□作品オフィシャルサイト 「トゥルー・グリット」
□監督・脚本 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
□原作 チャールズ・ポーティス
□キャスト ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、ヘイリー・スタインフェルド
■鑑賞日 3月28日(月)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
正直言うと、コーエン兄弟らしからぬ映画だったと思う。
おそらく、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグが入ったからだろう。
彼ららしさが損なわれてしまっている・・・。
これは父親を殺された14歳のマティ(ヘイリー・スタインフェルド)が、
父親を殺した犯人への復讐を誓い、保安官のコグバーン(ジェフ・ブリッジス)とともに、
犯人を追うという追跡劇。
コーエン兄弟独特の主人公の鮮烈なカラーは、ジェフ・ブリッジスの濃い個性で表現はされているものの、
なんともいただけないのはコーエン兄弟の脚本だ。
どことなくキレがなく、変化球もなく、そうかといって速球を投げるわけでもない。
淡々と描かれていく中で、復讐劇も滑稽な色合いに変えられてゆく。
途中で、テキサス・レンジャー役のラビーフ(マット・デイモン)が加わるが、
マティやコグバーンと、マティの父親殺しの犯人、チェイニ(ジョシュ・ブローリン)を共に追うことになる。
しかしながら、何故このラビーフ役にマット・デイモンなのか、そのキャラ作りにも首を傾げる。
チェイニを仇としているラビーフのまったりとした感じはどうもいただけない。
ただ、このマティ役のヘイリー・スタインフェルドは曲者役者を前にして堂々とした演技を見せてくれた。
彼女自身も現在14歳でほぼマティとは等身大。
それまでの出演作というと、短編作への出演ぐらいで長編作はこの作品が初めてだったという。
その割には生き生きとした演技で楽しませてくれた
彼女を起用したと言う意味ではコーエン兄弟のファインプレーだったのかもしれない
余談だが、このコグバーンという人物に強い個性を期待してたのだが、やはりそもそも
持っているジェフ・ブリッジスのご陽気感がやや期待はずれ。
やっぱ『ノーカントリー』のアントン・シガーのような強烈個性が欲しかったなぁ
この映画の続編ってないのかなぁ(笑)
そういえばこの映画にもジョシュ・ブローリンが大金を抱えて逃走する役で出ていたなぁ~
正当派なコーエン兄弟作品でしたね
僕も「ノーカントリー」の方が好きでしたね
とはいえ 映画として 完成度も高く 飽きずに見れました
ヘイリー・スタインフェルド存在感はすごかったですし
先日、王様のブランチで紹介していました。
この女の子、乗馬が上手で馬で川を渡る
シーンが面白かったと言ってました。
乗馬に憧れを持つ私は、羨ましかったです。
>正当派なコーエン兄弟作品でしたね
ちょっとズレていなかったですか(笑)?
>僕も「ノーカントリー」の方が好きでしたね
これ、続編ほしいですね^^
>とはいえ 映画として 完成度も高く 飽きずに見れました
それだKでは満足できないのがコーエン兄弟の映画です。
>ヘイリー・スタインフェルド存在感はすごかったですし
彼女、これからが楽しみな女優さんですね!
>先日、王様のブランチで紹介していました。
ほう、そうなんですか^^
>この女の子、乗馬が上手で馬で川を渡るシーンが面白かったと言ってました。
確かに(笑)
かなりトレーニングしたんでしょうね~
でも馬と仲良しさんだったような印象が(笑)
>乗馬に憧れを持つ私は、羨ましかったです。
もうすぐ本格的に始められるんですか?
「ノーカントリー」序盤の荒野のような渇ききった雰囲気のウェスタン、僕も観たかったです。というか、そんな感じの映画だと勝手に期待しておりました。
コーエン兄弟とスピルバーグ・・・、いまいち食い合わせが悪いかもしれませんね。
組むのは今回が最後にして欲しいかな?
>「ノーカントリー」序盤の荒野のような渇ききった雰囲気のウェスタン、僕も観たかったです。というか、そんな感じの映画だと勝手に期待しておりました。
ですよねぇ(笑)
あまりにも平凡すぎました><
>コーエン兄弟とスピルバーグ・・・、いまいち食い合わせが悪いかもしれませんね。
組むのは今回が最後にして欲しいかな?
クオリティとカラーが違いすぎます。
金出して口出すな、スピルバーグって感じで(笑)
DVD見てるときは、そこまでチェックしてなかったんです。
コーエン色、出し切れてなかったのが、その辺りだったのでしょうか。。。
ラストのドキッとするような終わり方が、唯一コーエンらしさだったのかと思えました。
それも、いろいろな記事を読んで気が付いたんですけどネ・・・。
>スピルバーグが絡んでいたんでしたね、この映画。
そうですね^^
>コーエン色、出し切れてなかったのが、その辺りだったのでしょうか。。。
まさしくその通りですね(笑)
>ラストのドキッとするような終わり方が、唯一コーエンらしさだったのかと思えました。
それも、いろいろな記事を読んで気が付いたんですけどネ・・・。
そうかもしれませんね~
オチぐらいはスピルバーグ色排除で(笑)