京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『ナイトクローラー』

2015-08-30 | 洋画

 

□作品オフィシャルサイト 「ナイトクローラー
□監督・脚本 ダン・ギルロイ
□キャスト ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド、ビル・パクストン

■鑑賞日 8月22日(土)
■劇場  チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイス(ジェイク・ギレンホール)は、

 偶然通りかかった事故現場で映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。
 早速ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受し、事件や事故の現場に
 猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。 過激な映像で高額な報酬を
 得るようになったルイスは、更なるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、
 ついには一線を越えてしまう。

 人にはそれぞれ才能があると思う。 潜在していた能力が目覚めた。
 そんな感じがこの主人公かもしれない。 一時、パパラッチの過激さが大きな問題を
 引き起こし、今でも思い出すダイアナ妃の悲惨な事故・・・。
 この主人公もどんどんエスカレートしていき、最後は事故ではなく事件を起こしてしまう。
 そこには作り出された、折り曲げられた真実が隠されていた。

 派手なカーチェイスや警察や犯人たちとの激闘はなかったものの、最後は真実外の
 映像というある意味狂気な手段が、見る者を縛り付ける。 それは求めているのは
 他でもない全ての人たちだとふと思えてしまう。 怖いことだが、皆が皆、野次馬だし、
 現代においては、事件も事故もリアルタイムで、全世界に散らばって、そこに居る、
 臨場したたくさんのパパラッチまがいの存在がある。
 倫理的な判断ができる報道がなくならないことを祈るばかりだと、感じた映画だった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「丸の内 夏の陣」/マルキューブ | トップ | 『at Home アットホーム』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洋画」カテゴリの最新記事