□作品オフィシャルサイト 「ナイトクローラー」
□監督・脚本 ダン・ギルロイ
□キャスト ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド、ビル・パクストン
■鑑賞日 8月22日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイス(ジェイク・ギレンホール)は、
偶然通りかかった事故現場で映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。
早速ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受し、事件や事故の現場に
猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。 過激な映像で高額な報酬を
得るようになったルイスは、更なるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、
ついには一線を越えてしまう。
人にはそれぞれ才能があると思う。 潜在していた能力が目覚めた。
そんな感じがこの主人公かもしれない。 一時、パパラッチの過激さが大きな問題を
引き起こし、今でも思い出すダイアナ妃の悲惨な事故・・・。
この主人公もどんどんエスカレートしていき、最後は事故ではなく事件を起こしてしまう。
そこには作り出された、折り曲げられた真実が隠されていた。
派手なカーチェイスや警察や犯人たちとの激闘はなかったものの、最後は真実外の
映像というある意味狂気な手段が、見る者を縛り付ける。 それは求めているのは
他でもない全ての人たちだとふと思えてしまう。 怖いことだが、皆が皆、野次馬だし、
現代においては、事件も事故もリアルタイムで、全世界に散らばって、そこに居る、
臨場したたくさんのパパラッチまがいの存在がある。
倫理的な判断ができる報道がなくならないことを祈るばかりだと、感じた映画だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます