古希来記

古希を過ぎて気ままな暮らし。
見たり聞いたり感じたり、とりとめもないが折々のつぶやき。

散歩仲間はキジ

2008年04月28日 | Weblog
歩いて20分ほどのところに地蔵山がある。とんがらし地蔵とも呼ばれている。
国土地理院の地形図には標高96、1mとある。自宅は78m位らしいので標高差20m弱である。
この地蔵山往復を散歩コースにしてからかれこれ12~3年になる。
毎日ということではないが一日野暮用で出かけるとか山に行かない日とかには歩くことにしている。
今年は三月の終わりごろからその行き帰りにキジに会うようになった。
よく会うのは晴れた日の午後が多い。この辺りは趣味が合うようだ。
地蔵山の南に農耕地をはさんで200メートルほどのところに人の手の入らない小高い藪地があり、勝手に南岳と呼んでいる。そしてその中間にも小さな藪があり、これは中岳である。
キジはこの三つの山と藪を行ったり来たりしているのである。
はじめのうちはすぐに逃げられてしまったが、最近はどういう風の吹きまわしかそばに寄ってもあまり警戒されなくなった。
仲間と思ってくれるようになったのかな。
このショットは彼の行動パターンをあれこれ思いめぐらして撮ったものである。
「ケーン、ケーン」
え?もっとかっこよく撮れって、、わかったわかった。この次はネ。

荒山高原のヒメイチゲ

2008年04月26日 | Weblog
荒山高原周辺や鍋割山稜線を歩いてきた。
登山道の雪は消えてぬかるみもなくなっていた。
まだらだが木によっては芽吹き始めて枝先にはコガラなどの新芽を啄ばむ姿が見られるようになった。
足元にも花が咲きだした。
ヒメイチゲはこの辺りでは春一番の花、岩場のコケの中や他の草の中などが好きなようでちょうど見ごろだった。ワダソウも陽だまりの藪にいくつか見ることができた。
スミレは種類が多いので未だに覚えきらないがエイザンスミレの見事な大株が咲いていた。
ツツジが咲きだすとにぎやかになるが今はまだ静か、行き会ったのは数人だった。

治勲さん、残念

2008年04月23日 | Weblog
地方に住んでいるのでプロ棋士に接する機会などはほとんどないが治勲さん(治勲さんと呼んでいいのかな)には思い出がある。
今から24年前になるが地元の素封家のHUさんが傘寿の祝いに治勲さんやアマ碁界の重鎮の安永一氏らを氏の自宅に招いて囲碁会を開いた。
その席に末席の方だったが呼んでもらったことがある。
打ってもらう機会はなかったが目の前で観戦したり手空きの時に二言三言言葉を交わしたりもした。話の内容ははっきりとは思い出せないが非常に謙虚な印象を受けたのを覚えている。その当時は棋聖と名人の二冠を持ち囲碁界の第一人者であったが立ち居振る舞いはごく普通の好青年という感じだった。又HU氏との多子局では作ってみたらジゴになり目出度い席でのプロの技にも感じ入った。
その治勲さんがこのところ無冠になってしまったのが淋しい。
棋聖戦は3勝4敗だったし、NHK杯は優勝を逃し王座位も明け渡した。
治勲さんと同世代の両小林や武宮、少し前の秀芳、大竹などもどうしちゃったんだろう。立会や解説などだけではつまらないよ。
囲碁では年をとっても若者と渡り合えると思い込んでいるいる身にとっては残念至極である。是非、もう一頑張りして下さい。











鳴神山のアカヤシオ

2008年04月16日 | Weblog
鳴神山は花の名山である。
川内の駒形から登った。梅田側からは嘗て一度歩いただけでいつも川内からである。
ムラサキケマン、キケマン、スミレ、キランソウ、トウゴクサバノオ、カキドウシ、ユリワサビ、ニリンソウ、ミヤマカタバミ、エンレイソウ、ネコノメソウなどなどが咲いていた。カタクリは麓では盛りを過ぎていたが上に行くにしたがって見ごろだった。
山頂のアカヤシオの古木は色が濃くて目を引きつける。この時期この木の花を見るのが一つの楽しみであるがまだ幾つかのつぼみが膨らみはじめたところだった。
しかしアカヤシオは途中にもいいのがある。この写真は途中の谷筋から青空をバックに見上げる位置にあり密かなお気に入りのポイントである。色はやや薄いがやさしい感じがよく見上げていると花に包み込まれてしまうような感じになる。ちょうど見ごろだった。
快晴無風の上天気だったが平日とあって行き会う人は少なかった。
この週末にはおそらく登山者で溢れかえる山頂でも誰もいなくて一人占め、いや女房と一緒だったから二人占めだったか。
静かな山行を楽しんできた。浮世の塵を払ってきた気分だった。

サウスシーズ

2008年04月11日 | Weblog
ひところ椿の花に凝ったことがある。
唐ツバキ系はみんな枯れてしまったが庭に馴染んだものもあって14~5本が残っている。
その中でこのサウスシーズは好きな花の一つである。
やや派手であるが色がいい。形も洋種にしては小振りである。
ただ樹勢は弱いようでなかなか大きくはならない。少し伸びたかなと思うと上の方が部分的に枯れてしまう。記録をみると当家に来て29年目であるが樹高は1メートルたらずで花も多い年でせいぜい30個ほどである。同じところに日本の藪椿系のものがあるが、これは強い。
あんまり丈夫でないのがかえっていいのかなぁ。

ヤシオツツジが見ごろ

2008年04月06日 | Weblog
荒山を歩いてきた。
登山道はまだ雪道、ところどころ雪が解けてぬかるみに足を取られるたり、日陰では凍っていたりして歩きにくい。
草木もまだ冬ごもりである。しかし陽だまりの道では汗ばむほどの陽気で、気分はすっかり春山だった。
週末だったがこの時期は山には人は少ない。
真冬の厳しさはないが山は山、行き会う人々はそれなりに冬の装備を身につけている。狭い道で道を譲ったり譲られたりマナーのいい人が多いのもこの時期である。
山の花はまだまだ先だが帰りがけに富士見村のヤシオツツジの丘を通ってみたら、咲き始めていて見ごろだった。