愛丸のサッカー観戦記

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マンチェスターC-アーセナル

2011-12-19 10:32:12 | プレミアリーグ
観戦日 12/19(月)       

愛丸’s チェック
CLでグループ敗退、チェルシーにプレミア初黒星と、先週は散々だったシティ。
ここでずるずるいってしまうようなことになれば、この順位を守ることができなくなるだろう。
悪いながらもユナイテッド、チェルシーは底力があるし、ここでさらに気を引き締めないと。
難しい相手だが、ホームでの試合だし、なんとかしてでもここは勝利したい。
アーセナルはようやく軌道にのってきたし、ここも期待が持てる。
シティは気持ち的に焦ってる部分があるだろうし、そこをうまくつくことができれば。
ここで勝利すれば、シティとの勝ち点差は6Pに縮まるし、優勝を狙えるところも復活できる。
アーセナルは、この試合が正念場になりそう。

シティは、なんとか連敗を喫することなく、この試合をものにした。
破壊力満点のサッカーでアーセナルをねじ伏せたってことはなかったが、主導権は握って戦うことができたし、なんといっても、クリーンシートで終わらせたことに意味がある。
どうしても失点をしてう試合が多く、守備での不安定さが目立ってたが、この試合は、終盤のアーセナルの猛攻にも耐えた。
J・ハートがいいところでビッグセーブを見せてくれたし、ここが救ってくれた部分もあったが、それでも無失点は無失点。
これで守備陣もひと安心だろう。
コロ・トゥレがCBに戻ってきたことも大きいし、レスコットよりは安心して見ることができる。
SBもこの形が一番しっくりきてるし、右にはM・リチャーズ、左サバレタってのが攻守に安定感がある。
G・バリーも守備的に振る舞えるし、とにかく、守備ブロックが安定してくれば、シティはそうそう負けることはないだろう。
まだまだプレミアは厳しい日程を強いられるが、このパフォーマンスを続ければ、結果は自ずとついてくる。
攻撃では、すっかりバロテッリがFWのファーストチョイスに。
あの個人技はなかなか止められるものでもないし、周囲との連携も日増しによくなっていってる。
気持ちの充実もあるし、これはマンチーニ以下、シティの全ての選手がこの男をしっかりケアできてるから。
このままの状態をキープしてくれれば、もっと大事な場面で大仕事をやってくれそうだし、アズーリでも攻撃の中心になるはず。
アグエロ、D・シルバとさすがと唸らせる攻撃を見せてくれたし、アグエロなんかは時間の経過とともにあのキープ力がチームを救った。
得点こそ生まれなかったが、いいシーンは多く作れたし、バロテッリとの関係もいい。
この2トップはプレミアだけでなく、ヨーロッパでも通用するものだから、余計にCLからの撤退は悔やまれる。
ナスリが本調子にない感じだったのが残念だが、やっぱりこの攻撃のカルテットは見ててわくわくするプレーを披露してくれる。
これにヤヤ・トゥレが絡んできたら、破壊力満点だし、いかにこの形を多く作れるか。
シティはこれでひとつの山を乗り切ったから、ここからまた快進撃が始まる予感。
アーセナルは押し込まれながらも前半を無失点でしのぎ、後半に勝負ってところまではプラン通りだっただろう。
ただ、前半でジュルーがケガ。
CBを4枚並べる布陣で守備の安定が出てきたアーセナルだったが、またしてもケガ人で経験のないミケルを左で起用することに。
ジュルーがやってた右SBにはコシェルニーが回って、なんとか急場を凌いだが、この後半に失点。
コシェルニーの裏をバロテッリにつかれてから生まれたものだったし、もし前半のままジュルーがいあたら、カバーリングって面でも連携は取れてたかもしれん。
せっかく形を手に入れた感があったが、またしてもDFラインを変更することに。
攻撃では、後半、シャマフを入れての2トップにまでしてシティのゴールに迫ったが、J・ハートの壁を打ち破れなかった。
終了間際のFKをサインプレーからベルマーレンの左のシュートも阻まれたし、決まってもおかしくないシュートはいくらでもあった。
ジェルビーニョのスピードシティには驚異だっただろうし、これにウォルコットも自分のプレーを披露できれば、点は奪えたかもしれん。
強豪相手に何かが欠けてしまったら、なかなか勝利することは難しい。
これでシティとの差がさらに広がり、敗戦の数も5まで増えてしまった。
クリスマスから新年にかけての過密日程でどのチームがどう転ぶかわからないが、アーセナルももう一度気を引き締め直さないと、痛い目に合うかも。

 
スコア
1-0
<得点者> 
マンチェスターC   D・シルバ                

~愛丸's MVP~
J・ハート(何度か失点のシーンを防いでみせた。後半AT、ベルマーレンのシュートが枠を外れた際、寝転がって大きく息を吐いたシーンでこの試合がどれだけ気が張ってたかがわかる。この男がこおnクリーンシートの立役者なのは間違いない)