
この手は、離さない
■監督 ガブリエレ・ムッチーノ
■脚本 スティーブン・コンラッド
■キャスト ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン、ブライアン・ハウ
□オフィシャルサイト 『幸せのちから』
1981年、サンフランシスコ。 5歳の息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)を何より大切に思うクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、新型医療機器を病院に売り込む日々。 しかし大量に買い込んだ機器は滅多に売れず、家賃も払えない生活が続いていた。 そんなある日、彼は高級車から降りた男に成功の秘訣を尋ねたことをきっかけに、証券会社の養成コースに通うことを決意する。 受講者に選ばれるように、クリスは人事課長のトゥイッスルへ自己アピールするのだが…。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
ハリウッドのサクセス・ストーリーは本当に多い。 いい脚本に恵まれなくなったハリウッドはこういった実話をベースにした物にシフトしている。 それは決して悪いことではないが、日本人の感覚に合うサクセス・ストーリーはあまりないものだ。
しかし、この映画は親と子の二人三脚のわかりやすい視点で描こうとしている。 そして、何と言ってもウィル・スミスと実際の子供であるジェイデン・クリストファー・サイア・スミスとのやり取りが楽しい。
予告編を観たときにはかなり泣けそうな感じの映画かなと思っていたが、そこは実際にクリス・ガードナーという人物がそうだったかどうかは別にして、不器用な中の隠れた器用さと、そして自分自身がそれほど自慢にも思っていなかった特性を徐々に発揮し、そしてそれを社会が受け入れてくれるのである。 但し、ウィル自身、自分の息子との初共演にかなり肩に力が入っているようだった。 彼のいいところは“力まない演技”だと僕は思う。 そういう点ではやや彼の今回の演技については不満が残るものもあった。
過信して売れると思った医療機器を抱えて、毎日病院をセールスするガードナー。 そこにはまるで喜劇のような人間像を見るようだった。 人生のベクトルは間違いなく下方に向いていた。 しかしながら、彼の器用さを折りしもブームになっていたルービック・キューブからそのベクトルが上方を向き出した。 縁とは異なもの、これはどこでも同じなのかもしれないが、“捨てる神あれば、拾う神あり”である。 日本でも同時代に流行したので時代考証がわかりやすいツールだった。
紆余曲折、息子を生甲斐に彼は彼自身のいい方向を向くことになる。 あらゆる逆境を乗り越えられたのも息子の力だろう。
5歳の息子と2人で駅のトイレで寝るエピソードも本当の話だったという。 そしてウィルの次男であるジェイデン・クリストファー・サイア・スミスは親の七光りでなく、ちゃんとオーディションを受けて選ばれたのだそうだ。 肩に力の入ったウィルより、息子の自然な演技のほうが心に訴えるものは大きかったかもしれないし、感動の度合いも増したに違いない。 蛙の子はやはり蛙である。 もう少し大きくなったら音楽でも開花するかもしれない。
アメリカン・ドリーム、それはもっともアメリカ人が好むタイプの映画だ。 そして、当時の1980年代のサンフランシスコを見事に再現していた。 それはファッションであったり、車、髪型、コンピュータ等見事に見せている。 ま、残念ながら坂の街サンフランシスコの名物、ケーブルカーだけは見ることができなかったが(笑)
稚拙な考えだが、逆にケーブルカーを見せるだけで他の細かいディテールを見せるより、ケーブルカーだけで強い印象を与えうるのではなかっただろうか。
この『幸せのちから』、原題は「The Pursuit of Happyness」だ。 中学生でもわかることだが、“ハピネス”の正確な綴りは“Happyness”ではなく、「Happiness」である。
これは息子の託児所の落書きにあったスペルミスが元となっている。 同時にアメリカ独立宣言における「幸福の追求(The pursuit of happiness)」のもじりとなっている。
ジェイデン君の衣装は、オークション等で入手した!…とか、かなり 苦心して集めたそ~ですが、子供服のブランドに いち早く気づいた観客が 居たでしょうかねぇ。。。^^;
ウィル様☆この演技で、アカデミー主演賞 狙えるでしょうか?!
>ちょうど 80年頃に サンフランシスコを訪れたので、とっても 目に付きました~。(^_^;A)
おお、生でですか~♪ いいなぁ^^
>ジェイデン君の衣装は、オークション等で入手した!…とか、かなり 苦心して集めたそ~ですが、子供服のブランドに いち早く気づいた観客が 居たでしょうかねぇ。。。^^;
僕もあとで知りました(笑)
それより日本アカデミー賞の寺尾さんのコメントで親父さんの衣装をマネて撮影用の背広を作ったとか^^
そっちのほうが印象的でした(笑)
>ウィル様☆この演技で、アカデミー主演賞 狙えるでしょうか?!
難しいと思います(笑)
アメリカン・ドリームを描いた作品は純粋に感動できるものがあるので自分も好きな方なんですけど、『幸せのちから』は公式サイトで脚色されてる部分があらかじめ説明されていたので、ちょっと感動が薄味だったんですよね~・・
観る前に余計な知識入れてしまいました(^^;)
>公式サイトで脚色されてる部分があらかじめ説明されていたので、ちょっと感動が薄味だったんですよね~ 観る前に余計な知識入れてしまいました(^^;)
これって難しいですよね(笑)?
ある程度観る前に予備知識を入れておいたほうが理解しやすい映画と、予告やオフィシャルの内容で映画全体が把握できすぎてマイナスになることと(笑)
微妙な綴りの違い・・・
タイトルのつけ方、そー言う意味で面白いですよね~
正しいのはhappiness
でもあえてhappyness
最近ドリコムからお引越し考え中です^^;;;。
正式に決まったら、またご案内しますので
新しくなっても、どーぞ遊びに来てくださいね~^o^
>正しいのはhappiness でもあえてhappyness
小学生レベルの間違いを犯していました(笑)
さっそく、訂正^^
>最近ドリコムからお引越し考え中です^^;;;。
ほうほう、いいところあったら教えて下さい!
gooにもかなり不満が(笑) 猫姫さんのlivedoorよりは少ないけど(爆)
>新しくなっても、どーぞ遊びに来てくださいね~^o^
はーい^^
この映画、期待してたのとちょっと違ってました。
実話が元になってる、ということで けっこう淡々としてて
そして、いかにもアメリカンな映画でした。
努力もさることながら、自己アピールって必要なのだなぁ・・・。
私も、'80年代の風景や衣装が よくできてるなーと
そういうところに感心してしまいました(笑)
>ご無沙汰してます・・・バタバタしてて。
いえいえ、こちらこそ^^
>そして、いかにもアメリカンな映画でした。
でしたね^^
>努力もさることながら、自己アピールって必要なのだなぁ・・・。
日本人にかけている部分でしょうか(笑)?
>私も、'80年代の風景や衣装が よくできてるなーとそういうところに感心してしまいました(笑)
そのあたりですよね(笑) ストーリーにイマイチ盛り上がりがかけていただけに(汗)
これから楽しみですね。
TBありがとうございました。
>息子役のジェイデン君はウィル・スミスの実の息子だったんですね!今の今まで知りませんでした(恥
そうですか、でもあとでわかったほうが感動も大きかったかも(笑)
>これから楽しみですね。
そうですね^^