
昨年の僕が観た映画の中で邦画のベスト1に上げた作品『父と暮らせば』。
この映画の監督である黒木和雄氏(74)が、10日、広島市中区・平和記念公園に立つ「原爆の子の像」を訪れ、上映館の一つ、岩波ホール(東京)に観客から寄せられていた約8万8000羽の折り鶴をささげたそうです。
岩波ホールでは、昨年7月~12月までこの映画をを上映し、岩波ホール側が「核兵器のない世界を願って鶴を折りませんか」と観客に呼び掛け、集まった折り鶴をロビーに展示していました。
ホール内で鶴を折っている人、またその千羽鶴がロビーに展示しているのも見ました。
千羽鶴については『父と暮らせば』のHPの「折鶴に願いを託して」で次のように書いてあります。
折り鶴は日本の伝統的な文化である折り紙の一つですが、今日では平和のシンボルと考えられています。 そのようになったのには、被爆から10年後に亡くなった少女、佐々木禎子さんが大きくかかわっています。 佐々木禎子さん(当時12歳)は、広島で2歳のときに被爆しましたが外傷もなく、その後元気に成長しました。 しかし、小学校6年生の秋(1954年)に突然、病のきざしが現れ、翌年2月に白血病と診断され広島赤十字病院に入院しました。 禎子さんは回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、闘病生活の後、1955年10月25日に亡くなりました。 禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像をつくる運動が始まり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。 その後この話は世界に広がり、今も「原爆の子の像」には日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられています。
(参考:広島市HP http://www.city.hiroshima.jp/shimin/heiwa/papercrane.html)
黒木監督は、慰霊と平和の願いがこもる折り鶴を前に「これほど多くの人が戦争について考え、平和を望んでいる。 戦後60年の曲がり角で不安と危機感を抱いていることが伝わってきた」と話したそうです。
この映画は登場人物も少なく、殆どが宮沢りえちゃんと原田芳雄さんの二人の親子の会話で成り立っている映画です。 多少広島弁が聞き取りにくい部分もありましたが、時代背景、歴史的事実、あらゆる面から日本人が決して忘れてはいけないものを、この映画は語っています。 今更ながら思い出すと涙が出てくる映画です。 宮崎監督がベネチアの「栄誉金獅子賞」をもらったというニュースの影になりましたが、僕にとってはほんの僅かのニュースでしたが、とても心温まるニュースでしたし、できればまた劇場で観たい作品です。 東京では3月5日~4月8日まで同じ岩波ホールで再上映が決まったそうです。 観ていない方は是非観ていただきたい作品です。
この映画の監督である黒木和雄氏(74)が、10日、広島市中区・平和記念公園に立つ「原爆の子の像」を訪れ、上映館の一つ、岩波ホール(東京)に観客から寄せられていた約8万8000羽の折り鶴をささげたそうです。
岩波ホールでは、昨年7月~12月までこの映画をを上映し、岩波ホール側が「核兵器のない世界を願って鶴を折りませんか」と観客に呼び掛け、集まった折り鶴をロビーに展示していました。
ホール内で鶴を折っている人、またその千羽鶴がロビーに展示しているのも見ました。
千羽鶴については『父と暮らせば』のHPの「折鶴に願いを託して」で次のように書いてあります。
折り鶴は日本の伝統的な文化である折り紙の一つですが、今日では平和のシンボルと考えられています。 そのようになったのには、被爆から10年後に亡くなった少女、佐々木禎子さんが大きくかかわっています。 佐々木禎子さん(当時12歳)は、広島で2歳のときに被爆しましたが外傷もなく、その後元気に成長しました。 しかし、小学校6年生の秋(1954年)に突然、病のきざしが現れ、翌年2月に白血病と診断され広島赤十字病院に入院しました。 禎子さんは回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、闘病生活の後、1955年10月25日に亡くなりました。 禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像をつくる運動が始まり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。 その後この話は世界に広がり、今も「原爆の子の像」には日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられています。
(参考:広島市HP http://www.city.hiroshima.jp/shimin/heiwa/papercrane.html)
黒木監督は、慰霊と平和の願いがこもる折り鶴を前に「これほど多くの人が戦争について考え、平和を望んでいる。 戦後60年の曲がり角で不安と危機感を抱いていることが伝わってきた」と話したそうです。
この映画は登場人物も少なく、殆どが宮沢りえちゃんと原田芳雄さんの二人の親子の会話で成り立っている映画です。 多少広島弁が聞き取りにくい部分もありましたが、時代背景、歴史的事実、あらゆる面から日本人が決して忘れてはいけないものを、この映画は語っています。 今更ながら思い出すと涙が出てくる映画です。 宮崎監督がベネチアの「栄誉金獅子賞」をもらったというニュースの影になりましたが、僕にとってはほんの僅かのニュースでしたが、とても心温まるニュースでしたし、できればまた劇場で観たい作品です。 東京では3月5日~4月8日まで同じ岩波ホールで再上映が決まったそうです。 観ていない方は是非観ていただきたい作品です。

でもDVDはまだ出てないとか???
今回の再上映はラッキー(^:)
岩波ホールと言えば「山の郵便配達」と「おばあちゃんの家」をみました!
どちらも良かったけど、特に「山の郵便配達」はHPを見て泣いて、もち映画を見て泣いて、
帰りにパンフを見て泣いて、ぼろな泣き。。。
山と父子と犬しかでなくって、ただ郵便を配達するだけなのに、めちゃくちゃ良かったです!
主役のお父さんが気に入って「紅いコーリャン」を見て、監督が気に入って「鬼が来た」を見て・・・
中国映画は素晴らしいと感激もひとしお(^^)
なんて、映画の話は尽きないですね(笑)
「父と暮らせば」を見たら感想また書き込みしますね。
(今度は補助椅子じゃないところで見たい←
だって、お尻とっても痛いんです‘‘)
このところず~っと完徹続きです。
目はドライアイになって、涙がとまらない(泣いているわけぢゃなく…)。
頭もぼ~~~~っとしています。どうなるのだろ~。
そんなことはどうでもいいので、
祝! 『父と暮らせば』再上映!
前回の時は、私も折り鶴をふたつ折ってきたので、それは広島に持って行ってもらえたのだ…と嬉しくなりました。
情報を、本当にありがとうございます。
広島。一度は行かなくちゃ、と思います。
はい、昨年の邦画では一押し作品です。
テーマはテーマとして、殆ど二人の会話で織り成すストーリーに
どっぷり浸ってしまいました。
役者の実力はこういう映画で試されるなぁと
ほんとに思いました。
それぐらい、りえちゃんも芳雄ちゃんも、
最高の演技を見せてくれています。
「あばあちゃんに家」はぼくも観ました^^
やはりオススメの映画です。
シンプル・イズ・ベストな映画です。
岩波ホールで上映される映画は、映画を観る環境としては
あまり良いとは言えないものの、
上質の映画をセレクトしてくれていることには賛辞を贈ります!
是非お尻の痛さは忘れますので(笑) 、
御覧になって、感想お聞かせ下さいませませ^^
徹夜続きで大変ですね^^
体、壊さないでくださいね!
鶴、折られましたか!
ひとりひとりの願いが届けばいいですよね~♪
もっともっとこの映画が、誰でもが観れる環境を
作って欲しいものですね!
広島、二度行きましたが、
原爆ドームには行ったことがないです。。。
8月5日と6日は、広島ではこの映画の特集番組も組まれていたぐらいなのですが、映画の中の宮沢りえさんのセリフで、心に突き刺さるセリフがあったからです。
結局当時は、色々と都合をつけられなかった為に見る事は出来なかったのですが、特集でかいつまんで見ただけでも、あの2人の演技には力があったと思います。
数年前に広島でオフ会をやった時に、他地方の方々はやはり原爆ドームには特別な物を感じた様です。
広島では、当たり前の様に昼休み等を過ごしたりするスペースでもある平和記念公園。
肝心な地元の人間の意識の方が、鈍くなっているのかも知れません。
こちらからもTB入れさせていただきます。
実をいうと、「父と暮らせば」は見たい、見たいと思いつつ、見逃してしまった作品です。だから黒木和雄氏の宮崎の講演をインターネットで読んだときは、やっぱり見に行っておけばよかったと思いました。
直接戦争を体験された人だからこその話に、こういう人の体験や思いを僕らがどうやって継承していくか、とても重要な問題だと感じています。
このところ忙殺されてblogの更新も
滞りがちでしたが、いよいよ復活の兆し!
またいらしてください。m(_ _)m
TBありがとうございました!
映画お好きなんですね。わたしもご覧のとおり、主にフランス映画が好きですが、なかなか日本では上映してくれないので、パリで観ているのはかなり幸せなのかな、と。
「父と暮らせば」はわたしも昨年邦画№1でした。泣けますよね。宮沢りえもいろいろな賞を獲ってくれて嬉しいです。
岩波といえば「眠る男」を観た思い出があります。
またよろしくお願いします!
戦争を考えるのにとても良い映画でした。どんなことでも、実体験出来ることって殆ど無いので、このように原爆被爆後、一人の生き方の大きな戦争の記録がどんなに新鮮に頭の中に入り込みやすいか。それをこんな形に良い映画に育てて貰って、今見ることが出来るのですから、映画って本当にいいものですね。
>これほど多くの人が戦争について考え、平和を望んでいる。 戦>後60年の曲がり角で不安と危機感を抱いていることが伝わって>きた」と話したそうです。
私もその一人でございます。。
是非、観たい。絶対観に行きたいと思います。