京の昼寝〜♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』

2011-12-30 19:19:19 | 邦画

 


□作品オフィシャルサイト 「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
□監督 成島 出
□脚本 長谷川康夫、飯田健三郎
□キャスト 役所広司、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、
       袴田吉彦、五十嵐隼士、坂東三津五郎、原田美枝子、瀬戸朝香、
       伊武雅刀、宮本信子、香川照之、益岡徹、田中麗奈

■鑑賞日 12月30日(金)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

  奇しくも2011年最後となった作品。
  昨年2010年には『最後の忠臣蔵』を〆の作品にしようと思いながらも、早く観たいから
 順番を繰り上げて観たけれど、その主演が役所広司で、この山本五十六を演じるのも役所広司。
  果たして彼はダイワワンになるのだろうか(どうでもしいことですが)・・・。
 
 さて、豪華なキャスト陣と僕の好きな成島監督。
 人間・山本五十六を役所広司がどう演じるのかが楽しみだった。

 随分前だが、三船敏郎の『山本五十六』を観て、非常に感動した記憶がある。
 1968年公開の作品というから、何故観たのかはわからなかったが、
 おそらく2本立の1本か、酒井和歌子が出ていたからだろう(笑)

 というわけで(どんなわけや〜)どうしても役所・五十六と比べてしまうのだが、
 器の大きさというか、懐の深さというか、風格というか、
 そういう点では僕的に三船・五十六の方がより近いものに映った(実物はもちろん知らないのだが)。

 史実をどう解釈するかは観るものによってそれぞれの感じ方でいいと思うが、
 どうも役所広司の演技者としての力量を過大評価し、
 監督もやや役者の力量任せにしていたという点では、
 いささか物足りなさを感じたのは否めなかった。

 なんとなくだが、戦争版「事件は現場で起こっているんだ〜」(別にギバちゃんが出ているからではなく)的で、
 山本五十六の人間像が中途半端な印象を受けた。
 戦争という史実と日本のおかれた状況、中央と現場の確執、陸軍と海軍の軋轢、
 そして戦争に直面する兵士たちの葛藤や苦悩等々、あらゆるエッセンスを
 詰め込まなければならないのだが、どこか笊で漏れ出しているような気もしたのだが。
 さすがにこれだけのメンバーを集めたのだから、映画としては無難には仕上がっているけれど、
 軸として言いたかったことがいまいち心に届いてこなかった。

 事態を忠実に報道する新聞記者たちにしても、あの状況下で“報道の自由”のもと、
 しっかりと真実を国民に伝えることができたかどうかはわからないし、
 一介の若造記者が五十六と向き合えるかどうかもわからないし、
 たとえ真実に気付いても、それを伝える術として強い真実の言葉を持ち得たかどうかはわからない。

    「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
     話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
     やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」 
                                              山本五十六

  この五十六の代表的な名言ですら、ただ上からなぞった程度の作品だったなぁ・・・。   



 

ジャンル:
映画(DVD)
キーワード
山本五十六 太平洋戦争 聯合艦隊司令長官 山本五十六 酒井和歌子 報道の自由 ギバちゃん 原田美枝子 五十嵐隼士 坂東三津五郎 最後の忠臣蔵
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三船版 (sakurai)
2012-01-11 10:23:11
未見のせいか、私はそれなりに非常に面白く見ました。
>戦争という史実と日本のおかれた状況、中央と現場の確執、陸軍と海軍の軋轢、そして戦争に直面する兵士たちの葛藤や苦悩等々、あらゆるエッセンスを詰め込まなければならない
ここの部分はどのように描いても、様々な立場から突っ込まれると思うのですが、五十六の意に反して戦争にひた走らねばならなかった苦悩が見えたように思えました。
なんだか三船さんだと、やけにぎらぎらしてるような感じがするのですが(見てないのでわかりませんが)、実年齢に沿い、おおらかで芯の通った五十六を役所さんは、表していたように感じました。
わが故郷は奥羽列藩同盟の一員でしたから、川井継之助の精神を引き継ぐ姿に引かれたのかもです。
同じ県人の南雲が、完全悪者という対比の描き方は、ステレオ的だなあと感じましたがね。
男樹〜 (cyaz)
2012-01-11 12:30:23
sakuraiさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>未見のせいか、私はそれなりに非常に面白く見ました。
そうですか^^ それは良かったです!

>ここの部分はどのように描いても、様々な立場から突っ込まれると思うのですが、五十六の意に反して戦争にひた走らねばならなかった苦悩が見えたように思えました。
うん、そこは三船五十六でも描き方は同じでしたね^^

>なんだか三船さんだと、やけにぎらぎらしてるような感じがするのですが(見てないのでわかりませんが)
確かに(笑)
でも男樹と懐の深さと言う面では、役所さんでは役不足だったかもしれません。

>わが故郷は奥羽列藩同盟の一員でしたから、川井継之助の精神を引き継ぐ姿に引かれたのかもです。
なるほど。

>同じ県人の南雲が、完全悪者という対比の描き方は、ステレオ的だなあと感じましたがね。
ま、そこはえこひいきなしで良かったのでは。
五十六の周りが新潟県人ばかりでは、
イエスマンばかりのオーナー会社みたいになってしまいますしね(笑)
こんばんは! (kira)
2012-01-17 19:02:58
そんなに意識しなかったけど・・
もしかしたら、ワタシ、役所さんのこと凄く好きかも〜
ダイワワンも可愛いと思うし〜(爆)

妻の寝所に子供たちとちゃぶ台を運びながら、
メインの魚に手をつけなかった、あのシーンでグッと来ました〜。
新聞記者目線が、、、微妙でした〜。
驕らず〜 (cyaz)
2012-01-18 08:12:20
kiraさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>もしかしたら、ワタシ、役所さんのこと凄く好きかも〜 ダイワワンも可愛いと思うし〜(爆)
なるほど^^
kiraさんは役所さん好きなんですね(笑)

>妻の寝所に子供たちとちゃぶ台を運びながら、メインの魚に手をつけなかった、あのシーンでグッと来ました〜。
あの時代の家長としての姿がありましたねぇ〜
決して驕らず!
同感です (mayumi)
2012-01-23 01:40:44
三船版は 観ていないのですが、ドラマ性が弱いのか
映画としての面白味に欠ける内容だと感じました。
山本五十六が 甘党だったという事だけは、かなり強く伝わってきましたが...
甘党〜 (cyaz)
2012-01-23 08:14:15
mayumiさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>ドラマ性が弱いのか映画としての面白味に欠ける内容だと感じました。
確かにそうですよね^^
成島監督にしては中途半端な結果でした。

>山本五十六が 甘党だったという事だけは、かなり強く伝わってきましたが...
ですよね(笑)

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