『幸せの１ページ』

□作品オフィシャルサイト　「幸せの１ページ」
□監督・脚本　ジェニファー・フラケット、マーク・レヴィン
□原作　ウェンディ・オアー
□脚本　ジョセフ・クォン
□キャスト　ジョディ・フォスター、アビゲイル・ブレスリン、ジェラルド・バトラー、
　　　　　　　マイケル・カーマン、マーク・ブラディ、アンソニー・シムコー

■鑑賞日　９月１３日（土）
■劇場　１０９ＣＩＮＥＭＡＳ川崎
■cyazの満足度　★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　ジョディ・フォスターが来日して精力的にプロモーションをしていたが、こういうコミカルな演技を観るのは珍しいかもしれない。
　しかもかなりリアクションがオーバーなものは（笑）

　でも、僕の目的はもちろんアビゲイル・ブレスリンちゃんの成長する姿（笑）　放題では前作『幸せのレシピ』に続き
　タイトルが“幸せ”続き（笑）　その『幸せのレシピ』ではキャサリン・ゼタ＝ジョーンズと共演、アカデミー賞助演女優賞に
　ノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』ではトニ・コレットと。　比較的いい女優たちと共演しながら成長する姿を観て
　いるのは僕の好きなダコタ・ファニングよりも楽しみな小さな女優さんだ。　子役時代にいい役者とともに共演して力を
　つけてきたのはディカプリオあたりも言えることなのだが。

　対人恐怖症で潔癖症のアレックス（ジョディ・フォスター）。　何年も自宅に引きこもって孤独に暮らしている。
　しかし、その彼女は実は人気冒険小説家アレックス・ローバー（本当はアレクサンドラで世間では男性作家だと思わせている）。

　そのアレックス、小説ネタに行き詰まり、ネットで検索をしているうちに、南太平洋の孤島で暮らす海洋生物学者
　ジャック（ジェラルド・バトラー）の記事に目が止まった。　そして彼の協力を得るためにメールをしたが、
　彼の娘のニム（アビゲイル・ブレスリン）が返信を。　そしてある日ニムからメールが

　南の島の親子の愛情溢れる日々と、冒険アドベンチャーでベストセラー作家のアレックス（アレキサンドラ）が、
　ひょんなことから孤島で繰り広げるコメディ・ファンタジーと言ってもいいのだろうか
　
　ニムのアシカやトカゲやペリカンたちとの触れ合い、ローソンはないけど、大自然の中で色んな出会いがある。
　その一つはアレックスとの出会いだが、メールでＳＯＳを出したおかげで会えたのはいいが、肝心の父である
　ジャックからの無線連絡が途絶え、戻らない日々を最初はそりが合わなかったアレックスだったが徐々に打ち解けていく。

　アビゲイル・ブレスリンはこういう遊び心一杯の作品で、まるで等身大の自分で楽しんでいるところが見えるし、
　ジョディもシリアスな作品とは大違いではしゃいでいるところは必見（笑）　
　ジョディ演じるアレックスは自宅から出たことがないのに一大決心をしてニムのために地球の反対側まで
　飛行機を乗り継いだり、船に乗り込んだり、ヘリコプターに乗ったりでまさに一人珍道中。　そのオーバーにも見える表情が面白い。
　ニムが海賊（おそらく）に扮した観光業者なのだろうが、彼らを撃退するシーンはなかなか面白い。

　と、まあ特にそれ以外に特筆するものはないけれど、とにかく肩の力を抜いて楽しめる作品と言える

　アビゲイル・ブレスリン、次の共演はやはり大物俳優なのだろうか　楽しみだ～