京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『ココ・シャネル』

2009-08-17 | 洋画


□作品オフィシャルサイト 「ココ・シャネル
□監督 クリスチャン・デュゲイ
□脚本 エンリコ・メディオーリ
□キャスト シャーリー・マクレーン、バーボラ・ボブローヴァ、マルコム・マクダウェル、サガモア・ステヴナン、オリヴィエ・シトリュク

■鑑賞日 8月9日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 オシャレに縁のない男性でも、“シャネル”というトップブランドは知らない人はいないだろう。 ずいぶん前に「
ココ・シャネル」という映画を観たような記憶があるのだが、ココ・シャネルの半生を描くこの映画、そしてこのあとオドレイ・トトゥの主演で『ココ・アヴァン・シャネル』も続けて公開される予定である。

 ここで注目していたのは、そのココ・シャネルの半生をシャーリー・マクレーンが演じることだ。 実際のココ・シャネルがどういった人生を歩いたかのか、映画は彼女が失敗と成功を繰り返しながら、世界のトップブランドに到るまでを描いている。

 残念ながら老いてからのココ・シャネルをシャーリー・マクレーンが演じていて、殆ど若い頃の彼女はバーボラ・ボブローヴァという女優さんが演じていた。 彼女の演技は初めて観たが、なかなかこの映画に起用されただけの演技力はあったように思う。

 マルコム・マクダウェルは老いてもなお『時計仕掛けのオレンジ』のあの強烈なイメージが色濃く残っていて、それをなかなか払拭できないところだが、ここでは事実はわからないけれど、もう少し老いても男の色気のある男優を使うべきではなかったのか・・・。
 
 シャネルのファッションには殆ど興味がないが、映画の中ではビンテージ物の宝石やバッグ等々、シャネルの歴史そのものに触れたことは感動だった。

 彼女の生き方そのものが、頑なに自身のポリシーを曲げないところは、ある種成功するためのカリスマ性を持ち合わせていたのかもしれないが、それはサクセスストーリーとして描くことにして、もっと内面的な部分に触れて映画を描くべきではなかったのだろうか。 彼女の半生をなぞる程度のものは人の心に残る映画には程遠いものとなってしまっているような感じを受けた。

 と言いつつ、シャネルビルのウインドウの見方は若干変わったけれど・・・(笑)



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4 コメント

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あの女優さん (de-nory)
2009-08-26 21:48:41
cyazさん。こんばんは。
>殆ど若い頃の彼女はバーボラ・ボブローヴァという女優さんが演じていた。 彼女の演技は初めて観たが、なかなかこの映画に起用されただけの演技力はあったように思う。

ほんと、彼女の演技なかなかでしたよね。
素敵な女優さんだと思いました。
返信する
バーボラ・ボブローヴァ~ (cyaz)
2009-08-27 08:35:05
de-noryさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>ほんと、彼女の演技なかなかでしたよね。 素敵な女優さんだと思いました。
シャーリー・マクレーンの演技を期待して行ったのですが、出番は少なく(笑)、むしろ殆ど未知な彼女の演技に魅せられました!
返信する
あたしだけ感想違うかも~(泣) (Ageha)
2009-09-24 19:03:02
先にオドレィバージョンを見た方がええらしいって事で逆にかなり期待して行ったんですが
シャーリーマクレーンの貫禄ある演技と存在感以外は眠かったです。

2作のシャネル映画の間にちょこっと参考までに文庫読みました。
オドレィバージョンのシャネルは確かに
恋愛だけだったら伝記ちゃうしっていうツッコミはあるものの、
ココの外見も
何より中身が限りなく忠実に再現されてる気がしました。

結局シャーリー版シャネルも肝心のファッションの話がサラリでは
どのみち満足はできませんでした。うぅぅ…、
返信する
なるほど~ (cyaz)
2009-09-27 08:59:12
Agehaさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>シャーリーマクレーンの貫禄ある演技と存在感以外は眠かったです。
ありゃりゃ(笑)

>2作のシャネル映画の間にちょこっと参考までに文庫読みました。
さすが^^

>オドレィバージョンのシャネルは確かに恋愛だけだったら伝記ちゃうしっていうツッコミはあるものの、ココの外見も何より中身が限りなく忠実に再現されてる気がしました。
まだ観ていないのでわかりませんが(汗)

>結局シャーリー版シャネルも肝心のファッションの話がサラリではどのみち満足はできませんでした。うぅぅ…、
そうかもしれませんね(笑)
返信する

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