囲気があった。話も弾みそうにないので早々に別れて歩きだした。

上天気、森林限界を過ぎるあたりからは眺望が開け、疲れを忘れさせる。
気温が上がって暑かったが真夏とは違って時々吹き付ける風も気持ちよかった。

あと少しで山頂というところで上から見知った仁が降りてきた。TOさんだった。
氏は行き会ったとたんにもう一度登り返すと云って我々に付き合ってくれ、それから下山まで一緒に歩いた。こうゆうことがなんとも嬉しい山の出会いである。

のんびり山を楽しんできたが、今は端境期、花はオヤマリンドウやツルリンドウなどを数輪目にしただけだった。紅葉もまだ先である。いつもは気の早いナナカマドもまだ青い葉っぱのままだった。

この写真は山頂から見た赤城山である。赤城の見える山に登るとそこから赤城を撮るのが楽しみの一つだが、冬と違ってあんまり鮮明には撮れなかった。