半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

フェラーリ288GTOに関して、一言だけ言わせてください。288は単なる愛称なんかじゃありません!。

2024-02-29 18:00:00 | その他、自動車関連
今日、ネットのニュースを見ていたら、今年はフェラーリ288GTOのデビュー40周年という記事を見掛けました。私も何度が取材したけど、もうデビューから40年も経ってたんですね。このクルマに関して、「正式名称はGTO。288GTOというのは単なる愛称でメーカーでは一切使用してない」という記述を見掛けることがあります。そう、確かにプレスキット等の広報資料の表記も単なるGTOになってましたし、このシャーシプレートにも288GTOとは書かれていません。しかし・・・




それじゃ単なる愛称かというと・・・決してそんなことはありません。これはGTOのフロントウィンドウに貼られたタイヤの空気圧を表示する純正のステッカーなんですけど、はっきり "288GTO" と書かれていることがお分かりになるはず。メーカーでも部署によってはちゃんと288GTOの呼称を使ってたんですよ。ちなみに、これは私自身が実車の取材をした時に撮影した画像で、後ろに写っているは私の取材ノートです。




私の取材スタイルは実際に自分の目で見るだけじゃなくて、メジャーやノギスを持参して寸法を実測したり、磁石を使って各部の素材を確認したり・・・という感じなので、普通はあまり歓迎されない・・・というより、はっきり嫌がられます(笑)。でも面白がって普段は人目に触れないこんな所までちゃんと見せてくださる方もいらっしゃるんですよ。288GTOにはこうやって運転席側からアクセスできるサービスハッチがあるので、意外に整備性は良いのかもしれませんね。



こういうクルマっていうのは、実際に体験してみないと気付かないことが色々あります。この288GTOもクラッチがシビアで発進が難しいと書いている方がいらっしゃいますが、ちゃんと整備してあるクルマなら決してそんなことはありません。むしろ見掛けに寄らずフレンドリーで、決して運転が上手とは言えないこの私でさえ、普通に走らせることが出来るクルマでした。もちろんこのクルマの本来の性能を引き出すような走りは、私には絶対に無理でしょうけどね(笑)。
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ノーチラススポーツカーズの新プロジェクト。ホンダCL50改 電動レーサーレプリカ、発進!。

2023-09-15 18:35:19 | その他、自動車関連
先日、ノーチラススポーツカーズにお邪魔したら、ホンダCL50をベースにして製作された1960年代風のレーサーレプリカが置いてありました。以前から進めていたプロジェクトがここまで完成していたんですね。しかし・・・




燃料タンクを外してみたらその下から見慣れぬ物が!。そうです。このバイクは単なるレーサーレプリカではなく、電動化されていたのです。




この電動レーサーレプリカ、ノーチラスポーチカーズの二輪部門である温故堂(以前に古川先生が屋号として使っていた名称でもあります)のプロジェクト、第一弾として誕生したも物。もちろん市販を前提として製作されており、現車もナンバー付きで公道走行が可能となっています。






フェアリングや燃料タンク、シートなどは古川先生がアルミ板金で製作。フレームも古参スタッフの ”マルちゃん” ことKさんの手によるものです。





このホンダCL50改 電動レーサーレプリカ、完成車だけではなく、フェアリングやタンク、シートなどのキット販売も考えているとのこと。9月23~24日にポートメッセなごやで開催される『Gulf 名古屋ノスタルジックカーフェスティバル2023』にも出品されるそうなので、そちらに行けば現車を見たり、直接説明を聞いたりすることもできますよ。
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ベビーサンダー(1956 フォード・サンダーバード)、オーバーヒート対策開始です。

2023-05-17 18:00:00 | その他、自動車関連
古川先生の工房、ノーチラススポーツカーズに顔を出してみたら、何やらベビーサンダー(1956 フォード・サンダーバード)の整備をしていました。先日テスト走行してみたらオーバーヒート気味になってしまったそうで、これからその対策をスタートさせることにしたそうです。




このクルマ、冷却ファンはクランク直結だし、ラジエターのシュラウドは上半分しかないし、このままでは日本の夏を乗り切るのは難しそうだなぁ。




元々ラジエターのリザーバータンクもないという状態だったとのことで、取り合えず仮設のリザーバータンクが装着されていました。



個人的には旧いクルマは無暗に現代の技術を投入するのではなく、なるべくオリジナルの状態を維持するようにした方が良いと思っていますが、さすがにこの年代のクルマでそこにこだわっていたら気軽に乗れないクルマになってしまうし・・・色々悩む所ですね。もし当初の予定通り日常的に使用したいというのであれば、やはりラジエターをもっと効率の良いタイプに変更して全面をシュラウドでカバーし、冷却ファンも電動にする・・・といった対策が必要でしょう。
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ベビーサンダー(1956 フォード・サンダーバード)のリアフード、塗装されてました。

2022-12-06 18:00:00 | その他、自動車関連
ノーチラススポーツカーズに顔を出してみたら、先日下地の処理中だった1956 フォード・サンダーバードのトランクに色が入っていました。




イベントに出展して自走されるということで、その前に何度か走らせてテストしてみるとのこと。この次にお目に掛ったとき、どんなの感じだったか感想をうかがってみることにしましょう。私が今までに運転したことのある50年代のアメリカ車はシュアなハンドリングとは真逆の船みたいな乗り味の物が多かったけれど(笑)、それはそれで面白かったなぁ。このクルマはどうなんでしょうね?。




サンダーバードやマッハ号等々のプロジェクトと同時進行となっていることもあり、残念ながらこのプリンスR380のプロジェクトは特に進んではいない様子。





やはりこういう物を形にするにはどんなに急いでも数年は掛かりますね。海外の自動車雑誌やネットの個人売買欄を見ていると、レストア途上や未完成の状態のままで売りに出されいるキットカーを沢山見掛けますが、実際に完成まで漕ぎつけることが出来なかったクルマというのは物凄い数なんだろうなぁ・・・
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ベビーサンダー(1956 フォード・サンダーバード)、ちょっとだけ?塗装するそうです。

2022-11-07 18:03:34 | その他、自動車関連
外出した帰りにノーチラススポーツカーズに顔を出してみたら、ベビーサンダー(1956年モデルのフォード・サンダーバード)のトランクが取り外されていました。私としては特にペイントする必要はないかな?と思っていたのですが、古川先生としてはトランクの塗装にクラックが入っているのが気になるのでそこだけ塗ることにしたそうです。




今回は全剥離して下地から仕上げるとのこと。旧いクルマの場合、塗装を剝がす過程で過去に塗られたペイントが何層にも重なって現れて虹のように見えることがありますが(笑)、このクルマはそういうことはないようですね。




塗料はこのエアインテークの部分に合わせて調合したそうです。VINプレートによるとオリジナルはレイブンブラックだったはずだけど、エンジンルームやトランクの中を見ててもそれを感じさせる部分が全くありませんね。かなりお金を掛けてレストアしたんだろうなぁ‥‥



古川先生としては、将来的にはこのクルマを奥様の足に使えるレベルに仕上げたいそうです。既に走行はできる状態なので、ペイントが終わったら乗りながら信頼性を高める方向で手を入れて行くということになるでしょうね。
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ワイルドシングで遭遇したのは、ただのフィアット・ヌォーヴァ500じゃなくて・・・

2022-10-07 18:00:00 | その他、自動車関連
話は前後してしまうのですが、先日ワイルドシングまで車検の完了したダイハツ・ムーヴを受け取りにったら、店頭に見慣れなっクルマが置いてありました。フィアットのヌォーヴァ500ですね。でもこのクルマ、ただのヌォーヴァ500じゃなくて・・・




ステーションワゴン版のジャルディニエラ!。てっきり修理か整備で預かっているのだと思っていたら、佐藤社長が買い取ったとのこと。




現代のクルマと比べると、インテリアは潔いほどシンプルですが、実用上はコレだけでも別に困ることはないんですよね。





VWビートルと同じく空冷のRRということもあってか、佐藤さんも結構気に入っている様子で、毎日のように乗っているとのこと。私も最初の趣味のクルマとしてフィアット・アバルト1300/124を買ったとき、数台あった他の候補の一台がヌォーヴァ500ベースのフィアット・アバルト595だったんですけど、もしあの時595の方を選んでいたら、その後の私の人生はどうなっていたのかな?。
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ノーチラススポーツカーズの次のプロジェクトは・・・ええっ、ベビーサンダー!?。

2022-07-27 18:00:00 | その他、自動車関連
ノーチラススポーツカーズに顔を出したら、工房の中にこんな見慣れないクルマが入っていました。古川先生が次のプロジェクトのために手に入れた1956年モデルのフォード・サンダーバードです。55~57年モデルの初代サンダーバード、いわゆる “ベビーサンダー” の中でも最も人気の高いモデルですね。ノーチラスの扱うクルマとしてはちょっと異色の様な気もしますけど、実は古川先生自身はアメリカ車もV8エンジンも嫌いじゃありません(笑)。




ハードトップに開けられた丸い “ボートウィンドウ” やトランクの後ろにスペアタイヤを立てて装着するオプション、 “コンチネンタルキット” がこの56年モデルの特徴です。それにしても、50年代にこんな贅沢なクルマを作っていたなんで、アメリカというのは本当に豊かな国だよなぁ・・・。私達よりも一世代上の先輩方が、アメリカ車に憧れたという気持ちも良く分かります。








不動状態でやってきたものの、古川先生の昔からのお仲間がオーバーホールしたキャブを取り付けたらあっけなくエンジンが掛かり、そのまま静かにアイドリングを開始しました。




VINプレートを見ると、エンジンはPなのでスモールブロックV8の312(5115cc)。カラーコードはA、トリムコードはXAなので、元々のボディカラーはレイブンブラック、インテリアは黒/白のビニールというシックな佇まいだったことが分かります。



このクルマ、過去にかなりのお金を掛けて丁寧に仕上げられていたようで、まだまだいわゆるレストアが必要な程の状態ではありません。古川先生としては取り敢えずいくつか気になる部分を手直しして、現代の路上でも安心して乗れるような状態にしたいとのこと。私としても興味がある車なので、時々進行状況を偵察に行くことにしましょう。
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ブラジルのスポーツカー、プーマGTの資料、まだまだ集めてます。

2021-03-31 21:49:34 | その他、自動車関連
以前にも一度書いたことがあるのですが、実はブラジルのプーマGTに関する資料、今でも集めています。最近も3冊ほど入手したので、今回はその話題を書くことにしましょう。

先ずはこれ、『PUMA Sua Models e Historia』。2010年に発行された本で、恐らく現在手に入るプーマGT関連の本の中では一番詳しく解説されていると思います。ヒストリーやバリエーションはもちろん、プーマGTが登場した映画やモデルカーに関するページまでありましたよ。




この『MANUAL DO PROPRIETARIO PUMA GTE & GTS』はプーマGTの取扱説明書です。維持に関しては、基本的にVWビートルと大差ないですね。




この『Almanaque do Fusca』 はプーマGTだけじゃなくて空冷VW全般に関する本ですが、ブラジル仕様にしか存在しないモデルに関する詳しい記述があって、そちらの方も色々参考になりました。



以上の3冊、テキストは全てポルトガル語であるものの、知らない間に Google 翻訳の精度もかなり高くなっていて、私が知りたい程度の情報であれば十分でした。プーマGT関連の書籍、まだ何冊かあるようなので、入手できたらブログにUPしますね。


■本日のオマケ
もうなるべく物は買わないようにしていたはずなのに、この1/43のプーマGTEを買ってしまいました。



昔はVWのシャーシを使った見かけ倒しのインチキ臭いクルマというイメージを持っていたんですけど(笑)、今では逆にそこが大きなメリットだと思えるようになりました。別に “素” のビートルでも良いから、やっぱり人生の最後は空冷フラット4で締めくくりたいなぁ。
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思わずネットでポチッとして、ペリカンの工具箱を買っちゃいました。

2020-04-26 18:17:44 | その他、自動車関連
私が生まれて初めて自分で買った工具箱は、ありがちな赤いチェスト・タイプのヤツでした。メーカーは忘れたものの、ミニに乗って我孫子の原工具まで買いに行ったことだけはちゃんと覚えています。ところが、その工具箱は23年前にアルピーヌA110がこんなことになっちゃったときに一緒に殉死してしまいました。




クルマの後に置いてある黒焦げの物体がそれです。




その後、間に合わせに近所のホームセンターで激安のプラスチック製のヤツを買ったのですが・・・・・・さすがに20年以上も使い続けた結果、経年変化で歪んで持ち上げるとガバッと開いて中身をぶちまけちゃうようになってしまいました。トホホ~。そろそろ潮時ですね。




というわけで、私が新しく買った工具箱はこちら、ペリカンの1460プロテクターケース・モバイル・ツールチェストです。家に籠もってネットで色々調べているときに偶然見付け、思わずポチってしまいました(笑)。




中身はこんな感じ。今まで使っていたケースより大きくて重いものの、トレイがあるのでずっと使いやすそうです。



今までは中身がグチャグチャで必要な工具を探すの大変だったけれど、これで少しは楽になるかな?。


■本日のオマケ
私が昔から使っているペリカンのガンケース、1750プロテクター・ロングケースです。以前はゼロハリのアルミのガンケースを使っていたのですが、世界選手権でイタリアに遠征したときにぼっこり凹んでお亡くなりになってしまったため、代わりに頑丈さで定評のあったコレを導入しました。



ステッカーでお分かりの通り、それ以来私と一緒に色々な国を旅してきました。大きくて重いため、普段使いには厳しいですが、やはり海外遠征時には他のケースを使おうという気はしません。
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あのホンダN600、まだまだ・・・売れ残っていました。

2020-03-30 17:05:38 | その他、自動車関連
話は前後してしまいますが、先日 VW B4パサート・ヴァリアントの作業 で川口のBIS (ベストインポートサービス) に行ったときのこと、工場の隣にこのクルマが置いてあるのを見付けました。









今から二十数年前に山崎社長がアメリカから輸入してきたホンダN600です。 8年前 にもこのブログに登場してもらったことがあったけれど、ご覧のようにまだ売れてませんでした (笑) 。

さすがにずっと野晒しだったので、ボディの錆びもさらに進行してしまっています。これをレストアするのはかなり大変だろうなぁ。






因みに、これが今から8年前、2012年の様子で・・・・・・

 


・・・・・・これが二十数年前の1994年頃の様子。隣のローバー・ミニ1000は当時私が乗っていたクルマです。




■本日のオマケ
そういえば、同じ頃にこのS30のファエレディZも入ってきたはずだけど、アレはどうなったのかな?。次にBISを訪問したときに山崎社長に聞いてみることにします。

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