仮宿 451のミニベロ

OCNブログ人の終了に伴い、一旦こちらに退避しました。

輪行 収納作業 詳細(2)

2009年11月14日 | 02: TOEI ミニベロ

輪行 収納作業 概要はこちら

輪行 収納作業 詳細(1)はこちら

 

(4)エンド金具を取り付けて、縦に置く

G81

エンド金具を組み立てます。

 

G8_2

エンド金具を取り付けます。かなりきっちり締め付けないと立てた時に、

動いてしまうので、力が要ります。

立てたときの角度を考えて、少し下向きにセットするのがコツであります。

チェーンをチェーンフックに掛けておきます。

 

G82

立てたときは、エンド金具と、サドル後端で自立しますので、

赤線の外側に突起物があってはだめです。サドルバッグはかなり大きめのものでも、

付けたままで収納可能と思います。

 

G9

エンド金具をセットしたら、立てて縦置きにします。

  

(5)フレームとタイヤを3点で縛る

G92

タイヤを縦置きにしたフレームの左右に置きます。後輪はフリーを内側に向けて。

タイヤが小さいので、クランクの位置にも自由度があります。

 

Ga_2

3点でしっかり止めます。

ストラップは3本ともフレームにひと巻きしているので、タイヤはしっかり固定されています。

フレームにキズが付かないように、何箇所か養生したほうがいいと思います。

次回、塗りなおした時にはそうしようと思います。

 

(6)タイヤに外したドロヨケをセット

G93

束ねたドロヨケを、タイヤに沿わせて固定します。

 

Gb_2

2箇所で止めます。ゴムストラップなので、柔軟に必要十分に固定できます。

カシャカシャなることはないです。

  

(7)輪行袋を広げて自転車を置く

Gd1

SL-100輪行袋は、それ自体では自転車の重量を支え続ける強度がないので、

ショルダーストラップはフレームに結びます。

輪行袋には、ショルダーストラップの出口に穴が切ってありますので、

自転車の向きは決められています。

なので、絵の通りに自転車を置きます。

 

Gc_2

少し袋を上げたところ。あとからスルスルっと上げられるように、

自転車で踏んだりしていないかを確認するためです。

すごく急いでいるときは、このまま袋を上げてしまい、口を閉めて、

その隙間からフレームを直接もって移動することもできます。

 

(8)ショルダーベルトを取り付ける

ショルダーベルトをしっかりセットするかしないかで移動の快適性は各段に違うと思っています。

Gd2

まずは、BBとチェーンステイの間にストラップを通して、キュキュッと閉めます。

輪の遊びが少ないほうが、持ち運ぶときにガタガタしないのであります。

 

Gd4

輪行袋を少し上げて被せながら、矢印のストラップ出口を見つけます。

 

Gd5

この穴に内側からショルダーベルトを通します。

内側で何かに絡んでいないかを注意しながら、ストラップを全部引っ張り出します。

 

Ge3

引っ張り出したショルダーベルトの片側は、

ヘッドチューブとダウンチューブの交差部分(矢印)に取り付けます。

  

Ge4

取り付けながら、ベルトの長さの調整をします。

私の場合はフォークの長さ+ボール1個分がちょうどいいです。

 

(9)袋を引き上げて紐を絞る

Ge5

袋を持ち上げて、紐で口を締めます。これで終了です。

この黄色い紐は、十分な長さがありますので、電車内で何かに縛り、

転倒防止に役に立つのであります。

絵は肩に掛けた時のイメージであります。

私の場合、右ハンドルのドロップ部分を袋の上から握って移動します。

 

Ge6

身長170cmに満たない私ですが、ショルダーベルトの調整をきっちり行えば、

持ち上げたとき、地面とのクリアランスも十分で、階段でもあまり不自由しません。

 

(10)その他

Ge2

試しに、700cのマルイシMC-CXの縦型収納の大きさであります。

ミニベロの方が少しだけ小さいですが、袋に入った実際の見た目はほとんど変わりません。

 

Ge

ミニベロだからこそ、輪行時も小さいといいなという希望があります。

うーん、デモンタっていいですね。


輪行 収納作業 詳細(1)

2009年11月14日 | 02: TOEI ミニベロ

輪行 収納作業 概要はこちら

輪行 収納作業 詳細(2)はこちら

 

G1_2

前後ドロヨケ、キャリア、フロントバッグ仕様のこの自転車の輪行であります。

 

■収納手順

(1)収納に使う道具の準備とプレ作業

G12

収納作業に必要な道具を用意して、フロントバッグを外し、GPSなども外します。

 

G24

収納に必要なものは、輪行袋、サドルカバー、+ドライバーの3点。

サドルカバーをかけ、ギアをフロントアウター・リアトップにセット。

 

G25

輪行袋はオーストリッチのSL-100輪行袋。

ショルダーベルトはゴワゴワしていたので、手持ちのすべらかなナイロンストラップに交換。

タイヤを止める青いラインのストラップ3本は、バックル部分ですぐ撚れてしまうので、

すごく使いづらいのですが、適当な交換品がないのでそのまま使っています。

エンド金具はオプションなので、別途購入が必要です。

それと、外したドロヨケを止めるためのお手製ストラップ。

幅広のパンツゴムにベルクロを縫い付けただけのもの。

濡れていなければ、自分で追加したパーツも合わせて、もともとの収納袋に入ります。

 

(2)分割のドロヨケを前後輪とも外す

・前輪

G22_2

矢印部分、分割金具の冠付きネジを外し、左右のだるまネジを緩めて、

ドロヨケをスポッと抜いて外し、冠付きネジを分割金具に戻しておくという手順です。

手数はありますが、前後輪合わせて30秒もあれば十分です。

 

G3_2

まずは、 分割金具の冠付きネジを外します。

 

G4_2

次に、左右のだるまネジを緩めます。なべネジは抜かずに緩めるだけです。

 

G31

ステーがスポッと抜けます。

このあと、緩んだなべネジを、締め直しておくのがベターだと思います。

 

G32

外した分割ネジは紛失しないように、元に戻します。

近距離の輪行なら、ポケットに入れてもいいかもです。

 

・後輪 

G34

同じように、まずは分割金具の冠付きネジを手で回して外します。

 

G35

次に、左右のだるまネジを緩めます。やはり、なべネジは抜かずに緩めるだけです。

 

G5_2

ステーがスポッと抜けます。

 

G36

外した分割ネジは紛失しないように、元に戻します。

 

G33

4箇所あるステー止め用のダボですが、ネジが切ってありません。

なので、ダルマ本体は、ステーが入る角度に合わせて、穴の向きを、微調整した後、

六角ボルトでしっかり固定されています。

メンテ以外では、外しません。ずーと固定されたままです。

上のなべネジを緩めたり閉めたりするだけです。そこが肝であります。

 

G6_2

ステーが固定されたまま外したドロヨケは重ねておきます。

 

(3)自転車をひっくり返し、タイヤを外す。

G7_2

タイヤを外してからひっくり返してもいいと思いますが、癖ですね。

組み立ての時もそうですが、目でハブシャフトのはまり具合を確認したいのであります。

この時までには、サドルカバーを付けておかないといけません。

 

G72

ブレーキレバーとフォークのエンドを結んだ線より、物が出ているのは、

輪行袋収納時にでっぱってよろしくないので、

ドロヨケの先端は、キャリアより少しだけしか出していません。

ライトも外したほうが安心だと思いますが、キャリアよりは出ていないので、

輪行袋が倒れることによる破損の可能性は低いと思っています。

ただ倒れた先に突起物があったりするといやですね。

簡単に取り外し出来るように工夫が必要であります。

 

詳細(2)に続く 


輪行 収納作業 概要

2009年11月14日 | 02: TOEI ミニベロ

Ge1

私の場合は、ヘッドを抜かないオーストリッチ輪行袋を利用した一般的な縦式収納です。

ヘッドを抜き、ハンドルをばらし、ペダルも外す「アルプス式輪行」に比べると、

収納された大きさに、とても引け目を感じますが、少ない工具(+ドライバーだけ)で

作業できること、手が汚れにくいこと、パーツ紛失の危険が少ないこと、

そして何よりスピーディであるという利点があると思っています。

 

ドロヨケとキャリアが付いた自転車を縦式収納するには条件があります。

G11

タイヤを外した時に、赤線矢印方向に突起物があってはいけません。

フロント側は多少はみ出していても問題ないですが、

サドルとリアエンドで自立させるリア側は必須条件です。

そのために、ドロヨケを外す必要があります。

キャリアは私の場合、コンパクトなので外す必要がないですが、

フォーサイド仕様のキャリアが付いているような場合は、それも外さなくてはなりません。

ドロヨケは繊細に取り付けられているので、外すという作業は少し面倒ですが、

分割式ダルマネジの工夫によって、あまり不便を感じることなく作業できるようにしています。

 

■収納手順

(1)収納に使う道具の準備とプレ作業

 フロントバッグやリアバッグに入っている必要な道具をあらかじめ出しておきます。

 輪行袋、プラスドライバー、サドルカバーなど。

 G2

 フロントバッグを外してショルダーベルトをセット、GPSなどを外す、

 サドルカバーをかけ、ギアをフロントアウター・リアトップにセット。

 

(2)分割のドロヨケを前後輪とも外す

 G22

 矢印部分。

 

 G3

 分割金具にネジ止めしているの冠付きネジを手で回して外します。

 

 G4

 ステーを止めている「なべネジ(ステー固定ボルト)」を左右とも緩めます。

 

 G5

 このワンツースリー動作で、ドロヨケはスポッと取り外せるようになります。

 

 G6

 前後とも同じ分割構造。外したドロヨケは束ねておきます。

 

(3)自転車をひっくり返し、タイヤを外す。 

 G7

 

(4)エンド金具を取り付けて、縦に置く

 G8

 

(5)フレームとタイヤを3点で縛る

 Ga

 ストラップは全てフレームにひと巻きさせてあるので、しっかり固定されています。

 

(6)タイヤに外したドロヨケをセット

 Gb

 前後重ねたまま、タイヤにかぶせてストラップで軽く固定します。

 

(7)輪行袋を広げて自転車を置く

(8)ショルダーベルトを取り付ける

 Gc

 

(9)袋を引き上げて紐を絞る

 Gd

 完成形。

 ドロヨケに関わる作業を除けば、ほとんどロードの収納方法と変わりがありません。

 今日の計測での時間は、収納に8分45秒、組み立てに7分00秒でした。