京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『グリーン・ゾーン』

2010-05-30 | 洋画

 


□作品オフィシャルサイト 「グリーン・ゾーン」       
□監督 ポール・グリーングラス
□脚本 ブライアン・ヘルゲランド 
□キャスト マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン、エイミー・ライアン、ジェイソン・アイザックス、ハリド・アブダラ

■鑑賞日 5月23日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 前作『インビクタス』でいい意味でイーストウッド影響を受けた後、
 お馴染みの
ポール・グリーングラス監督とのコンビ。 
 『
ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』に次いでこれで3度目。

 イラクを舞台の戦争物は今年まだ記憶に新しい『
ハート・ロッカー』があるが、
 淡々と爆弾処理をする中で生死を紙一重で対峙する個人の葛藤や仲間との軋轢。
 それとは別に上からの指示と言えども、グリーン・ゾーンの中における味方でありながら、
 不況和音の連続。 味方といえども信じられるのか、敵ではないけれどイラン人を信用できるのか。
 共に生死の狭間で描かれる前線の戦士の苦しみや葛藤は、前者とはまた違った切り口で描かれる。
 テンポある展開なれど、映像全体が暗く、やや観ている側が置いていかれがちである。
 ポール・グリーングラス監督のテンポには慣れているつもりだったが、まんまと置いていかれた。
 実際にジャーナリストなるものが、信念を曲げるぐらいの圧力に屈して、何も知らない一般人がそれを読んだとき、
 そのままを受け入れてしまうことは怖いことだし、また上官や本部からの指令が絶対な前線では、
 まさしく正しい判断と選択の余地がない窮地であることはまちがいないところだ。

 『
リトル・ミス・サンシャイン』で甲斐性なしの父親役を演じたグレッグ・キニア、なかなか今回は良かった(笑)

 それにしても隠していると思われる大量破壊兵器を追って、最後まで追い詰められるあの人の顔は、
 かつて話題の的だった人に似ているのは意図的なものなの(笑)

 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まんまと (sakurai)
2010-06-01 09:11:22
おいていかれた・・・
というのは?
あたしの興味にぴったり合致だったもので、不謹慎ながら、どこかわくわくしながら見てました。
いろいろと不満を述べてる方も多いようですが、あたし的には、満足でした。
返信する
良かった~ (cyaz)
2010-06-01 12:52:49
sakuraiさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>あたしの興味にぴったり合致だったもので、不謹慎ながら、どこかわくわくしながら見てました。
そでしたか^^ それは感じ方が大きく違ってきますね(笑)?

>いろいろと不満を述べてる方も多いようですが、あたし的には、満足でした。
良かったですね!
返信する
こんにちは (piatt)
2010-06-02 08:46:11

この作品は、戦争云々より(もちろんいけないことなんですが)、それを伝える情報をいかに正確に伝えるか、そこに悪意があった時、いかに人々が混乱させられ、悲劇が起きるかが根底にあるテーマだと感じました。
身を守るには、冷静に正しい情報を選択して行かなければなりませんね。そこが難しいところです…一国家でさえ、出来ていないわけですが。
TBありがとうございました。すみません、すぐに反映できず、お手数をお掛けしました。
こちらからもTBさせて下さいね。
よろしくお願いします。
返信する
お久しぶりです (michi)
2010-06-02 11:47:47
ご無沙汰してます。

本作、アクションの迫力も凄いですが、
メディアや政府による情報操作の恐ろしさを感じました。
イラク人・フレディのセリフによって、
アメリカや他の国々も、どこか自分たちの優位性を勝手に押し付けている事を直視し
反省をしなければならないような気がしました。
返信する
国家でさえ~ (cyaz)
2010-06-02 12:30:23
piattさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>それを伝える情報をいかに正確に伝えるか、そこに悪意があった時、いかに人々が混乱させられ、悲劇が起きるかが根底にあるテーマだと感じました。
仰る通りだと思います。
ただその背景に国家の表裏を見た思いがありました。
特定しているわけではないですが、皮肉にも見えました。

>身を守るには、冷静に正しい情報を選択して行かなければなりませんね。そこが難しいところです…一国家でさえ、出来ていないわけですが。
究極の選択に近いですが、もし日本が同じ状態におかれたら、
まずマスコミのいい加減な情報に振り回されることでしょう(笑)
返信する
おひさです~ (cyaz)
2010-06-02 12:31:52
michiさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>メディアや政府による情報操作の恐ろしさを感じました。
そうですね、真実を曲げてまでも・・・。

>イラク人・フレディのセリフによって、アメリカや他の国々も、どこか自分たちの優位性を勝手に押し付けている事を直視し反省をしなければならないような気がしました
日本のメディアぐらいいい加減なものはないですから、
日本はそこから整備しなおさないと(笑)
返信する
TBありがとうございました (シムウナ)
2010-12-30 01:49:01
TB有難うございました。
ジェイソン・ボーンシリーズの監督と主演
ということでかなりの期待を持ったのですが
自分にはイマイチでした。しかし、アメリカが
この題材をそして真相を描いたには
感服します。

今度訪れた際には、ブログ記事の冒頭に、
【評価ポイント】☆をクリックしてこの
映画の評価をお願いします(5段階評価)とあって、
☆が5つ並んでいますが、その☆の1つ目~5つ目の
どこかをぽちっとお願いします!!
返信する
真相~ (cyaz)
2010-12-30 09:48:15
シムウナさん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>ジェイソン・ボーンシリーズの監督と主演
ということでかなりの期待を持ったのですが
自分にはイマイチでした。
そうですねぇ。
ややパワーダウンでした。

>しかし、アメリカがこの題材をそして真相を描いたには感服します。
最近、こういうテーマで真相暴露映画が多くなってきました。
返信する

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