思考ダダ漏れ

なんとなく書こう

2017-11-20 20:28:03 | 断片・詩・構想・屑
暇つぶしに色を塗る。絵と呼ぶにはあまりにもお粗末だ。水彩画のような色彩を出せる。アプリすげえな。


わあ綺麗!  めちゃくちゃに塗りつけるだけでもこんなにサイケなものができるのよ!  試しにホーム画面にしてみたが、気持ち悪くなってやめた。ともかく、色を塗るというのは面白い。その色使いから湧いてくる感覚は大切にしたいものだ。

リアルについて

2017-11-20 00:27:18 | 文章
恐怖は色々な媒体で再現されるが、どのような演出や物語が効果的なのだろう?
  恋人は相性占いなんかで凹むような人だからか、ホラー映画を見ると一人で寝られなくなる。トイレにすら行きづらくなり、洗濯物を干すにしても同伴が必要になるのだが、さすがにそれはビビりすぎだろう。
  ホラー映画にも種類がある。思えば、僕は誰が生き残るのかを予想する見方しかしていないから、あんまり怖いかどうかを考えたことがない。死ぬかもしれない、という恐怖心なら毎年何回か金縛りに合うので、それで経験しているのだ。それより恐ろしいのは、単位を落とすとか、財布を失くすとか、思っていた以上に金が無いとか、そういう状況の方だ。あと怨恨ものよりは殺人鬼ものの方が恐ろしいと思う。怨恨ものはなんだか、死んだってのに身勝手な奴らだ。恨み辛みで人を殺せるなんて都合の良い世界観だな。
  結局どれだけリアルかが重要なのかもしれない。自慰ネタにしてもそうだ。最近、ネカフェでのライブチャット配信もので抜いていたのだが、漁っていくうちに一つの共通点を見つけてしまった。それはどの壁もシートも同じ材質だということだ!  多分、撮影用なんだろうなぁと思うと萎えてしまった。しばらく、世話にはならないだろう。

  だが、リアルにも限界があるらしい。最近は色々なサイトで自分の近況報告をすることができるわけだが、悲惨な生活や珍しい体験なんかを漫画にする人たちがいる。彼女はその一人を好んでいたそうだが、最近その人がよく分からない感覚で親と和解しだしたそうだ。彼女はその流れが気に入らないらしい。
  あくまでも近況報告なので、現実に起こったことを伝えていくわけだが、そうなると突き当たるのは、それまで望まれてきた「険悪な家族仲」(考えてみれば、自分が不幸だと思うほど似たような境遇のものを探したがるのかもしれない。理解者を求めているということか)が解決してしまうと、それまで読者が求めてきた役割を放棄してしまうことになる。近況報告ならそんなこと考える必要もないわけだが、金が絡むならこの辺り嘘をついてでも、もう少し媚びておいた方が良かったのかもしれない。
  苦悩混じりの近況報告というのは、その生々しさのおかげで「良き理解者」としての役割を与えられがちなのかもしれないが、同時に「良き理解者」を求める層は鬱屈し続けているわけで、ある程度人気を維持しようとするなら、その苦悩が解決されてはならないのかもしれない。

  こうした近況報告ものは、小説では求められていないように思う。小説を読む層と漫画を読む層の違いだ。漫画の方が気楽だろうし、どれだけ悲惨であっても絵柄次第に抑えられそうにも見える。何より、視覚で理解させる方がさらさら読める。小説にしてまで読みたいか、というより、小説だと不得意な分野に思える。あくまでもゴシップ的な、分かりやすいさに比重を置かれた分野だろうから、表現やら物語やらに凝る必要のある小説では読みづらくなりそうだ。服装や体格を想像させるのに、文章だとどれだけの説明が必要なことか。