愛丸のサッカー観戦記

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トットナム-マンチェスターC

2009-12-18 09:56:25 | プレミアリーグ
観戦日 12/18(金)       

愛丸’s チェック
9-1という歴史的大勝をして以降勝ちに見放されてるスパーズ。
前節もまさかの敗戦。
ビッグ4崩しを実現させるためには、取りこぼしというものを減らさなければならない。
それと、近い順位のチームとのホームゲームでは必ず勝利すること。
これができれば、4位、あるいは3位というポジションも見えてくる。
それができる陣容であることに間違いはない。
シティは、前節、またまたドロー。
チェルシーに勝利し、これで勢いに乗るかと思われた矢先に、勝ち点2を取り逃がすことに。
こういう勝ちきれない試合が多くなると、スパーズ、ビラを追い越すことができない。
負けないってことはいいことなんだが、これが勝てないとなると話は別。

スパーズが目下のライバルをホワイト・ハート・レーンで完璧に打ち砕いた。
前節の不甲斐無い試合が薬になったのか、この試合でのスパーズの面々の動きは格段によかった。
とにかくシティの選手たちよりも出足が早く、中盤でボールを奪うことが多かったし、ここからの展開がすごくスピーディーだった。
サイドに広大なスペースがあり、レノンを活かすには絶好の展開に。
左のクラニチャルもそれがよくわかってたのか、自分で仕掛けるよりも、大きなサイドチェンジを多様。
これが見事にはまった。
レノンに対峙したシウビーニョのスピード不足は明らかで、もう大人と子供の争いに。
レノンもいつも対峙するSBがシウビーニョだったらなんて思ってるかもしれない。
突破を試みて、それを止められたシーンはなかったのでは。
中盤の両サイドが自分たちの役割をしっかり分かってるから、攻撃がスムーズ。
レノンは縦へ、クラニチャルはカットインして中へ。
先制点は、まさにこの形で奪えた。
右からのクロスをクラウチがヘッド。
このボールはアイルランドがブロックした形になったが、このこぼれをクラニチャルが押し込む。
自分たちの良さを引き出してのゴールで、この点が決まった段階で、もうスパーズの勝利を予感させた。
2点目もスパーズももうひとつの売りでのゴール。
ゴメスからのロングボールをクラウチが落として、それをデフォーが叩き込む。
クラウチが、この試合、かなり気持ちよさそうにプレーしてたし、ポストプレーも完璧。
この2トップがこれだけやってくれれば、パブリュチェンコもR・キーンもちょっと出番はないかも。
バックアッパーとしての役割を受け入れなければ、新天地を見つけた方がいいかも。
モドリッチも前節から戻ってきたし、これからスパーズはかなり魅力的なチームになるはず。
ビラと、このシティと、もっともっと暴れてもらいたい。
シティは、この敗戦がプレミア2敗目。
何もやらせてもらえずの完敗。
テベス、アイルランドがいつもの動きになかったし、ホビーニョのプレーには精細を欠いた。
ミドルをひとつ放っただけで、ドリブルで仕掛けるシーンはほとんどなかった。
こんなにやる気のないプレーをしてる選手を使う必要はない。
ベラミーがサスペンションで出場できなかったのが響いたか。
こっちサイドでの仕掛けってのがもっと多くなれば、あれだけレノンに好き放題やられることはなかった。
後半の途中からM・ペトロフを使ったが、ホビーニョなんか使うより、M・ペトロフの方が計算できるはず。
レノンの存在は始めからわかってたわけで、指揮官に問題あり。
アデバも全く試合に集中してなかったし、サンタクルスはまだこのチームにフィットしてない。
次節はベラミーも戻ってくるし、テベス、ベラミーの2トップで、左にM・ペトロフ、右にアイルランドって布陣が気持ちを全面に押し出し、いいサッカーができるかも。
ここでしっかり改善しないと、シティはこのビッグ4崩しの和から脱落することに。
どうも、この試合は、守備陣からも気持ちが伝わってこなかったし、やっぱりチェルシー戦で全てを使い果たしたのか。
あのサッカーができれば、スパーズに完敗を喫することはなかっただろうし、気持ちの問題と言うことに・・・。
後半戦、おもいきって監督を代えてみるってことになるとおもしろいんだが・・・。

スコア 3-0

<得点者> 
トットナム   クラニチャル×2、デフォー      
~愛丸's MVP~
レノン(あのベテランシウビーニョを完全に子ども扱い。スピード勝負でこの男に太刀打ちできるSBはそうはいない。守備でも手を抜かず、最高のパフォーマンス)