□作品オフィシャルサイト 「ワルキューレ」
□監督 ブライアン・シンガー
□脚本 クリストファー・マッカリー、ネイサン・アレクサンダー
□キャスト トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカー、クリスチャン・ベルケル、デヴィッド・バンバー
■鑑賞日 3月22日(日)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
あの独裁者、アドルフ・ヒトラー暗殺計画の首謀者且つ実行者で実在のドイツ人将校
クラウス・フォン・シュタウフェンベルクをトム・クルーズが演じることよりも、
これをトムを使って撮るブライアン・シンガーの裁量に期待した。
また脇もテレンス・スタンプやこういう映画の出演は珍しいケネス・ブラナーなど、一癖も二癖もある役者で固めている。
そもそもワルキューレ作戦の“ワルキューレ”とは、ヒトラーが好きだった作曲家である
ワーグナーの歌劇「ワルキューレ」から命名されたとか。 そしてこれは国内のクーデターなどを防ぐために
備えられた危機管理オペレーションを意味したそうな。
80億円からの巨費を投じ、第二次世界大戦下のドイツの背景をしっかりと作っていたものの、
40回近くヒトラー暗殺が企てられながらも失敗し、どんなに綿密な計画の元にアクションが進むのかと思いきや、
時代背景ということを考慮に入れても、何とも薄い緊迫感に包まれ、その手法や手口はもう一捻りして欲しい感じ。
もちろん当時のワルキューレ作戦を史実に忠実に描いているのだろうが、手に汗握るというか、
普段と違う汗(変な意味ではないが)出ることを期待していた僕としては、何とも炭酸の抜けたコーラのようだった。
実際のシュタウフェンベルクの顔は知らないが、あまりにもトム・クルーズのきれいな顔立ちに眼帯、
ドイツ人の雰囲気を醸し出さない端正な顔立ちが逆にヒトラーやその独裁体制に心底から沸き起こる
憤慨や憎悪を感じるには難しかったのかもしれない。
ま、かみさんはトム・ファンなので満足していたようだが。
やっぱ同じアクションならばスマスマでトム自身が言っていた、次作のM:i:4に期待したいところだ。
そこでまた本来のトム人気を復活させて欲しいものだ。
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確かに、大物の・あれだけ側近が付いている者の
暗殺計画にしてはちょっと・・・♭
初めから、上手く行く可能性は低いですよね。
「あぁ~、バレちゃうよ~、無理だよ~」というドキドキはありました。(笑)
私があの仲間なら計画練り直しを求めます。。。
個人的にはトム・クルーズの副長官(という名称で良かったかしら)
となった人が最後まで忠実だったことが印象に残りました。
逆に、仲間になっておいて最後に寝返った人物(これから観る方の為に
名前は伏せますね)が憎たらしい。結局、保身しか考えていない。
また、ヒトラー崇拝側の偉い人物役が二重アゴどころか
アゴが無いデブ加減に眉をひそめました。。。(あら失礼...)
>予告編を見て、どー見ても陽気なアメリカンのトム・クルーズがドイツ人って無理があるんじゃ~
同じですよ(笑)
彼は、あまり表情の多い役者さんじゃないから、かえってこういう映画はいいのかと思いましたが、イマイチでしたね^^
>確かに、大物の・あれだけ側近が付いている者の
暗殺計画にしてはちょっと・・・♭
ですよね~ 難しいですよね(笑)
>「あぁ~、バレちゃうよ~、無理だよ~」というドキドキはありました。(笑)
時代から、それもちょっとアナログ的な(汗)
>逆に、仲間になっておいて最後に寝返った人物(これから観る方の為に名前は伏せますね)が憎たらしい。結局、保身しか考えていない。
人間、最後の選択を迫られたら、長いものに巻かれますよね、きっと(笑)?
>また、ヒトラー崇拝側の偉い人物役が二重アゴどころかアゴが無いデブ加減に眉をひそめました。。。(あら失礼...)
あはは(笑)
でもヒトラー演じる役者さんは似てましたよね^^
そうですね、ヒトラー演じる役者は似ていましたね。
ちょっと神経質そうな、何を考えているかわからない
不気味な表情や、猫背気味の姿勢を見ていると実際に
実物もこうだったのかな...と想像しました。
これまでの映画やTVドラマで描かれるヒトラーは背筋を伸ばし
アグレッシブなタイプの印象があったのですが、実際には
滅多に人に心を許すことが無い分、陰鬱な雰囲気を
漂わせる人だったのかな...と。
歴史ものを観ると、改めて歴史を詳しく学びたくなります。
>そうですね、ヒトラー演じる役者は似ていましたね。 ちょっと神経質そうな、何を考えているかわからない不気味な表情や、猫背気味の姿勢を見ていると実際に実物もこうだったのかな...と想像しました。
実際のヒトラーの映像を見ると、かなり神経質でせっかちなような気がします。 もっともおっとりしてたら独裁者にはなれないかも(笑)
>これまでの映画やTVドラマで描かれるヒトラーは背筋を伸ばしアグレッシブなタイプの印象があったのですが、実際には滅多に人に心を許すことが無い分、陰鬱な雰囲気を漂わせる人だったのかな...と。
ですね~
というより昔のフィルムは全体的に早いですから、そう感じたのかも(笑)
>歴史ものを観ると、改めて歴史を詳しく学びたくなります。
そのキッカケは大事ですよね~
piyoさん、次からURL入れていただけると嬉しいのですがm(__)m
真実の物語もいいのですが、やはりブライアンには、練りに練った自身の本の映画が合うと思います。
>失敗する・・ということが前提の映画でしたから、真の緊迫感にはどうしても足りないものがありますよね。
それは確かに言えますね(笑)
>真実の物語もいいのですが、やはりブライアンには、練りに練った自身の本の映画が合うと思います。
彼の才能はボクもそこにあると思うんですが^^
自分は本作でシュタウフェンベルク大佐の事や、彼の行った暗殺計画などを知り得たので、トムが似てる似てないはともかくとして、また映画を通して色々と学ばせてもらった気がしますね。
・・・でも本国のドイツの人々からして見たら、外国人が母国の英雄を演じてるのをみて違和感や不満を覚えるのはある意味必然かもしれませんね・・。
>また映画を通して色々と学ばせてもらった気がしますね。
それは貴重でしたね^^
映画から史実を学ぶことも最近多くなりました。
ハリウッドがネタ切れで実話シリーズが多くなってきたせいもありますが(笑)
>でも本国のドイツの人々からして見たら、外国人が母国の英雄を演じてるのをみて違和感や不満を覚えるのはある意味必然かもしれませんね・・。
さて、英雄と捉えているドイツ人がどれほどいるでしょうかね~